かつては、「子供は日焼けをした方が健康的!」と考えられており、日光浴を勧める大人が多かったですよね。でも、今では紫外線による悪影響を心配して、日光浴を勧める大人は少なくなりました。母子手帳にも15年以上前には日光浴を勧める記述があったのですが、今では「日光浴」ではなく「外気浴」と言う記述に変わっています。では、子供の紫外線対策の必要性、紫外線対策の方法について見ていきましょう。
紫外線が赤ちゃんに及ぼす悪影響は?皮膚ガンの危険性
子供の中でも特に赤ちゃんは肌が薄くてデリケートで、紫外線を浴びると肌の奥にまでダメージが及びやすいものです。紫外線によるダメージは、肌の細胞、遺伝子を破壊してしまう危険性があります。紫外線によるダメージは1回切りではなく毎日のことなので、このまま紫外線を浴び続けるとどんどん肌へのダメージが蓄積してしまいます。
また、成長段階にある子供の肌は、成長を終えた大人よりも細胞分裂が多いものです。なので、紫外線の影響でできた皮膚がんが、大人以上に早く進行する危険性があります。10歳以下で紫外線を浴びている時間が長いと、皮膚がんの発症率が高くなると言うデータもあるようです。
帽子や服などで紫外線対策を!UVカット
夏の暑い時期は半袖、半ズボン、ミニスカート、裸足など、露出の多い服装でいることがほとんどでしょう。いや、男の子の場合には、上半身裸で過ごしている子もいるかも知れませんね。
でも、露出の多い服装では、当然紫外線に当たりやすくなりますよね。だからと言って、日焼け止めを塗っても、日焼け止めの効果は時間とともに落ちてきますし、汗をよくかきやすい時期だと汗と一緒に日焼け止めが落ちてしまうこともあります。帽子や薄手の長袖、長ズボン、靴下などを着用していれば、日焼け止め以上に紫外線を対策しやすいです。
ただ、顔に関しては常に露出している場所なので、つばの大きい帽子を着用するようにしてカバーすると良いでしょう。
服装で限界を感じる部分は日焼け止めでカバー!日焼け止めの選び方
「夏の暑い時期は、薄手とは言え長袖や長ズボンなんて着ていられない。」なんて言う子もいるかも知れませんね。こんな場合には、露出している部分に日焼け止めを使用するのが良いでしょう。
ただ、日焼け止めの種類によっては、子供の肌に刺激的なものもあります。少しでも刺激の少ない日焼け止めを選ぶなら、紫外線吸収剤ではなく紫外線散乱剤を使用したもので、SPAやPAが低めのものを選ぶと良いでしょう。あるいは、紫外線吸収剤が使用されたものでも、紫外線吸収剤がカプセルになったものを使用すれば、多少は刺激が抑えられるはずです。
他には、防腐剤や香料、着色料などの添加物、アルコールなどが使われていないものを使用するのもお勧めです。
赤ちゃんのスキンケアについて紹介しています。
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参考①:スキンケアはいつから始めるべき?【赤ちゃんの時から始めるスキンケア】
参考②:赤ちゃんにも日焼け止めは必要?
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