少し前の記事でロボアドバイザーについて色々と書きましたが、今回はロボアドバイザーの手数料に焦点を当てて書いていきたいと思います。
この部門では一番有名なWealthNaviですが、ロボアドバイザーの手数料は年間で預かり資産の1パーセントが引かれる事となっています。
で、他の手数料とかは特にかからないため、かなりの明朗会計となっています。
また、WealthNaviには「長期割」というものがあり、預かり額が50万円以上であれば、半年保有していくごとに手数料が少しだけ安くなるシステムもあります。
預かり額50万円なら、5年保有して以降は手数料が0.90に、200万円以上であれば2.5年の保有で0.90の手数料となります。
THEOの手数料
次はTHEOです。こちらは預かり額が多いと手数料を結構引いてくれるそうです。
最安でも0.90パーセントの手数料がかかるWealthNaviよりもやや良心的なのではないでしょうか。
ですが、使い勝手や利回りに関してはWealthNaviの方がいいという声もありますので、一概にこちらがいいとは言えませんが・・・
ロボアドバイザーは手数料が高い?
巷ではこのような声があります。
と、いう意見ですね。確かにそれはそうなのですが、これに関しては私も反論があります。
「それで本当に自分でちゃんと資産運用が出来るのですか?」
やはりここが重要な部分だと思います。
勿論熟練者であれば関係ないのですが、素人がいきなりインデックスファンドとかリバランスだとかなんたらとか言われても「?」としかならないでしょう。
また、自身で投資をするとなれば、人間の最大の敵である欲とか恐怖との戦いを余儀なくされます。
そういう面倒くさい勉強や相場に関する訓練無しに、自動でそこそこの取引をしてくれるのがロボアドバイザーの最大の魅力です。
つまり、初心者がいきなり始めても失敗の可能性が低い、というよりもつまらないミスでやらかすような可能性が、ほぼ無くなるわけです。
相場師を目指すならともかく、「銀行に預けとくと勿体無いからちょっと資産運用しよう」ぐらいのノリであれば、ロボアドバイザーはうってつけの選択肢だと言えるでしょう。
知識は徐々にゆっくりとつけて行って「わざわざ手数料払うのが損だな」と明確に思うようになれば、ご自身の判断で取引してもいいと思いますが・・・
まあその場合は、なまじ詳しくなって「やっぱりレバレッジをかけて為替相場や先物で・・・」という危険はありますけどね(笑)これは修羅の道に足を踏み入れることになります(笑)
ロボアドバイザーは本当に儲かるのか?過去の成績について。
WealthNaviが現在までの成績をまとめています。
https://www.wealthnavi.com/performance
2016年1月からの成績ですね。この期間も割と色々ありましたが、このように右肩上がりのリターンを叩き出しています。
まあ、2016年のダウが15000〜16000ドルぐらいだったので、当たり前といえば当たり前の成績なんですけどね。ちなみに今は26000〜7000ドルぐらいです(笑)
良くも悪くも淡々と買いポジションを持ってくれるので、最終的に株価が上がれば勝ち、ということなんでしょうね。
まとめ
- ロボアドバイザーの手数料は年1パーセント前後です。
- ロボアドバイザーの手数料は高いか安いかでいえば高いのですが、それでも自分で考えてポジションを持ったりしない分。メリットは大いにあると思います。
- ここ数年のパフォーマンスは良好ですが、ダウが倍になっているということだけはご注意下さい。実際、去年4月と今年1月のリスクオフ時はグラフが下がっています。
まあ、結局は米株の命運次第みたいなところもあるので、インデックスファンドで充分といえば充分なのかもしれないですが・・・
個人的には、ゆっくり積み立てていくような取引に使うのはありだと考えています。私ぐらいの年の若者が毎月1万でも積み立てておけば、老後2000万円戦争を戦い抜くための強力な武器となる可能性があります(笑)多分2000万じゃ無くなってるでしょうけどね・・・
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