中小企業の従業員の募集方法について書きたいと思います。

日本経済の求人動向について

日本経済は2012年の底入れから徐々に回復基調に乗り、その影響もあって2013年6月の失業率は4.0%、有効求人倍率は1.09倍とリーマン・ショック発生前後の水準まで回復してきています。

15歳以上の労働力人口は2015年度11,088万人で前年度比11%の減少です。

しかし労働力人口は6,577万人で前年度比22%の増加となっています。これは女性のパート人口の急激な増加が寄与しています。非労働力人口は4,506万人です。

非労働力人口とは、学生、家事従事者、高齢者のことを言います。労働力人口は実質の就労者と完全失業者に分けられます。就労者は6,311万人で完全失業者は265万人です。景気の回復と相まって大幅に減少してきています。

完全失業者とは、仕事がないが少しでも仕事がしたい人、仕事があればすぐにでも就労できる人、就職活動している人、又は採用可否を待っている人です。

求人動向を見ると、建設業、製造業、小売業、サービス業、医療・福祉、その他などで満遍なく求人の増加が見られます。特に医療・福祉で高齢化を背景にして新規採用の増加が著しい、主に女性です。

しかしその中身を見てみると問題山積です。

非正規社員が依然として増え続けている

非正規社員率は依然として全国平均36.6%にも達しています。その内訳は男性21.1%、女性55.8%です。労働市場の人手不足を非正規社員が賄っている図式が未だに続いています。

大企業の社員の平均月収は37.3万円で非正規社員のそれは20.5万円です。

これでは大企業は正規社員より非正規社員の雇用を優先する方針を打ち出すのは当然でしょう。さらに大企業より待遇面でも劣る中小企業の場合は求職者が求める職種や労働条件がかけ離れていて、求職者とのミスマッチが発生しています。

体制面においても、人口減少や少子高齢化の進展の有る中で、持続的な経済成長を達成するには労働力不足対策として今まで以上に女性や高齢者が活躍できる社会の実現が必要と考えられています。

こうした労働環境の中で中小企業はどのような労働力確保の対策を立てるか、企業業績と直結しているだけに悩ましい問題です。中小企業の採用担当者は現況の労働市場の流動性をよく理解して、厳しさが半端ではない事実をよく理解すべきです。

少なくともハローワークに求人票を出しておけば人が集まる、という安易な考え方は通りません。

大企業でさえ既に人材不足が深刻な状態になっています。高卒、大卒共に新卒者の大企業志向は今後も続くと思われますので、人材募集に際しては厳しい姿勢で臨まなければなりません。

中小企業の求人方法

ハローワーク・・・求人の基本形、募集経費はタダ。多くの求職者に求人情報を出せるが専門の知識やスキルを持った人の採用は難しい。求人票のフォーマットが統一されているが、会社の特徴や経営方針、必要としている人物像、待遇など正確に記入しなければなりません。ハローワークだけで求人数が充足する可能性は非常に少ない。

ハローワークで人材募集する方法について ~手続き、費用、メリット、デメリット、助成金など~

自社のホームページ・・・必須の募集媒体です。求職者は自分が希望した会社のホームページは必ず見ます。今時ホームページのない企業はありえません。ホームページは企業の宣伝や紹介を兼ねて従業員募集もページを割いている会社が多いです。会社の雰囲気や業容、先輩の声、企業理念など求職者に伝えたい情報が全て掲載できます。当然閲覧者が多くなくてはなりませんからSEO対策が必要となります。また他の求人媒体に掲載した時には自分のホームページへの誘導コメントも必要です。

求人誌での募集・・・駅やコンビニにおいてある無料のフリーの雑誌類への掲載。特別な知識やスキルを必要としない職種なら有効です。専門のスキルや技能を持った人を採用したいなら専門の業界紙や専門性のある求人媒体などを使う方法があります。

人材紹介会社・・・一定のスキル、知識や技能を必要とする人材を募集するときには有効です。但し成功報酬として年収の20%から30%くらい支払わなければなりません。

人材紹介会社で従業員を募集する方法、費用、メリット・デメリットについて

ネットの転職サイトで募集・・・ネット上には転職サイトが数多くあります。大手の求人情報に掲載依頼することも1つの方法です。自社のPRのスペースが十分とれることと、多くの求職者に見てもらえることが特徴です。

他にも就職、転職フェアーへ出展して個々に面接して求人PRする方法や、学校訪問して直接就職担当の先生に就職予定者を紹介してもらう方法もあります。

これらの求人手法に共通することは、自社の魅力、セールスポイントは何か、欲しい人材の要件、概念そして待遇など明確でなければなりません。魅力が打ち出せない会社には求職者は見向きもしません。

中小企業の大学新卒者の採用の方法

中途採用をする方法、 費用、有効な採用方法について

 

自社専用の採用ホームページを作成してネット求人を募集する方法

従業員を募集する方法としてはネットで採用ページを作り、ネットで募集する方法もあります。

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