口座の証拠金は儲かったら一定額は必ず出金しておくことが重要

FXにおける口座管理には様々な考え方がありますが、ひとつの方法として、投入証拠金は一定にしておき、利益部分はこまめに別の口座に移しておくというやり方があります。

もちろん拡大再生産で利益を再投入して短期間でさらに原資を大きくするというのは、理論上は決しておかしくはありませんが、実際の取引を行っていますと常に直面することになるのが、何回かのディールに一度は訪れる含み損の存在となるのです。毎回確実に元本が保証されるような投資取引であれば、再投資という発想は間違いありませんが、こうした損益が必ず現れると結果として利益部分も含めて元本を減らしてしまうことになりかねないため、ある程度の利益がでた時には一旦同一のアカウントから別口座に移動させて、

しっかり確保しておくという発想も重要になってくるのです。

特に大きな負けがでるときには巻き添えを食わないという意味でもこうしたこまめな資金管理は結果として助けられることになります。会社の経営と同じような発想になりますが、一定の資金を常に管理して減らさないように運用していくことがFXでは非常に大切になります。もちろん利益からさらに余剰資金を投入していくことも重要ですが、自分の証拠金のベースがいくらなのかを常に意識して投資をしていくこともとても意味のあることになるのです。すべては証拠金の管理からはじまるのがFXで勝ち残っていく極意といっても過言ではありません。まずは自分の証拠金額を常に一定にするところから始めてみると、メリハリのある投資を継続させていくことができるのです。そして一定時期に増資と同じように原資を増やすことでさらに大きな投資を目論んでいくといった方法が、確実かつ堅実なやり方ということができるのです。

こうした管理ができるようになれば複数の業者を利用して口座の証拠金管理をしていくこともできるようになり、スマートな投資を実現していくことができるようになるのです。