うさぎの種類の一つに、ミニウサギというものがあります。
厳密にはいわゆる雑種(ミックス)のことを指しているので、種類とは言えないのですが…。
名前に『ミニ』とついていることで、大きさに関するトラブルや誤解が未だ後を絶ちません。
最近では以前に比べ、ミニウサギは小さいうさぎを指す言葉ではないと浸透してきましたが、まだまだ初心者さんには誤解を与えがち。何も知らずにミニウサギを購入して、想像より大きくなって困ったと言う方もいると思います。
そこで、今回は本当に小さいうさぎを飼いたいと思っている方に、おすすめのうさぎをご紹介します!
ミニウサギではなく、その名も『スーパーミニウサギ』です。
Contents
ミニウサギとスーパーミニウサギの差って?
スーパーミニウサギと名前だけ聞くと何やら高級で近代的なイメージが浮かびそうですね。でも、実はこれも雑種。つまりミックスやミニウサギと呼ばれる種類の一部なんです。
ミニウサギの中でも親のどちらかが小さなうさぎだった場合、スーパーミニウサギと呼ばれます。親が小さいから、子供もきっと小さいまま成熟するだろう、との意味合いでこう呼ばれているのだとか。
実際、親が小さいとその遺伝を継いだ子供は小さいまま大人になることも少なくありません。
我が家のうさぎも一羽がずっと子供の頃と変わらない大きさ(体長20cm程度)だったのですが、そのまま大人になりました。
また、通常のミニウサギと同じ扱いだった(スーパーミニウサギの表記はされていませんでした)ので、小さい子を買おうと思ってお迎えしたわけではありません。値段もその他のミニウサギ同様、5,000~6,000円前後でした。
スーパーミニウサギはどこで買えるの?販売店はあるの?
価格もミニウサギと変わらないスーパーミニウサギをどこで購入できるのかですが、どこのペットショップでも購入できるチャンスはあります!
勿論、うさぎの生体を取り扱っているお店に限りますが。
ミニウサギを購入するだけで、運が良ければ我が家のように意図せずともお迎えすることが可能です。
といっても、どうせなら運任せではなく、狙ってお迎えしたいですよね!
スーパーミニウサギは小さいうさぎ、つまりネザーランドドワーフなどドワーフ系のうさぎを親に持つことが多いです。そのため、ネザーランドドワーフの特徴を目安に購入するとスーパーミニウサギに出会える可能性が高くなります。
ネザーランドの特徴は
・顔が丸い
・耳が小さい
の2点です。
しかし子供の頃と大人になってからの姿がかなり変化する個体も多く、確実とは言えません。
そもそも、我が家のうさぎに限って言えば、顔は丸いどころか細長かったし、耳の長さなんて通常のミニウサギの子供と大差なかったんですよね。
当時の私のようにうさぎ飼育初心者さんは、子うさぎの個体差を見分けるのは難しいと思います。
よって、高い確率でスーパーミニウサギをお迎えするには、親うさぎの種類を確認できるお店で購入するのが一番です。大型のペットショップより、ブリーダー直営店で購入するようにしましょう。
スーパーミニウサギを飼う際の注意点
スーパーミニウサギの購入は、ブリーダー直営店で「親がネザーランドドワーフなミックスの子うさぎをください」と言えば、取り扱っている場合は見せてもらえます。
遺伝で体の大きさが決まることが多いので、かなり高い確率で小さいうさぎをお迎えすることができます。
ただし、あくまで確率が高くなるだけ!
親が小さいうさぎなら、100%小さいまま(スーパーミニウサギになる)とは言い切れません。
親の親世代の遺伝が現れた上、その先祖うさぎが大きな種類や通常のサイズだった場合は、その特徴が色濃く出ることもあるのです。あくまで『小さいうさぎのまま成熟する可能性が高い』うさぎでしかない、ということを忘れないでくださいね。
また、体の小さなうさぎは、体力も弱い子が多い傾向にあると言います。いざという時のために、病院への通院や手術費用が確保できるかどうかも、十分に考えておくようにしましょう。
勿論、あくまで傾向なので、ミックス特有の丈夫さを持って生まれた子もいます。
スーパーミニウサギに限らず、ミックスのうさぎは成長が予測できない楽しみがありますので、どんな子に育つのかもめいっぱい楽しんで飼育してあげてください。
スーパーミニウサギを飼うために必要なもの~事前に購入しておきたいアイテム~
スーパーミニウサギを飼うには、通常のうさぎと同じアイテムで良いの?と疑問に思っている方へ。
我が家の2羽目のうさぎ、チビ(大きさ的に恐らくスーパーミニウサギ)の飼育経験と調べた情報をもとに、おすすめグッズをご紹介!是非、参考にしてみてくださいね。
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こちらの、一般的なサイズのうさぎが使う飼育グッズのまとめ記事も参考にしてみてください。牧草などについても解説しています。↓↓
>>『うさぎの飼育に必要なものまとめ』詳細ページへ
スーパーミニウサギにおすすめのケージはこれ!
