外国株投資入門①アップル株の買い方

アップル、ボーイング、IBM、ウォルト・ディズニー、ブリティッシュ・テレコムなど、世界の大企業を買う外国株投資。

日本の株式市場が低迷するいま、リスク分散の意味でも、外国株への投資が注目されています。そこで、今回から何回かに分けて外国株への具体的な投資方法をご紹介していきます。

外国株は簡単に買える

外国の株式に投資したいと思っても、どうやって買ったらよいかわからないという方もいるでしょう。昔は東証に「外国部」というポストがあり、最盛期には100社以上の外国企業が上場していました。しかし、出来高が極端に少なく、上場コストに見合わないとして次々に上場廃止企業が出て、今ではポストそのものが廃止されています。

その後、証券会社のシステムが向上し、現在では手軽に世界各国の株式を購入できるようになりました。注文方法は国内株とそれほど大差はなく、特に外国語で取引する必要はないので、初めは馴染みのある有名企業に投資してみるのも良いのではないでしょうか。

アップル株を買う方法

では、具体的な外国株への投資を、もっとも注目度の高いアップルを例にとってSBI証券での売買方法をご紹介しましょう。

アップル

「AAPL アップル」チャート(出典:SBI証券)

まず、外国株を購入するには、外国株取引口座を開設する必要があります。総合口座になっているのであれば、手続きは簡単です。

売買単位は1株から投資することができます。米国株には単元株制度はありませんので、2株や3株など細かい投資ができるのがメリットです。

ただし、売買手数料については、国内株よりも割高になる点は注意が必要です。外国株もNISA(少額投資非課税制度)を活用できますので、長い目でみて成長株に投資するのがおすすめです。

【アップル株の買いコスト具体例】

ログイン後、外国株式→今すぐお取引!→取引と進み、あとは国内株式と同じ注文方法となります。

ただし、指値のみで成り行き注文はできません。

株価100ドル、為替レート113円で1株買い付けの場合、買い付け代金11,300円+手数料2,825円+消費税226円=14,351円が総買い付け代金となります。

手数料と消費税で3千円以上なので、コスト負担率は21.25%とかなり割高ですが、1,000株までは同じ手数料なので、株数が増えるほどコストは下がっていきます。10株投資の場合は買い付け代金113,000円に対し手数料+消費税3,051円ですので、コスト負担率は2.6%に低下します。

以上のように1株だけの投資ではコストを回収するまでにかなりの期間か株価の上昇が必要となりますので、10株程度まとめて投資したほうが採算点を超えるのは早いでしょう。

ゴールデンクロス示現で、アップルは上昇相場へ

さて、アップル株の現状をみてみましょう。上図のチャートを見てもわかりますとおり、下落相場が終わって横ばいから上昇に転じ、ゴールデンクロスが示現しています。上昇相場に転じたあと、現在は一服といったところ。年初来のニューヨーク市場の急落に連動する形で下落していただけに、さすがに割安感から買いが入ったようです。

常に時代をリードする銘柄だけに、新商品が発表される度に期待感から買われる傾向があり、今が絶好の仕込み時といえます。

外国株投資の豆知識① 銘柄コードについて

外国株投資でもっとも特徴的なのは、銘柄コードがアルファベットになっていることです。日本株の場合は「7974任天堂」という具合に4ケタの数字でコードが付されていますが、アメリカ株の場合は数字の代わりにアルファベットで表記されています。

例えばニューヨーク市場の企業業績発表で、いつも最初に出てくる非鉄金属のアルコアは「AAアルコア」と表記されます。この記号をティッカーと呼んでいます。上記で紹介したアップルは「AAPLアップル」となります。実際に取引する場合は最初少し戸惑うかもしれません。

2ケタの銘柄もあれば4ケタの銘柄もあるので、注文の際はよく確認してから発注ボタンをクリックするようにしましょう。

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