ドイツ銀行が破綻するのではないか?リーマンショック再来?という話題を検証

ドイツ銀行株価

最近市場では「ドイツ銀行が破綻するのではないか」という話題がひっきりなしに出てきています。

そこで今回は、そのドイツ銀行の破綻リスクについて、為替に対する考察を交えながら、私なりに解説をしてみたいと思います。

概要の説明というよりは、FX相場における実際の対策に重点を置いて書きます。

ドイツ銀行大ピンチ!?破綻するとリーマンショック以上の危機が起こる可能性も。

ドイツ銀行は、設立から150年近い歴史がある誇る超名門の民間投資銀行です。

ですが、ここ最近は投資業務が非常に上手くいってないらしく、多額の損失を出していると言われています。

ドイツ銀行株価
※画像はドイツ銀行株価の月足チャートですが、殆ど虫の息です。2007年から坂を転げ落ちるように落ちていますが、現在はレンジの最下限近くであり、ここをクリアに破るとドイツ銀行の破綻がいよいよ現実味を帯びてくるのではないかと考えています。

ドイツ銀行が万が一破綻をしてしまうと、リーマンショック以上の金融危機が発生すると言われています。

その理由としては色々とあるのですが、要するに扱っている金額が大き過ぎるわけです。

例えばドイツ銀行が大量に保有している「CDS」という金融商品は残高が7500兆円ほどあるそうですが、これぐらい意味のわからないレベルでお金を扱っている銀行が破綻をすれば、連鎖的な銀行の破綻等は免れないと言われています。

また、ドイツ銀行が破綻をするきっかけとしては、取引先として関係が深い、トルコの破綻、中国のバブル崩壊などが予想として挙げられています。これらが起これば、一発で破産の危機を迎えそうです。

ドル円ユーロドルはその時どうなる?

これについて具体的な事は起きてみないと分かりません。ですがユーロドルやドル円、そしてなによりユーロ円がとんでもない暴落をするのは間違いないでしょう。

例えば、スイスフランショックや先日のフラッシュクラッシュのようなレベルで、ストップもかからず暴落するような状態になる可能性も十分にあり得ます。

ユーロドルチャート

こちらはユーロドルの月足チャートですが、非常に危険な形です。

ドイツ銀行が破綻なら、恐らくギリシャショック時の安値を抜いて、パリティ(等価値)を目指す展開となりそうです。ちなみにパリティまでは後1160pipsぐらいですが、流石にそこでは一度止まるのではないでしょうか。

ドル円に関しては、一応下がるとは思いますが、一番の問題はユーロなので、どこまで落ちるかは結構未知数な部分があります。

一番危ないのはユーロ円ですかね。こちらは凄まじい事になりそうです。

ドイツ銀行危機について個人的に思う事。

という風にドイツ銀行危機について書いてみましたが、個人的な本音を書けば「恐らくドイツ銀行はまだまだ破綻には至らないし、万が一トルコ破綻や中国バブル崩壊を経由せずそうなるとしても、ユーロドルと株価のチャートを見ておけば事前に気づくだろ」と思っています。

流石に破綻前はインサイダー等で下降トレンドが出来ているでしょうから、ユーロドルや株価がガンガン安値を掘っているような地合いで安易な逆張りさえしなければ、暴落に巻き込まれるリスクはかなり軽減されるはずです。

何より、ここまで言われているとそう簡単には倒れないと思っています(笑)誰かしら手を差し伸べようとはするでしょうし、まだまだドイツ銀行自体の体力もあると考えています。

決して楽観視しているわけではありませんが、現状はそこまで過敏になる必要は無いのではないでしょうか。

まとめ

  1. ドイツ銀行は現在株価が低迷しており、危険な水準にいると言えます。中国とトルコも危ない地合いなので、これと結びつけて考えてている方も多いようです。
  2. 万が一破綻という事になれば、ユーロドルはパリティを目指す事になりそうです。
  3. 流石に破綻前は何かしらのサインを出すと思われます。ある日突然「解散!」とはならないでしょう。ユーロドルが現在のレンジを抜ければ、要警戒ですね。

今回はこのような感じで考察をしてみました。また何か考えが変わったり、自体に進展があったとすれば、ツイッターに書くかブログに書きます。

怖がっていたら結局何も出来なくなるので、私はこの件に関してはもうあまり気にしていないようにします。

それと、ショートで一発当ててやろうとは全く思っていないです。なんとか躱す事が出来ればとしか考えていません。こんな考えだからダメなんですかね(笑)

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