当ブログへようこそ。はじめまして、管理人のusagi-pan(うさぎぱん)です。
10年近くうさぎを飼っています。これまでの飼育経験は2羽。どちらもミニウサギと呼ばれる、いわゆる雑種(ミックス)の子でした。
現在は3羽目の子を飼っています。我が家では初のネザーランドドワーフですが、上の2羽との生活にこれといって違いはありません。
前に飼っていた子たちとの生活、そして今我が家にいる子との経験を交えて、うさぎの飼い方、うさぎがいる生活の楽しさや飼育の工夫などをご紹介しますね。
うさぎを飼い始めて約12年の管理人が、元気な我が家の愛兎との実体験を交えて、うさぎの魅力や飼い方のポイントを書いていくつもりですので、よろしくお付き合いください。
Contents
*我が家のうさぎちゃん*
ニックネーム:さっちゃん
種類:ネザーランドドワーフ
生年月:2017年3月
好物:パパイヤ ペレット
長男はーくんの命日に生まれた子というところに縁を感じて購入。初めてうさぎ専門店で購入した上、我が家で初の血統書つき純血種です。
フロスティという全体的にちょっと灰色がかった白い毛をしている種類で、あやうく「ケロッグ」と命名されるところだった子(フロスティ=フロストなだけに)
とてつもなく足が速く、褒めるとドヤ顔でめっちゃ走って見せる。
ニックネーム:はーくん
種類:ミニウサギ(雑種やミックスのこと)
生年月:2005年11月
好物:小松菜、うさぎ用ミルク
11歳まで頑張ってくれた男の子。先立ってしまった弟分の世話をやくのが日課だった心優しきアニキ。
羊のぬいぐるみなど、小さきものが好き。やたら寝言が多い。
ニックネーム:チビ
種類:ミニウサギ(雑種やミックスのこと)
生年月:2007年8月
好物:何でも好き
病気で早世した享年5歳の男の子。体が弱かったくせに活発な性格。
兄貴分が大好きでケージから出ると猛ダッシュではーくんを探しに行く。
実際に飼ってみて思うこと
上の子たちは、どちらもいわゆる雑種、先祖にどんな種類がいたのかわかりません。
我が家の長男はーくんはロップイヤーのように大人しいけど、立ち耳だし、次男のチビははーくんの半分くらいの体長で活発な子でした。
たぶんチビはネザーランドの血が入っているんだろうな、と思います。
瞳の色もはーくんは茶色で、チビは水色(血管の色が透けて紫に見えますが)だし、毛色も違う。
とっても個性に溢れた魅力あるミックス達です。
純血種も格好良い子や可愛い子はたくさんいますが、我が家は彼らで良かったと思っています!
ミックス故にどんな成長をするのか楽しみがありましたし、毎日が新しい発見の連続です。
チビはブリーダーでの環境が悪かったのか、購入当初はタオルに怯えて人間を威嚇するような子でした。
そんな子が、数ヶ月後には鼻歌交じりにひざ掛けを振り回して遊んだり、自分からこちらに向かってきて『構って』アピールをしてくるようになってきた時の感動といったら!
はーくんは初めての飼育でたくさん迷惑をかけているにも関わらず、10年以上も元気な姿を見せてくれました。
チビとの多頭飼いでも、アニキぶりを発揮して、通院が多いチビの心の支えになってくれました。
『オス同士は絶対喧嘩する』というイメージを壊してくれた子であり、改めてうさぎにも心があって知能があることを彼に教えてもらったと思っています。
ニューフェイスの三男坊、さっちゃんは残念ながら上の子たちと同じ時間を過ごすことができなかったのですが、はーくんの性格上、きっとすごく可愛がってくれただろうな、と思います。
チビもお兄ちゃんに可愛がられて育った分、弟ができたら結構アニキ風を吹かしたかもしれません。
そんなさっちゃんの難点は、写真写りがものすごく悪いこと!(笑)
初めて会った時から、何度試しても目をつぶった写真ばかり撮れてしまいます。せっかく大きくてキラキラした目をしているのに、なかなか撮らせてもらえません。
うさぎ専門店で初めて会ったときのさっちゃん。何度撮影しても目をつぶる。これはひどい(笑)
ネザーランドドワーフは警戒心が強く、臆病な面を持っています。一方で打ち解けた人にはすごくベタベタになる人懐っこさも持っていて、仲良くなったときの喜びは大きいです。
さっちゃんを飼って実感したのは、「やっぱり血統は重要ではないな」ということ。
ラビットショーに出す人は血統書を重視しますが、ただ一緒に暮らすだけならなくてもあっても関係ないものです。純血種だから特別可愛いということも、純血種だからクセが強いということもありません。
上の子2羽はミックスでしたが、血統書つきのさっちゃんと同じくらい大好きです。正直に言うと、初めてのうさぎちゃんだった長男はーくんが一番特別ですが。そこに純血種やミックスの違いは感じません。
ミックスも純血種も、変わらず可愛いです。
うさぎって?