うさぎ購入の前にケージを用意しておくべきなのは、通常のうさぎもスーパーミニウサギも同じ。ポイントとしては、スーパーミニウサギでも大きなケージを使用して問題なし!ということ。
ケージから出してあげられない時はケージ内で多少運動できるので、大き目のケージでも問題ありません。
むしろ、スーパーミニウサギは活発な性格をしている子が多いため、動き回れる余裕があるのは良いことなんです。
そこでおすすめなのが、こちらのケージです。
選んだポイントは
- 掃除のしやすさ
- 十分な広さ
- 床材のタイプ
の3点を重視しています。
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アドメイト Lapin 掃除のしやすい広々ケージ ノワール
このケージの魅力は、掃除がしやすい引き出しタイプになっている点。トイレを覚えたうさぎもフンだけはトイレ以外でしてしまう、ということが多いです。引き出しタイプだとこまめに床材の下に落ちたフンも掃除してあげられるので、清潔に保てます。
広さもスーパーミニウサギには十分。毎日ケージから出してあげられるなら、この程度でも満足してくれますよ。
床材のタイプはプラスチック(樹脂)製となっています。木製すのこより清潔ですが、こまめに洗ってあげてくださいね。2枚を横に並べたタイプなので、取り外しも設置も簡単にできますよ!
ただ、プラスチック製は滑りやすいという子もいます。以下で紹介するマットなども活用して、怪我の対策もしてあげましょう。
ちなみに、以前使用していたこちらのケージもおすすめ。
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【アイリスオーヤマ 小動物快適ケージ RU-800 パステルグリーン】
引き出しタイプではないのでお掃除は少し億劫ですが、まるごと洗いやすい構造です。こちらも床材は2枚を並べて設置するタイプ。しかも床材とその下のトレーとの隙間が狭いので、片方だけを外して使うことも可能です。
片方だけを外して、牧草をたくさん敷いてあげれば遊び場と足の休息場、そして牧草置場を兼ねてくれるので便利です。
小さいスーパーミニウサギはちょっとしたことで足の爪をひっかけて怪我をしてしまいます。こういった工夫で足が怪我しにくい環境を整えてあげるのもおすすめです!
スーパーミニウサギでも安心のトイレ
スーパーミニウサギのトイレを選ぶ時に注意したいのが、天板の高さ。天板(うさぎが乗るところ)が高い位置にあるタイプは、足をひっかけて爪が抜ける危険があるため、避けることが重要です。
見分け方は『プラスチックの本体の縁より天板がはみ出ていない』ものなら、まずは大丈夫。その点を踏まえたおすすめは、こちらの三角タイプ。
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【ジェックス ヒノキア 三角ラビレット 消臭セット ミルキーホワイト】
金網タイプなのでフンやおしっこがきちんとトレーに落ち、清潔に使えます。子うさぎの時は天板を外してトレーのみで使用すると、もっと安全ですよ。
※ちなみに、我が家では小さい子の様子を見て天板を外して使っていたことがあります。こちらのトイレの選び方に関する記事に詳細があります。↓↓
>>『おすすめのうさぎ用トイレの選び方 ~三角と四角のタイプの違い~』詳細ページへ
栄養たっぷりの1番刈り牧草とペレットで元気なスーパーミニウサギに
実は、スーパーミニウサギの特徴として、体が弱いという点が挙げられます。
これはドワーフ系など体が小さいうさぎに共通した特徴なので、個体差はあれど「通常の大きさのうさぎより体力が少ない」傾向があることを覚えておいてください。
そのため、栄養面にも気を付けてあげたいもの。牧草は1番刈り・2番刈り・3番刈りと種類が複数ありますが、栄養が最も多い1番刈りをおすすめします!
