もはやFX取引もモバイル環境での利用が当たり前の時代
2016/05/18
以前から携帯を利用してFX取引ができるようにしていた国内業者は多かったのですが、実際に利用してみますとポジションの状況チェックなどには使えても、接続環境や回線環境の不安定さから、とてもではないですが積極的に売買に使えるデバイスにはなっていなかったのが実情でした。
しかし最近ではLTEに加え、Wi-Fiを利用した常時接続の環境が整い、その接続スピードも家庭で利用しているブロードバンドと遜色のないレベルがモバイルブロードバンドでも提供されるようになっているため、スマートフォンやタブレットから外出先で取引をされる投資家の方が非常に増えているのです。
したがって、これからのFX業者選びもモバイルデバイスでの取引がきちんとできるかどうかを大きなポイントとしていくことが求められています。
現状では、ほとんどの店頭FX業者はモバイルデバイス用にアプリという形でトレーディングツールを提供するようになっていますが、実際に使ってみますと、そのアプリの出来栄えによってかなり売買しやすいものとそうでないものが存在することがわかってきており、単にアプリがあるから取引できるとは簡単にいえない状況となってきているのです。
したがって、できればデモ口座をモバイル環境で利用してみるとか小額の資金を入れて実際に口座開設をして取引をした結果で複数の業者のアプリを比較検討してどこを利用するかを判断していくことがお勧めとなります。
PC用のソフトやサイトでも使い勝手にはかなり優劣があったのがFX取引ですが、ことスマートフォンに関しては、売買までのファンクションが多く非常に使いにくいものというのが実はかなり顕著になってきていますので、スペックだけで信用するのではなく、実際に取引をしてみてそのレベルをチェックすることが肝要です。
一昔前では考えられなかった業者の比較ポイントですが、こうしたアプリが使いやすいかどうかは利益を確保する意味でも大変大きなインパクトを受けるポイントとなりますので、しっかりチェックしていきたいものです。