ホクロ除去クリームはおすすめできない!エステや自己処理が危険な理由

自力のホクロ除去は危険

こんにちは、管理人のクロ子です。私がホクロ除去を受ける前は、『ホクロ除去=美容外科だからめっちゃ高い!』というイメージがありました。

そんなわけで自分でホクロ除去しちゃおうかな?と思ったこともあったんですが、クリニックに行って良かったです。

というのも、自力でのホクロ除去は、行政が認識しているくらい深刻なトラブルが起こっているらしいのです。

今回は自力でホクロ除去することの危険性を、実際のトラブル事例に絡めてご紹介しますね。自力で済ませようかな?と思っている方は、その前にどんなリスクがあるのか知っておいてください。

ホクロ除去を自力でする方法はあるの?

ホクロ除去をクリニックなどの専門医療機関にかからず行う場合は、どんな方法があるのか調べてみました。

一般的な方法は、以下のようなものでした。

  • ホクロ除去クリーム、ジェル
  • もぐさ
  • カソーダ

それぞれの方法別に、具体的な内容とリスクをご紹介していきますね!

ちなみに膨らんだものなら自力で切り取るという猛者もいるみたいですが、細菌感染の危険や、傷跡が高確率で残ることもあり、ここでは挙げていません。

管理人も小さいものを爪で引っかいて取れないかな?と試したことがありますが、傷が治った後にホクロが復活していたので無駄に痛い思いをしただけでした。

ホクロ除去クリーム、ジェル~危険かつ違法性のある方法~

台湾など海外発のクリームで、日本国内では輸入代行業者によって販売されている商品です。中には「漢方」とつけて、いかにも効果がありそうな名前で販売しているものもあるようです。

国内では販売されていないため、ホクロ除去クリームを使ってホクロを取ろうと考えるなら、輸入代行を行ってくれる業者を経由して購入することになります。

海外製で安い&1回購入すれば、かなりの回数使えるというメリットがあるため、中高生を中心に専門機関での除去費用が捻出しにくい人々の間で使われているアイテムです。

「傷跡が残る」との口コミが多かったので、私は最初あまりおすすめできない方法だなあ、と思っていただけなのですが、認識が甘かったです。

実はこのホクロ除去クリーム、専門科や元輸入代行業者が警笛を鳴らすほどの危険アイテムだったんです!

漢方ほくろ除去クリームの正体は皮膚を腐食させる作用のある強酸です。
出典:咲くらクリニック ブログ

ホクロ除去クリームのメカニズムは、強い酸性のクリームでホクロを肌ごと焼きとってしまうもの。ホクロがあった場所は腐食によって削り取られるため、火傷状態となり、ケロイドが残ります。

愛知県のとある美容サロンが、このホクロ除去クリームを使用した違法サービスを行っていたとして、たびたび行政から注意などを受けており、その問題行為の告発サイトまで作られています。

告発元のサイトはこちら↓
ほくろ除去クリーム情報.com

告発された美容サロンのように、お店の中でクリームをホクロに塗って施術する行為は医療行為にあたるため、違法行為です。

2008年には国民生活センターがホクロ除去クリームによる被害の相談を受けており、けして推奨できる方法ではないことが分かります。

ホクロ除去クリームを購入して自分で塗ることはもちろん、セルフサービスでクリームを提供するサロンで施術を申し込むことも、おすすめしません。

もぐさ

お灸で使われているもぐさをホクロの上に置いて、お灸でカサブタのように取る方法です。

こちらはお灸自体が市販されているため、自力で実践しやすいメリットがありますが、国民生活センターからトラブルの報告があったと発表されています。

息子が、インターネット通販でホクロを取るために、もぐさを購入して使ったらしく、顔や首、肩や腕など何か所もやけどをした。焼けあとは、中心が茶色で周りが黄色くなっている。急いで形成外科を受診したところ、根が残っているのでまた出てくると言われた。
出典:ホクロ取りでの危害

もぐさは肌表面の浅いところにあるホクロをカサブタ状にして除去するだけなので、根の深いホクロには効果が期待できません。

しかも、トラブル事例のようにホクロの周囲の皮膚も含めて火傷の危険を持っています。

実際にもぐさでホクロ除去を行った人の体験談を見ると、ホクロ除去も1回のお灸で終わるわけではないそうです。

http://ほくろもぐさ失敗.soudan110.com/

こちらの体験談では、毎日もぐさをホクロの上に乗せて火をつける方法を、毎日2週間以上行ってようやくホクロが除去できたことが書かれています。

毎日、2週間以上ももぐさをホクロに乗せて火をつけて熱さに耐えることを、火傷の危険がある方法を繰り返す自信はありますか?私はちょっとありませんでした。

場所によっては難しい方法ですし、火傷ができれば治療費がかかるため、ホクロ除去費を節約するためにもぐさを買った意味がなくなります。

カソーダ

ひまし油と重曹で作られた、アメリカで販売されているクリームです。ホクロ部分に塗ると乾燥してカサブタ状態になったホクロが取れるという仕組みで、もぐさの効果と良く似ています。

