一度でもホクロ除去を体験すると、他のホクロもだんだんと気になってきてしまいますよね。
ホクロはちょっとしたことで増えるので、小さいホクロがいくつもできて、少しでも多く除去したいと考えている人もいるでしょう。
そこで、今回は「健康保険を利用して一度ホクロ除去をした人が、もう一度、健康保険を使ってホクロ除去できるのか?」について調べてみました!
Contents
ほくろ除去で健康保険を利用できるケースとは
健康保険を利用してホクロ除去をすることは可能ですが、全員が保険適用の対象となるわけではありません。
ホクロ除去で健康保険を利用するには、そのホクロがあることで生活に支障や危険が生じていることが条件です。
- 洗顔や髭剃りのときに引っかかる
- 視野の邪魔になっている
- 悪性腫瘍(メラノーマ)の可能性がある
簡単にあげると、この3つです。
たとえば、ホクロのある部分が隆起していると、場所によっては引っかかったりして邪魔ですよね。
顔にあると洗顔がスムーズにできなかったり、男性の場合は髭剃りで誤って肌を傷つける原因になってしまったり。女性の場合も眉毛あたりにあると、うっかり剃ってしまいそう。
服を着替えるときに引っかかったり、視界を邪魔する位置にあったりして、どうにも気になる!邪魔!と思うようなものも、保険適用できる可能性が高いです。
私も(除去していない部分ですが)、膨らんだホクロが気になって、無意識に爪で引っ掻いたりしてしまうことがあります。
多くの人が知っているものだと、悪性腫瘍(メラノーマ)の可能性があるから、病理検査をかねて除去するという方法ですね。
ほくろ除去で保険適用できる悪性腫瘍
悪性腫瘍(メラノーマ)とは、いわゆる皮膚がんです。
と言うと、保険適用が可能です。
ただし、これらは大前提として『保険適用での施術が可能』と書かれているクリニックでしか利用できないので、注意。
とくに美容外科など自由診療(自費治療)が多いところだと、理由にかかわらず健康保険の利用不可とされることがあります。
親切なところだと、ホームページなどに「うちは保険適用ありません」と書かれているので、気になるクリニックを事前にチェックしてみてくださいね!
人気クリニックの情報は随時口コミなどを参考にして、当サイトでも情報をまとめています。もしよければ、下のリンクから、主要クリニック情報だけでもチェックしてみてくださいね!
→→『おすすめのほくろ除去クリニックまとめ~傷跡が残らない評判の美容皮膚科(レーザー治療)~』へ
健康保険をほくろ除去に使える回数は何回まで?
徳島県医師会によると、ホクロは31~35歳の人で平均10個程度あるそうです。
一度ホクロ除去の施術を体験すると、次々と気になるホクロって出てきませんか?次はこのホクロをお願いしようかな、といくつものホクロを除去したくなってきます。
でも、健康保険を利用してホクロ除去をした方の場合、疑問に思うのが「2回目のホクロ除去でも健康保険を利用して良いの?」です。
1個目は何とか理由をつけて保険を適用してもらったけれど、さすがに2回目は全額自己負担になっちゃうんじゃないの?と心配ですよね。
健康保険は行政や組合が管理しているので、美容院のご新規さん限定セールのように、クリニックを変えれば誰にも知られず同じサービスを利用できる、というものでもないですし。
そこで調べてみた結果、どうやら条件つきで2回目の施術も保険適用できることが分かりました。
保険適応の場合は月にとれる数に限りがございますが、自費の場合ですと制限はございません。
出典:はなふさ皮膚科
ホクロ除去を行っているはなふさ皮膚科さんの施術料のページには、このように書かれていました。
どうやら、健康保険を使ってのホクロ除去には、1ヶ月ごとに上限があるようです。
この上限がよく分からなかったので、ソノクリニックさんに問い合わせてみた人のブログを参照しますね!
複数除去希望の場合は
同じ月に治療しますと2つ目からは自費(1個につき17000円程,診察費別)となります。
自費でもよろしければ何個でも治療できます。
翌月に治療された場合は、
また保険で治療可能になります。
出典:リセットダイエットマトラブリーUSJ(うっとり素敵な女性)
と、はなふさ皮膚科さんのところでは回数が濁されていましたが、結局、1ヶ月に1回(1ヶ所)まで!が通常のようです。
ホクロ除去治療は施術後に何度か傷跡の経過観察で通うことになりますし、1月目に1個、次の月に1個と施術していっても通院の手間はあまり変わらないと思います。
複数のホクロを除去したい方で保険適用を希望する方は、1ヶ月に1個ずつ施術してもらいましょう!
