妊娠中には食事での摂取カロリーだけではなく、食事内容の制限も付き物ですよね。それもお腹の中の赤ちゃんへの影響を考えてのことなのですが、ついうっかり控えなければいけない食品を食べてしまうこともあるのではないでしょうか。では、妊娠中に控えなければいけない食品やその理由について見ていきましょう。
妊娠中に控えるべき飲み物は?【お腹の赤ちゃんの為に】
妊娠中に控えるべき飲み物と言えば、大体想像は付くでしょう。アルコールやカフェインの含まれている飲み物です。
まず、アルコールは妊娠中に絶対に飲んではいけないもので、もし妊娠中にアルコールを飲んでしまうと、赤ちゃんの脳や身体の発達障害の危険性が高まります。
それから、カフェインに関しては、「1日に100mg以上ものカフェインを摂取すると、流産や低出生体重児のリスクが高まる。」と言われています。
ちなみに、カフェインの量はドリップコーヒーで100mg、インスタントコーヒーで65mgくらいのようです。なので、コーヒー1杯までにしておけば問題ありませんが、カフェインはココアやお茶、栄養ドリンク、コーラなどにも含まれていることを忘れないでくださいね。
なま物は妊娠中に控えるべき!【流産の危険性】
妊娠中は生肉や生魚、生卵などのなま物を控えるように、医師から指導されることも多いですよね。
まず、生肉に付着していることがある「トキソプラズマ」は、妊娠中に感染すると胎児の脳や視力などの発達に支障が出てしまうことがあります。
それから、生魚に関しては新鮮な刺身であれば問題ないのですが、妊娠中の免疫力が低下している時ばかりは食中毒の感染に注意が必要です。食中毒で下痢を起こすと、腸管の激しい蠕動運動に伴って子宮の収縮も起こりやすく、流産になる危険性があります。
特に生の貝類はノロウイルスの危険性が高いので、念のため火を通して食べることをお勧めします。そして、生卵の殻に付着していることもある「サルモネラ菌」にも、食中毒の危険性があるので注意が必要です。
ナチュラルチーズも控えるべき!【加熱殺菌された物が安心】
妊娠中に控えるべき食品として、チーズは妊婦さんの見落としがちな食品です。
確かに、加熱殺菌されているチーズであれば問題ないのですが、チーズの中にはナチュラルチーズのような加熱されていないものもあります。ナチュラルチーズにはリステリア菌が付着していることがあり、胎児に感染すると流産だけではなく、胎児の敗血症や髄膜炎などの病気の危険性があります。
リステリア菌の感染は早めに発見することができれば、抗生剤での治療で胎児への感染を予防することができるのですが、感染しないのが一番です。
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