現地では当然のように使われており、日本のAmazonでも取り扱われていますが、こちらも安全で確実な方法からは程遠いアイテムです。

強いアルカリ性のクリームをホクロに塗って、ホクロをカサブタ状態にするカソーダ。

材料となっている重曹は、お掃除アイテムとして役立つことでも有名です。つまり、タンパク質汚れも落とすくらいの強いアルカリ性なので、同じタンパク質の皮膚も溶かしてしまうんですね。

重曹は料理に使われることもあるうえ、ひまし油は化粧石鹸などでも使われることのある成分なので、カソーダは危険のないもののように思えてしまいます。

しかし、実際はここでご紹介した他のアイテム(ホクロ除去クリーム・もぐさ)のように皮膚に火傷を負わせる危険のあるものです。

重曹と組み合わせて作るカソーダは、ホクロをカサブタ状態にしてポロリと取れるようにするものです。

実はここが注意すべき点!近年の傷の治療に関する考え方では、カサブタを作ると傷跡ができやすくなることが分かっています。

かさぶたができると傷が治ったように見えますが、かさぶたは傷が治らない時にできるものです。かさぶたは表皮細胞が傷口を覆うのを邪魔するだけでなく、細菌の繁殖場所となり、傷を化膿させる原因になります。
出典:京都逓信病院

ホクロをきれいに除去したいのであれば、カソーダは最もおすすめできない方法です!

カソーダを使ってホクロ除去を行おうとした結果、かえってホクロが大きくなってしまった、という体験談もあります。(参考サイト→『ハッピーを集めよう**ハブロ~ほくろ取りカソーダを試してみた結果は~』)

ホクロ除去の専門クリニックなら傷跡が残りにくい理由

ホクロ除去を皮膚科や美容外科など、専門のクリニックで行うと、自力で行うより傷跡リスクが減ります。

その理由は、ここのページでご紹介したような危険なアイテムを使わないから、だけではありません。

  • ホクロ部分しか削らない(切らない)
  • 傷に合わせた薬を処方する
  • 傷の状態に合ったケアを提案する

まず、ホクロ除去を行っているクリニックは、多くの症例があるため、ホクロの治療に慣れています。

メスで切り取る場合は、ホクロのある部分ギリギリのラインで切除しますし、レーザーによる施術の場合は、ホクロのメラニン色素のみを焼くマシンを使います。

慣れていない医師が施術を行うと、通常の皮膚まで切り取ってしまうことがありますが、ホクロ除去施術を何度も体験してきた医師であれば、余計な部分を切り取る危険がありません。

もし自力でホクロ除去を行おうとすると、肌を傷つけるクリームをホクロ以外の部分にまで塗ってしまう危険があり、ホクロより大きな傷跡ができてしまいます。

施術後も、専門クリニックなら、傷の状態を医師が把握しているため、適切な薬を処方してくれます。

私の場合は、段階に合わせて2種類のクリームを処方されました。

半年処方された薬を塗ったら、メイクで隠れる程度にまで薄くなり、現在はもうホクロがあった場所が分からないくらいきれいに治っています。

自力で行うと、肌や傷の状態に合った薬を使うことができず、ひどいときには使った薬やケア用品のせいで傷跡が悪化する可能性も出てくるのです。

また、クリニックでホクロ除去を行うと、自宅でのケア方法についても相談できます。

施術中も、施術後のアフターケアも、すべて専門家に任せられるので、傷跡が残るリスクが格段に減ります。

傷跡を残したくない方や、新しい傷跡を作りたくない(悪化させたくない)方は、クリームなど自力でホクロ除去をつるアイテムを使うことは止めましょう。

安く済ませようとして、かえって肌の治療費で高い出費になってしまいます。

自力でホクロ除去は危険!医師のいる専門機関に行こう

値段より安全性

こちらでご紹介したように、自力で行うホクロ除去方法は安全性が確立していないものばかりです。

いわゆる民間療法という言葉で誤魔化されていますが、国民生活センターにいくつもの被害相談が寄せられているように、トラブルが絶えない危険な方法です。

中には悪徳業者がからんだサロンでの施術トラブルもあるので、「自力じゃなく業者にホクロ除去してもらおう」と考えている方も要注意。

トラブルが起こったところは、医師のいるクリニックではなく素人経営による美容サロンです。

美容サロンでホクロ除去はできませんし、傷跡ができた際の正しい治療も行ってもらえません。ホクロ除去を傷跡の心配なく行うには、美容外科や皮膚科、形成外科など医師のいるところへ依頼しましょう。

私はレーザーによる施術と施術後の傷跡治療も含めて、1万3千円程度でした。

※治療費については、下記の体験談もぜひチェックしてみてください。↓
ホクロ除去体験記⑩~レーザー施術の治療費は総額いくら?(保険適用の場合)~』へ

数千円でクリームなどを買って、その後トラブルによる治療費をずっと払うことを考えると、医師によるホクロ除去はそんなに高い金額ではないと思います。(何より安全性が高いですし)

この記事の下でも、管理人おすすめのクリニックや評判の良いクリニックについてご紹介しています。

安く安全に済ませたい人こそ、最初から医師の治療を検討してみてくださいね!

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