いつも同じ表情に見えて、実はコロコロ変わってる。
話しかけると聞いていないような顔ですましているくせに、耳はピンとたってこちらに向いていたりして。
犬のようにしっぽを振ることはないけれど、危険がせまったら短いしっぽをたてて仲間に知らせるし、猫のように高いところから飛び降りられないけれど、走ると意外と早い。
ご機嫌な時はプゥプゥ鳴きながら毛づくろいをするし、撫でられて嬉しい時は奥歯をガチガチ鳴らす。
まだまだ知られていないことが多い、不思議で可愛い生き物なんです。
うさぎは無表情で臭い。と思っている人もいるかもしれませんね。特に小学校で飼育小屋の悲惨な状況を見た経験があると、そう思ってしまっても仕方がないのかも。
でも本当は、感情豊かで自己主張が激しい生き物。
綺麗好きだから、きちんと世話してあげれば臭くないんです。
うさぎを飼うって本当に「簡単」なの?
うさぎを飼っている人に、うさぎの飼育について聞いたことはありますか?
多くのうさぎ飼い達が「簡単だよ!」と言うかもしれません。
実際、私も聞かれると「飼いやすいよ」と言ってしまうと思います。
でもこの中には、もうある程度の期間を一緒に過ごしてきて、世話が生活サイクルの中にしっかり組み込まれているからそう言えてしまうような気がします。
最初のうちは苦労しているはずなのに、慣れてくるともう日常の一部になって、面倒になんて感じなくなってしまうんですね。
また、信頼関係や愛情があるので、もはや些細なことでは苦にならないでしょう。
だから、犬や猫、ハムスターや小鳥を飼っている人もきっと同じような感覚を持っているんじゃないでしょうか。
一度うさぎ以外の動物を飼っている人に聞いてみてください。きっと、どんなペットを飼育している人も、「飼うのは簡単だよ」と言うと思います!
言い換えると、まだ生活サイクルにペットとの生活が組み込まれていない初心者目線で考えてみれば、うさぎもその他の動物も「飼うのは大変!」だと感じるかもしれません。
エサを毎日数回与えたり、水もしっかりあげたり、しつけやストレスを発散させてあげることも大切。
もちろん、トイレの世話や病気の治療といった健康管理も必要です。
うさぎに関わらず、動物を飼う際にはしっかりと
- エサ代やいざという時の病院代は用意できるか?
- 毎日世話をきちんとできるか?
- コミュニケーションをとれるか?
この3点をよくよく考えてみましょう。
生き物を飼うことは、それなりの責任を負わなくてはならないのです。
うさぎを飼うメリットって?
小学校では、情操教育の一環としてうさぎ小屋や鶏小屋、飼育小屋が設置されていることが多いですね。
生き物を飼うことで命の大切さを知ることができる、という面もありますが、大人にとってはやはり「癒し」効果が人気のようです。
うさぎを見て、可愛いと感じる人は多いでしょう。
表情がいまいち読み取れないと思う人も、そのふわふわの毛並を撫でることで癒されることもあるはず。
ある程度うさぎに好意的な人に対してはうさぎの癒し効果が発揮され、実際にセラピーアニマルとして用いられるケースは少なくありません。
他にも鳴かないため、生活リズムがバラバラな家族がいても鳴き声が迷惑になることがない点も人気です。
犬や猫のように活発な遊びを楽しむことは難しいです(中にはとても元気に走り回る子もいます)が、ゆっくりと過ごしたい人にとっては、うさぎは最高のパートナーになると思います。
どうやって飼うの?いつ買うの?
うさぎを飼おう!と決めてから、すぐにでもペットショップやブリーダーの元へ行きたいと思いますよね。
でも少し待ってください。
きちんと準備はできましたか?
ペットショップで一目惚れしたから、今しかない!と思っている人も、きちんと計画を立てている人も、まずは最低限の準備をしましょう。
初心者さんのために、うさぎの飼い方をステップごとに分けた記事をアップしています。そちらも参考にしてみてください。
第1回の準備編はこちらです。→→『うさぎを飼う前の準備~初心者のためのうさぎペットの飼育方法その1~』
1.うさぎが過ごせるスペースを作っておこう
うさぎ用のケージを置ける場所を、あらかじめ用意しておきましょう。
ケージのサイズはそれぞれですが、大体60~70cmの幅のものが多いようです。
さらに拳ひとつ分くらいの余裕があると良いですね!
