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FX基礎知識 取引時間

東京、ロンドン、ニューヨークと市場ごとに微妙にセンチメントが変わる相場

2017/02/16

為替取引の特徴は月曜の早朝にオセアニアで市場が開始してから金曜の夕方のニューヨーク市場で相場が終了するまで、常にシームレスで相場が動き続けることで、その間に休みというものは存在しません。

しかし東京の時間帯が終了し午後四時ごろからロンドン勢がでてくる相場になりますとそれまでのセンチメントががらりと変化することがよくあり、注意をしていくことが必要になるのです。

日本時間の午後四時に注目

東京のプレーヤーにとっては当日の午後四時にすぎませんが、ロンドン勢にとっては昨日から明けて翌日の取引ということになりますので、動きががらりと変わることもあるのです。さらに夜10時を過ぎますとニューヨークタイムに突入し相場の主導権はニューヨーク勢に引き継がれることとなるため、また新しい動きになっていくことが頻繁に見られます。

こうした時間帯には米国では様々な経済指標も発表されることになるため、それまでと全く動きの変わることもありますので、ポジションを持ち続けている場合には、こうした時間帯についても注意を払っていくことが必要になります。

影響を受けやすいのはドルとユーロ

特にこのような大きな流れの変化が起こりやすいのはドルとユーロが多く、その前の時間帯とまったく別の動きをしてしまうことすらありますので、長い時間ポジションをもって取引する方には特に注意が必要となります。

このようなこともあって、市場では時間に影響を受けないためにもスキャルピングの取引で長くポジションを保有しないといったトレードスタイルが多くなってきているのです。確かにリスクをとらないという点ではこうした方法も一つの取引策として考えることができそうです。

最近では為替を動かしていく要因が非常に複雑化しており、国と地域によってそのテーマとなることが微妙に異なっていることもこうした1日の中でのめまぐるしいセンチメントの変化を生み出しているということもできますので、取引時間でプレーヤーが変わる時間帯はその前までの時間の取引にとらわれないようにすることも重要となります。

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