換毛期の毛の掃除方法とおすすめアイテム

本格的な夏になり、換毛期まっただ中の7月。抜ける毛の量に毎日のブラッシングが大変ですね。かといってブラッシングをせずに放置しておけば、飼育されているうさぎは上手に換毛できず、暑いまま夏を過ごすこととなります。

夏の暑さはうさぎにとっても大敵。熱中症で動物病院へ運ばれるうさぎも増えていると獣医さんが注意喚起しているほど危険です。

今回は、換毛期のブラッシングをスムーズに行えるアイテムや方法はないのか?というテーマでおすすめの方法や面白いアイテムをまとめてみました。

うさぎの換毛期に飼い主がすべき対策

換毛期は年に4回訪れます。『うさぎの飼育日記⑤~換毛期到来!うさぎの毛替わり時期っていつ?~』の記事でも書いてあるとおり、換毛期は

  • 1月〜3月
  • 4月〜6月
  • 9月〜10月
  • 11月〜12月

の時期に起こります。といってもあくまで目安なので、気温の変化する時期がずれれば換毛期もずれます。地域によって気温も異なるので、これより遅い時期や早い時期に換毛期を迎えることもあります。

ちなみに、我が家のはーくんは7月現在がまさに換毛期のピーク。ブラッシングしても毎日のようにフワフワと抜け毛をまとっています。

ここで困るのが、換毛期の抜け毛の掃除ですよね。みなさんはどのような方法で掃除しているでしょうか。いろいろ掃除のコツはあると思いますが、それより先にするべきは、やはりブラッシングによる抜け毛の処理です。

人間が抜け毛の処理を手伝ってあげることでうさぎの換毛期がスムーズに終わります。室内で遊んでもあちらこちらに落とすこともなくなり、なおかつグルーミングによる飲み込みが減り、毛球症のリスクが軽減します。

少し抜け毛が目立ってきたかな、と思ったら、上記の時期よりずれていても換毛期がはじまっているかもしれません。念入りにブラッシングしてあげましょう。

専用の道具(ラバー製がとりやすくておすすめ→『ドギーマン ウサギのビューティーグルーマー』)を使用すると効率良くとれますが、手元にない場合は手を少し水にぬらして体を撫でてあげるだけで、かなりの量がとれます。

長毛種は毎日ブラッシングしよう、と購入時にペットショップで言われると思います。長毛種でなくても日頃からこまめにブラッシングしてあげることで、換毛期のブラッシングを嫌がることなくさせてくれるようになります。

まずはケージの掃除を楽にするためにも、日常的にブラッシングを、換毛期はとくに毎日ブラッシングをしてあげることを忘れないようにしましょう。

換毛期のケージや床の掃除方法

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うさぎのケージや床の掃除で必要なもの(用意しておくと便利なもの)は、次のアイテムです。

  • ヘッド部分が外せる掃除機
  • コロコロ(粘着カーペットクリーナー)
  • 金属とペットに使える除菌消臭スプレー
  • ゴム手袋
  • ウェット式カーペットクリーナー

毎日ブラッシングをしても、ケージ内には抜けた毛がごっそり溜まります。こちらも気が付いた時に取り除いておきます。ケージでは端に溜まっていることが多いので、そのまま塊をつまんで捨てるだけです。

ケージの柵部分やサークルの柵についた毛は、おおざっぱに掃除機で吸い込んだり、コロコロを当てて取り除いてから細かい部分をとっていきます。掃除機をかける時はうさぎは別の場所に移すか、キャリーバッグに避難させておきましょう。音や振動をかなり怖がる子が多いです。

仮に掃除機の音を怖がらない子であっても、安全のため、掃除の際は掃除する場所から遠ざけておくことをおすすめします。掃除機はヘッド部分を外して使います。最近は軽量タイプの掃除機も出てきたので、うさぎと掃除機を共用したくない人は、小型のケージ専用のものを用意しておくのも良いですよ。

コロコロは百均で売っている程度のもので十分です。小回りのきくミニタイプも便利ですが、通常サイズの方が掃除ははかどります。使う時は柵に対して平行に動かします。柵はだいたい縦方向に鉄棒が並んでいるので、上下に動かします。

一番良いのは丸洗いですが、結構ケージを丸洗いするのは難しいです。とくにアパートやマンションでは、庭がないことが多いので、ベランダかお風呂場で洗う羽目になりますが、狭くて洗いにくいケースがほとんどです。