ケージは結構大きいので、スペース確保は必ず事前にしておきたいもの。購入してきたばかりのうさぎはストレスや恐怖を感じているので、はやくケージ内で休めるように準備してあげてくださいね。
2.うさぎの生活必需品を準備
エサ用のお皿、水を入れるボトル、トイレは最低限必要です。
まだまだトイレを覚える段階ではないですが、始めからケージ内に入れてトイレの位置を教えてあげるのは大切。
また、うさぎは水を飲まないというイメージが昔ありました。実際は必要!なので、必ず水ボトルを購入してあげてくださいね。
ペットショップで実際に使用されているものと同じタイプを店員さんに聞いて購入すると、うさちゃんも使い慣れているので安心すると思いますよ。
詳しくはこちらのまとめページをご覧ください
→→『うさぎの飼育に必要なものまとめ』へ
3.エサを用意しよう
こちらも、実際にお店で与えていたものを聞いて購入してください。
初めて飼ううさぎちゃんだから、高級なものを食べさせてあげたい!という気持ちは分かりますが、それはうさぎが新生活に慣れるまで我慢しましょう。
とってもデリケートな生き物なので、環境や食べ物の変化には敏感なんです。
「ここはどこ?知らない匂いがする!知らない食べ物?が置いてある!」とパニックになってしまわないよう、「いつもと同じごはん」で安心させてあげてください。
まずはこの3点を準備します。
できることなら、うさぎのお迎え日はうさぎだけを連れて帰るようにしてください。
たくさんの荷物を一緒に持っていると危険ですし、うさぎ用グッズは大きなものばかりなので持ち運びが大変です。
一目惚れしたからすぐに連れて帰りたい!という場合は店員さんに予約を申し込みましょう。
他の販売中のペットのケージなどに『ご成約済』と札が付けられているようなお店では、うさぎも売約が可能なはず。
「絶対この子じゃないと嫌!」と感じたなら、まずは店員さんに相談を!
ちょっと大変ですが、先に準備をしてから改めてうさぎちゃんをお迎えに行きましょう。
お迎え初日はそっとしておこう
うさぎのお迎えが済んだら、いよいよ楽しい生活の始まりです!
ここで注意したいのが、可愛がりたい気持ちをまずはぐっと抑えること。
すぐにでも撫でたり抱っこしたり、一緒に遊びたいですよね。
でも、新しいおうちに来たうさぎはストレスを感じている状態。できるだけ静かに、刺激しないようにしてあげてください。
うさぎを真新しいケージに入れる前に、トイレやエサ、水の準備をしておきましょう。
しばらくの間は新しいおうちに慣れるよう、人がケージの中に極力手を入れないことが大切です。
また、周囲の景色の変化にも戸惑っているので、様子を見て薄い布でケージを覆ってあげたり、うさぎが隠れられる木製のハウスをケージ内に入れてあげるのもおすすめ。
最低でも2~3日、できれば1週間はエサやりとトイレ掃除以外でケージ内に手を入れないようにします。
また、世話をする時はうさぎの名前を呼んであげたり、顔を合わせる度にこまめに話しかけてあげると、少しずつ飼い主さんに慣れてくれますよ!
さて、まずは飼い始めの基本をご紹介しました。
他にも大切なポイントはたくさんありますので、ぜひ項目別に分けた詳細も参考にしてみてくださいね!
うさぎは大人しい子もいたり元気な子もいたり、とても個体差がある生き物。
毎日が発見の連続なので、うさぎとの生活を楽しんでください!
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うさぎはどこで売っているの?購入方法について ~通販は禁止~
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……どの種類のうさぎを飼えば良いのかお悩み中の初心者さんへ。おすすめのうさぎや人気の種類、そして珍しい種類を解説。
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うさぎの長生きは飼い方次第!正しい方法と愛情が大事
いろいろ調べてみて改めて実感したのが、うさぎを長生きさせる方法は、『正しい飼い方をする』だけということです。中には運悪く体の弱い子や生まれつき寿命の短い子もいますが、そうでない子は普通に飼えばしっかりと長生きしてくれます。
とくに病気のハエウジ症について調べた時などは、強くそう思いました。ハエウジ症はトイレ掃除やケージ掃除をサボらなければ、そうそう簡単になるような病気ではありません。
世の中には、このような飼い主の間違った飼い方が原因で死んでしまうような子もいます。うさぎを長生きさせたいなら、まずは正しい飼い方について知ることを始めてみてください。
私は、長男のはーくんを飼うときに読んだ飼育本で「おやつのあげすぎで歯や顎が溶けて膿が溜まってしまった」うさぎちゃんの記事を読みました。
そのときに衝撃を受けたことで、初心者ながらおやつは1日1粒までとルールを決め、あげすぎないよう意識していました。そのおかげか、我が家のうさぎで甘いものが原因の病気になったことはありません。
最近はうさぎ専用の情報誌も定期的に発行されています。季節ネタもあって便利なので、飼育方法に不安がある人はこういった雑誌を読んでみるのもおすすめですよ!
最もポピュラーな雑誌は『うさぎと暮らす』です。付録もあって楽しめますよ。
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