1歳過ぎると授乳が止めにくくなる?【卒乳の適切な時期とは】

乳時期と言えば、移動するにも何かに触れるにも何をするにも周りの大人に頼らなければ生きていけない時期ですよね。月齢が増すごとに、赤ちゃんは徐々に1人で行動できるようになったり、色々なものに興味を示して触れたりすることが出来るようになっていきます。赤ちゃんにもっともよく接しているお母さんほど、「少しずつ育児が楽になって行くのかな。」と期待でいっぱいかも知れませんね。

1歳を過ぎると卒乳が大変?

ところが、赤ちゃんの中では、いやいや期と言っていつまでもお母さんに甘えたい気持ち、自立したい気持ちの両方があって複雑な気持ちを抱えているのです。自分の気持ちをコントロールすることが出来ない時期だからこそ、わがままでお母さんにとっては大変な時期が始まるのです。「1歳過ぎると授乳を止めるのは大変!」なんて言うことを、育児経験者の多くが言いますよね。

確かに、1歳過ぎて自立に向けて動き出すためには、赤ちゃんとしてはお母さんに触れることで気持ちを安定させようとするのです。だからこそ、1歳過ぎた途端に、お母さんの授乳を止めようと言う気持ちとは裏腹に赤ちゃんの母乳への執着心は増えていくのです。授乳回数が減るどころか、かえって授乳回数が増えてしまうことが多いのです。

多い方だと、何と1日に30回も授乳しているなんて言います。

「いつまでも母乳を飲んでいても、栄養で満たされない。」「母乳で育っていては、いつまで経っても自立できなくなる。」

育児経験者の中には、こんなことを言う方も多いですよね。経験者からこのようなことを聞くと、いつまでも授乳していることが不安になってしまうお母さんもいるかも知れません。

卒乳は焦らなくても大丈夫

でも、決して母乳を与えることは悪いことではありません。授乳していることで栄養で満たされないとか、自立できなくなるなんて言う言葉には、全く何の根拠もありませんよね。母乳で育った子は、思春期になってもぐれにくいと言われているようです。赤ちゃんの気の済むまで母乳を与えていれば、いつかは急に母乳に興味を示さなくなっていきます。(参考:1歳前後のお子さんを持つ卒乳の方法は?

「いつになったらその時期になるのだろう?」と不安に感じるお母さんもいるでしょう。

実は、この時期には個人差があって、早い子で1歳くらいで遅い子で5歳くらいになるようですね。2歳とか3歳になっても母乳と言うと、いかにも自立できていないこのように見えてしまうかも知れませんが、決してそんなことはありません。お母さんが次の妊娠を考えていない限りは、赤ちゃんの求めるまで母乳を与えてあげても良いでしょう。

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