南アフリカランド/円の下落はいつまで続くか？2016年予想
2017/02/03
南アフリカのランドについて調べていると気付かされる事があります。
それは、多くのところで言われているのですが、｢ランドは世界の景気に最も影響をされる｣との事です。
例えば、金価格や政策金利に影響される為替などの投資相場は多くありますが、ランドはこれらよりも世界の株価や景気動向に非常に影響され、相関関係が高いのです。
云わば、世界経済全般の先行指標的な意味合いが強いのです。そうなると、ランドの値動きを見極めてから他の通貨を建てるのが得策の様に感じますが、先行指標とは後付けであり結果論的な事だと個人的に思います。
過去には金価格や銅価格、またはバルチック海運指数など先行指数と言われてきたのは多く存在しますが、それが実際に先行指数の役割を果たしたのは確率的に半々、またはそれ以下というのは現実でしょう。先行指数はフライング気味な意味合いも強いので、結果的に他が反映され難いのでしょう。
南アフリカランド投資のメリット
それではランドの為替相場に投資するメリットが無いのかと言われると、そんな事もありません。
それは世界でも稀に見る高金利の国という事です。
南アフリカ、ブラジル、トルコなどは政策金利が高い国なので、上手に利用する事でスワップポイントを得る事が可能だからです。しかし政策金利と現実に証券会社が支払ってくれるスワップポイントには乖離があり、現実的にスワップ利益を狙うなら豪ドル/円、またはトルコリラ/円の方が好都合かも知れません。
その理由は、証券会社によって変動や違いがありますが1万通貨で豪ドル/円なら1日約25円、それがトルコリラ/円なら約110円、一方でランド/円だと10万通貨で約130円になります。安定性を狙うなら低くても豪ドル/円で、高いスワップならランド/円よりもトルコ/円の方が面白いと思うからです。
南アフリカランド/円の下落はいつまで続くか？
現在の南アフリカはインフレ率が大幅に悪化して、ロイター通信の予想を超える結果となっています。
今後は更なる金利引き上げの余地があり、現在は7％ですが2008年6月の12％まで上がる可能性も考えた方が良いです。
ランド/円のチャートだけで判断すると、三角もちあいの形になっているので、現在の下落から一転して円安方向に上昇していく気もしますが、こればっかりは予想出来ません。個人的な考えでは、ランド/円も1996年から現在までの20年間で一番下落しています。
6～7円台で推移しているのは明らかに低すぎると思いますが、前記した世界経済の先行指標として見ると強ち外れている様にも見えません。最低限、月足チャートが反転し陽線になるまでは、買いでは建てられません。
本来ならアフリカの中心になる国で、現状に甘んじる国ではなく経済が一段と発展しても良いと思うのですが、何十年も今の様な状態が続いています。直近の大幅な下落は、原油価格の下げに影響されたと思うので、その他の資源価格も含めてこれらが高騰やある程度まで安定しない限り通貨の上昇、安定もないのかも知れません。
さらに踏み込むと、アフリカは投資される側の国なので、資源価格が下落すると一番最初に影響を受けます。そしていつまでも解決しない人種問題や経済格差、テロ不安などがあると、この低迷も必然なのかもと思えてきます。
今年はドルやユーロも円高に動くと予想出来るので、ランド/円が史上最安値を更新し続ける限り、他の円組み通貨も円高で動いていくのでしょう。
急落時こそFX レバレッジをかけない堅実投資が効果を発揮
南アフリカランド円はスワップ金利が高くFXでも人気の通貨となっています。急落リスクはあるものの、利回り換算すると５～６％にもなるので、リスクに対応したリターンをえることができます。
とはいえ、今回の急落で多くのランドトレーダーがロスカットされてしまったことでしょう。
ただ、レバレッジをかけずに堅実投資をしていた場合はむしろチャンスで6.5円台といった安値で買うことができています。（2017年2月現在ではランドは8.5円まで回復しており、6円台で勇気をもって買えたかが勝負の分かれ目になっていましたね。）
南アフリカランドのような高スワップ通貨は為替差益を取りに行くというよりかは、いかに長期保有しスワップを得れるか、そして、1年～2年スパンで為替が大きく上がってきたときに為替差益もとれるかが重要になっていきます。
南アフリカランドFXにおすすめの口座はSBI FXトレードです。
SBI FXトレードはランドでも1通貨から取引ができ堅実投資ができますし、スワップも140円前後、スプレッド0.99銭は業界の中でもトップクラスです。
また、外為ジャパンもおすすめです。こちらは1000通貨からの取引となりますが、口座開設キャンペーンで堅実トレーダーによる南アフリカランドFXの3年間の取引履歴を全公開しており、堅実投資マニュアルもついてきますので、FXでの堅実投資法についてよくわからない人は参考にしてみてください。
南アフリカランドFXの堅実投資法については以下のサイトで詳しく書かれていますので参考にしてみてください。
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