(牧草について詳しくはこちら⇒⇒⇒うさぎ用エサの選び方~最初の牧草は1番刈りがおすすめ~)
口が小さくて噛みにくそうであれば、柔らかい3番刈りを混ぜて与えてあげてくださいね。
牧草のおすすめはこちらです。
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【ラビットプレミアムチモシー500g】
1番刈りの牧草のみ入っている商品です。香りもしっかりパックされているアルミ包装なので、我が家のうさぎの食いつきも良く、おすすめ。
ペレットはなるべく購入したうさぎがお店で与えられていたものを購入するようにしてください。
ただし、安価すぎて不安という場合は、うさぎが新しい家に慣れてから少しずつ上質なものに変えてあげるのも良いと思います。
スーパーミニウサギは胃腸も小さく、弱いため、きちんと年代別や特徴別に配合物が変えられているものがおすすめ。
人気の高いこちらのペレットはネザーランドタイプも出ているため、ネザーランドドワーフを親に持つタイプが多いスーパーミニウサギにはぴったりです。
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【イースター バニーセレクション ネザーランドドワーフ専用 1.3kg】
スーパーミニウサギの健康を守るおすすめアイテム
最後に、スーパーミニウサギを病気や怪我から遠ざけてくれるアイテムをご紹介。体が小さくて体力も少ないスーパーミニウサギは、通常のうさぎが使用しているケージやトイレで簡単に怪我していまうことが多いです。
少しでも健康で長生きしてもらうために、飼い主があらかじめ対策をとってあげましょう。
まず、床材の編み目で爪をひっかけたりしないよう、敷物があると安心です。足を休めたりくつろぐ場所にもなるので、ソアホック対策とリラックスの効果も得られます。
おすすめは、この全部が牧草で作られたマットです。
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【KAWAI わらっこ倶楽部 うさぎの座ぶとん M】
うさぎ専門店のオーナーが開発しただけあって、安全面も完璧。かじったり掘ったり、ストレス解消にだってなります。
※製造しているKAWAI社の公式サイト(→KAWAI社のHPへ)によると、無農薬チモシーを長時間乾燥により滅菌とのこと。一つの商品に使用する牧草の量も多いです。
消化器官も小さ目のスーパーウサギは、毛球症のリスクが高いです。毛が生え変わる時期だけではなく、こまめにブラッシングしてあげてください。
おすすめのブラシはこちらです。
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【ドギーマン ウサギのビューティーグルーマー】
ラバー素材なので皮膚を傷付けることなく、しかもひと撫ででごっそり毛を回収。すぐにブラッシングが終わるので、うさぎを長く拘束せずに済む点も魅力です。
細菌感染によるうさぎの風邪(スナッフル)予防も忘れずに!
そして、これは他のうさぎでも重要なのですが、衛生面に気を付けてあげましょう。スーパーミニウサギのように体力が少ない子は、ちょっとしたことでスナッフル(細菌感染によるうさぎの風邪のようなもの)になります。
スナッフルになると酷い場合は死亡の危険もあるため、普段から対策してあげなくてはなりません。対策として一番効果的なのが、ケージ内や遊ぶスペースのこまめな除菌です。
おすすめの除菌スプレーはこちらです。
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【チャーミスト】
動物に優しいという除菌スプレーの中で、唯一実験結果の書類をサイト上で公表しています。しかも金属の腐食が起こりにくい成分で作られているので、ケージやサークル、トイレの掃除にも使えます。
掃除をした後のケージやサークル、トイレのトレー&天板にスプレーするだけです。少し時間を置いて乾燥させてからうさぎちゃんをケージに戻してあげましょう。
濡れたままでも安全面は問題ありませんが、毛が濡れることをうさぎちゃんが嫌がるので、スプレー直後は注意してください。
スーパーミニウサギを飼うために最初に必要なものまとめ
うさぎの飼育を始める際に必要なグッズは、スーパーミニウサギにも共通しています。
もう一度、こちらでまとめてみました。スーパーミニウサギをお迎えする前に用意しておきたい最低限のグッズは、以下の通り。
- スーパミニウサギ用のケージ
- 三角タイプのトイレ
- 1番刈りの牧草
- ペレット
- うさぎの座ぶとん
- うさぎ用ブラシ
- うさぎ用消臭スプレー
ブラシは必要ないのでは?と思われがちですが、毛球症リスクが通常のうさぎより高いスーパーミニウサギには必須です!換毛期(毛の生え変わり時期)ではなくても、用意してあげましょう。
他にも工夫次第でとっても役立つグッズがたくさん販売されています。まずはここでご紹介したアイテムを揃えて、うさぎの反応を見てみてください。
うさぎの飼育に慣れてきたら、飼い主さん独自の工夫を編み出して、もっとスーパーミニウサギにぴったりな環境を見つけてあげてくださいね。
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