タクシー業界ってどんなところ?働いている年代や性別について
これからタクシー運転手として頑張っていきたいと考えていらっしゃる方にとって、タクシー運転手とはどういう仕事で、タクシー業界とはどのような感じのところなのでしょうか?
初めての方が少しでも不安感なく業務に取り組めるお手伝いになれることを念頭において記事を書かさせていただきますね。
元タクシー運転手がタクシー業界を俯瞰する
まず私のタクシー業界での簡単な自己紹介をしておきます。
私がタクシー運転手として業界に身を置き、業務に勤しんだのは私が50歳になった時です。(今、57歳。もう7年も前の事になってしまいました。)
関西在住の私が勤めたところは京都に本社を置くタクシー会社です。
タクシー運転手を目指そうと思っておられる方ならば、ピンと来られた方もいらっしゃるかも分かりませんね。
私がタクシー運転手をやっていた期間は正味一年間。たかだか一年程度の経験で全てを分かったつもりはありませんが、初めて業界に足を踏み入れる方にとったなら有意義で参考になる意見を紹介出来ることと思っています。では、まずタクシー業界の全体像から紹介していきたいと思います。
タクシー業界は完全なる男社会
タクシー業界は、ほぼどの会社も男性運転手が95%以上を占める男社会の業界です。
最近はテレビドラマなどで女性運転手を取り上げたたりしているシーンも見かけますね。
それを見た人は、タクシー業界って、結構女性の進出が行われているんだ、と思われた方もいるのでは?
しかし、実態はそうではありません。ほぼ男社会の業界です。私が所属しておりました営業所には総数400名近い運転手がおりましたが、女性の数は確か3名だったと思います。圧倒的に男性の割合が高いということが言える業界なのです。
運転手の平均年齢は50歳代
大方の予想通りかも分かりませんね。在籍している運転手の年齢層は50代の人が大半です。彼らのほとんどは転職組です。
ありとあらゆる他業界から大志を持ってタクシー業界にやって来た人ばかりです。(まあ、中にはタクシーの仕事が楽そうだから、みたいな動機で来ている人もいるでしょうが)
年齢的に高齢層になってしまうのは仕方がない事でしょう。若いうちからタクシー運転手を生涯の仕事にしようと思う人が少ないのは確かだと思います。
確か、私が所属していた営業所にも、20歳代は何名かはいましたね。まあ、本人が納得してやっているのなら、別に何の問題もないですけれどね。
最初は誰もが未経験者
タクシー運転手を何歳から始めるかに関係なく、最初のスタート時は全ての方が未経験の方がほとんどです。
運送関係の仕事をやっていた方でも、荷物を運ぶ仕事と人を乗せて運ぶ仕事では、決定的に違ってくる部分がありますので。
それは免許証の問題です。タクシー運転手の業務には通常の第一種の免許では業務が行えません。教習所に通って「第二種」の普通免許を取得しなければならないのです。
第二種の意味あいは、料金を頂いて人やモノを運ぶ、という事です。だから、運転に関してはプロの意識が必要となる、ということが問われるのです。
ただ、プロの意識を勘違いされては困るのでちょっと書き加えておきますね。プロとは決してスピードを誰よりも早く出せたり急スピンや急ハンドルの天才という訳ではありません。
通常の第一種免許所持者以上の安全運転の意識をもって乗車されているお客様に安全と快適の両方をご提供する。これが第二種免許を所持する者の本分であり求められる技量となるのです。
さいごに
如何だったでしょうか?今回はほんの簡単にタクシー業界についての触りの部分をご紹介致しました。
次回からはどんどん、この業界について掘り進んだところも書いていきたいと思いますし、タクシー運転手の仕事をもっと掘り下げていきたいと思っています。

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