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FX投資テクニック ストップロス

FXで大負けしないためには証拠金の理論的な管理が必要【損切りの必要性について】

2016/11/18

FXで大負けする人たちはだいたいが証拠金管理に失敗している人であるということができます。

これは適切なストップロス、つまり損切りを行っていないために生じるトラブルであり、かなり理論的に考えれば証拠金の必要額とポジションのボリュームも見えてくることになるのです。

たとえばドル円ですと最近では1万通貨で4万円ほどの証拠金が必要となります。直近では20銭程度しか動かないことも多いのですが、一般的に1日で60銭程度の動きがあったとした場合、もっとも高いところでドル円のロングポジションをつくってしまい、そのまま一切損切りをしなかった場合には1万通貨で6,000円程度の損害が出る勘定になります。

もちろん業者によってスプレッドが異なりますので、これ以上の損害になることもありますが、仮にこのポジションを保有したままにしておいて、証拠金全体の5%以内にこの損害が収まるためには、少なくとも12万円の証拠金をもっていなくてはならないことになります。したがって12万円で1万通貨ポジションを2つ以上もつと言うのは証拠金管理上は無理ということになるのです。仮に10万円しか証拠金を持っていない場合は、50銭下がってしまったところでどうしても損切りをしなくてはならなくなることになるというわけです。

このように自分がロングでもショートでもポジションを作ったときに最大でどれだけの損失が出る可能性があるかと想定しておくと必要になる証拠金額がわかりますし、それに満たない証拠金の場合には、ポジションをもっと少なくするか、損切りをはやくすることしかこうした証拠金を維持する方法がないということができるのです。

こうした発想で相場に臨んでいれば大きくやられる前に自分みずから損をカットせざるをえなくなるのです。相場に生き残ってきている人達はこうした計算は常に行ってポジションをとっているということをよく理解していくことが肝要です。日常的な取引でこうした発想を常にもちつづけていれば大きくやられるようなポジションの作り方はしないようになるのです。