そのため、丸洗いできない分、掃除機やコロコロを駆使してこまめにゴミ取りをしておきましょう。

また、金属にも使える除菌消臭剤があるので、こういったものを一本持っておくと便利です。ケージに吹きかけてキッチンタオルのような厚手の紙で拭き掃除する方法なら、丸洗いより手軽なのでおすすめです。(ちなみにこれです→→『チャーミスト』)

盲腸糞の食べ忘れや、下痢がケージの床についた時の掃除にも役立ちます。

床の掃除は、ウェット式のカーペットクリーナーを使います。乾いたものだと毛が舞ってしまうだけなので、湿気のあるクリーナーでしっかり吸着させましょう。ホコリ取り用のモジャモジャしたモップ系のものはゴミ捨ての時に毛がほとんど舞うのでおすすめしません。

問題はカーペット部分ですが、これもコロコロと掃除機でとります。吸いきれないものはゴム手袋を手にはめて、ゴシゴシ手のひらで撫で擦ってみてください。摩擦で結構よくとれます。とれたものも塊になるので、取り除きやすくなりますし、人間の髪の毛もついでに絡めとれます。

普段は掃除機で十分です。換毛期のピークになった時だけ、このようなアイテムや方法を駆使して掃除してみてください。衛生面だけではなく、うさぎの毛がコンセントの入り口に入り込んで火事を引き起こす危険もなくなります。

ブラッシングの時に使える吸引アイテムを活用してみよう

ブラッシングしている時に舞った毛をそのまま処理できたら良いのにな、と思い、良いものはないか探してみました。掃除を知っておくことも大切ですが、ブラッシングに舞う毛を少しでも処理しておけば、後々の掃除も簡単に済ませられます。

何かないかなと探しているうちに見つけたのが、牧草マット『わらっこ倶楽部 うさぎの座ぶとん』でも有名なKAWAIさんの集毛器。わらっこ倶楽部の製品の良さを知っているので(愛用しているので)個人的に大好きなメーカーさんです。

集毛器はこんな外見。オモチャみたいな簡素なもので、あまり場所をとらなさそう。

我が家のはーくんもわらっこ倶楽部シリーズの牧草マットが好きで、よくかじってむしって食べています。他社のパクリ品…いえ類似品はほとんど食べないのに、こちらのはよく食べます。100%牧草で、手作り品なので安心して与えられます。

そんな事情もあって、個人的にはKAWAIさんが発売しているものなら期待できるのでは?と思っています。実際うさぎ専門店でも「かなり吸い込みます」と商品紹介していて、動画も掲載されていました。

別の人がアップした動画ですが、動画はこちらが一番分かりやすかったのでご紹介します。

この動画で使用されているのが集毛器です→『youtube動画 ※音量注意

思ったより吸ってくれています。あまりうるさい音がしませんが、うさぎの毛は軽いので大きな音が出るくらいの吸引力がなくても十分吸ってくれるのでしょう。動画を見る限り、買ってみたけど全然使えない!ということはないと言えます。

ブラッシング時に舞う毛もどうにかしたい、と考えている飼い主さんは、こういったアイテムを使用してみてはいかがでしょうか。掃除機の吸い込み口を同じように構えているより安全ですし、うさぎも音に驚いて逃げることがありません。

大手通販サイトでも取り扱っていました。近所にうさぎ専門店がない場合は、通販サイトを利用してみてはいかがでしょうか。

通販サイトの商品紹介ページ→→『USB交換アダプター付グルーミング集毛器』へ

換毛期の毛の掃除方法まとめ

換毛期のピークになると、抜ける毛の量は本当に半端じゃない量となります。昔、一回分集めたことがありますが、スーパーで惣菜パックなどを包むビニール袋なら一袋余裕でいっぱいになるくらいでした。

しかもそれ、ブラッシングでとれた分だけなので、ケージや床にたまった毛を合わせるともっと大きくなっていたはず。それくらい、うさぎの換毛期には大量の毛が抜けるのです。

掃除のコツは、毛が舞う前に処理すること、そして毛が舞わないように処理することです。粘着シールや濡らしたシートなど毛が舞わないような掃除アイテムを使い、多い部分は掃除機で一気に吸い込んでしまいましょう。

ブラッシング時に集毛器を活用して舞う毛の量を抑えるのもおすすめです。

換毛期はうさぎにとって毛球症のリスクもある、命がけの機能。飼い主が掃除でイライラしてうさぎにそのストレスが感染してしまわないよう、掃除のコツをしっかり押さえて効率良く対処してあげてください。

<ブラッシング時のおすすめ>

>>『USB交換アダプター付グルーミング集毛器』の詳細ページへ

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