アストロのアノマリーをどこまで信じるか？
2017/04/23
FX、為替証拠金取引の世界で海外市場を中心にして参加者の話題となるのがアストロに関係するアノマリーです。つまり星の位置関係がFXに影響を及ぼすというものなのですが、国内ではそれほどでもないのに海外勢はFXのディールをビジネスにしているインターバンクノトレーダーでも気にする人はいるようで、なかなか興味深い状況となっています。
たとえば、満月のときにはドル円でいいますと円高になりやすいといったアノマリーはかなり有名ですが、海外投資家は日本人投資家以上に意識しているといいます。みんなが意識しているからこそ、その方向に動くともいえるのですが、占星術とFXの関連性を指摘する著名人も多く、多少は意識してトレードしてみるというのも必要かも知れません。
そのほかにもよくでてくるのが水星や金星の逆行です。こうした星は太陽系の中では地球の内惑星になるため、地球から見ると逆方向に動くことになるのですが、こうした時期にも暴落があったタイミングと重なることが多く注意を喚起する欧米系のプレーヤーは多くなっています。
極めつけはこの4月22日に起こるカージナルクライマックスで、天空で火星、木星、天王星、冥王星がグランドクロスをつくる時期となるため、これまでにないことがおきる可能性がささやかれています。
ちなみに2008年のカージナルクライマックスではリーマンショックが起きていますし、1930年のときには世界恐慌が起きているのです。
もちろん、占星術とFXとの科学的な因果関係はまったくありませんが、市場参加者が同じことに注目しているとこうしたタイミングに簡単に買いあがらないとか、動きが揃ってくるとことが予想され、それが結果としてこれまでと異なる動きになるケースもあるようです。額面どおり真に受けるわけにも行きませんが、外人勢が主体で取引が行われるロンドン時間やNY時間については、該当日の場合、気をつけるにこしたことはないというがこのお話の結論となります。
また「丑年は年末円高で終わるというアノマリーは本当？」の記事も参考にしてください。
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