ただし、次の項目で解説するように、100%保険適用が認められるとは言い切れないのも現状です。
健康保険の使用が認められないことがある理由
2個目以降のホクロ除去で同じように健康保険を利用する際は、次の月以降に治療を受けると認められる場合があります。
しかし、これは100%ではなく、言ってしまうと『健康保険の利用内容をチェックする担当者次第』なのです。
健康保険を利用した治療についての報告を、クリニックは月単位で行っています。
その月の健康保険利用による治療についての診療報酬明細(レセプト)を、各保険機関へ報告してはじめて、医療機関は保険適用で割引されている分の治療費を得ることができます。
月ごとに報告しているので、先月の分とは別々の報告書で報告することになります。よって、同じ治療内容でも月が違う(報告書が別紙になる)と、チェックが通過しやすくなるのです。
もし同じ月に同じ内容の治療を受けてしまうと、場合によってはこの診療報酬明細(レセプト)をチェックする人に『1回分の治療を二重請求しているのでは?』と疑われます。
怪しいと思われると、クリニックはその治療分の報酬を100%もらえなくなってしまうため、できれば同じ月に同じ内容の治療はしたくないのです。
利用できても、診療報酬明細(レセプト)が審査に通過しなければ、後日、全額負担となることもあるため、無理に治療を希望することはおすすめしません。
クリニックによっては明確に2個目以降の治療ができる時期を言われたり、「2か所目からは自己負担のみ」としているところもあります。
複数のホクロ除去に健康保険を利用しようと考えている方は、カウンセリングの際に、必ず確認してください。
2回目のホクロ除去は保険にこだわる必要はなし
ホクロ除去って高いイメージがありませんか?確かにピンキリなので、高いクリニックに任せちゃうと驚くような治療費を請求されることがあります。
一方で、自費治療でも「え、そんなに安くて良いの?保険適用してないのに?」と思うような価格で治療してくれるところも多いようです。
実際に治療費を調べてみて出た結論は、「別に保険のありナシにこだわる必要はない」でした。
詳しくは次の項目で説明していきますね!
ほくろ除去は保険なしでも問題ない
ホクロ除去の費用について調べてみたところ、クリニックによっては他クリニックの保険適用の治療費より安い場合もあることが分かりました。
じゃあ保険適用のクリニックを選ぶメリットって何なの?という話ですが、一応メリットもあるんですよ!
健康保険を利用してホクロ除去を行う場合、以下のようなメリットがあります。
- 初診料や再診料も安くなる
- 薬代も安くなる
- 料金内で病理検査してくれるところも
保険を利用できないクリニックでも、ホクロ除去の施術料金だけ見ると安い場合は多いです。でも、よく読んでみたら、別のところで差が出ていることに気付きます。
たとえば診察料金です。健康保険を利用できるところは、診察料も安く済みます。自由診療(自費治療)のクリニックだと、診察料金も自由に決められるので、結構高いところも多いです。
私が通ったソノクリニックさんは、保険適用で、初診料と再診料は8回分合計2,460円でした。
一方、自由が丘のとある自由診療のクリニックでは、初診料だけで税別3,000円必要だそうです。
傷跡が残らないようにしっかり治療するには、何度かクリニックに通って経過を診てもらい、適切なアドバイスや必要に応じた処方を受けなければなりません。
施術料金が安く済んでも、初診料や再診料が高ければ、合計金額はかなりのものになるでしょう。
ほくろ除去の治療費以外でチェックすべき料金
診察料は500円程度のところもあれば、3,000円くらいかかるところもあります。
大手の美容クリニックほど高い傾向にありますが、最初から治療費に含まれている場合も珍しくないので、クリニックの公式サイトで確認しておきましょう。
治療費も含め、以下の点をチェックしておくと、保険適用による診療費と正確に比較することができます。
- 保険適用による治療かどうか
- 初診料や再診料はいくらくらいか
- だいたいの治療費(施術費や診察費)
- その他の費用(病理検査代など)は必要か
- 施術後はどれくらいの期間、通院するか
- 薬代は別途必要かどうか
- 薬は院内処方か、処方箋薬局か
健康保険をホクロ除去に利用できる条件のひとつが、「皮膚がんなど何らかの異常が疑われること」なので、病利検査の料金込みで施術料金を提示しているクリニックもあります。
ちなみに保険を利用してホクロ除去できるクリニックでも、病理検査なしのところは存在します。
だいたい3,000円程度で申し込めるので、皮膚がん等が心配な方は、一緒に申し込んでみてはいかがでしょうか。
薬代も施術代と同じです。保険適用で安く済めば良いのですが、自由診療は薬も保険適用なしで処方されることがあります。
また、院内処方と院外処方(処方箋をもらって近所の薬局で薬をもらう方式)では、院外処方のほうが手数料を2~3倍支払っており、1,000円以上高くなることも。
ホクロ除去で健康保険を利用するメリットはあります。ただ、初診料なども注意してチェックすれば、十分、保険なしのクリニックでも安く済ませられますよ、ということ。
自分にとってメリットを感じられる人は、保険の有無もクリニック選びのポイントにしてみてくださいね。
病理検査が必要となる皮膚がん(メラノーマ)については、以下のページで詳細を解説しています。特徴や発症しやすい年齢などについてもご紹介しているので、ご一読ください。
→→『ホクロのガン「メラノーマ」はホクロ除去で早期発見できる?』へ
2回目以降のほくろ除去についてのまとめ
ホクロ除去を保険適用で治療する際、回数制限はありませんが、1ヶ月に1回程度に利用を抑えるのが利口です。
同じ月に2回目の施術を依頼すると、保険適用してもらえない可能性が高いです。複数のホクロを除去したい方は、1ヶ月ごとに1個ずつ施術してもらいましょう。
健康保険を使用すると、病理検査つきで安く済ませることができる(ケースもある)のが魅力。
ただし、中には病理検査なしの場合や、自費治療でも別料金で病理検査を受け付けてくれるクリニックもあります。(なので、あまりこだわる必要はないかと)
病理検査にこだわらないなら、無理に健康保険を利用してホクロ除去する必要はありません。意外と自由診療でも思ったより安く済んじゃった!というケースも多いんです。
たとえば、KM新宿クリニック。
KM新宿クリニックは保険適用がありませんが、そもそもの診療費が安いほうなので、こういった自由診療(自費治療)でも安いところを選ぶ手もあり。
※ホクロ除去の費用相場は、別のページでまとめています。健康保険を利用した場合と自由診療(自費治療)の場合の両方を紹介・比較しているので、ぜひ参考にしてみてください!
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