赤ちゃんのお座り!背中が曲がるのは大丈夫なの?

赤ちゃんは6ヶ月以降になると、だんだんと自分でお座りできるようになっていきます。ただ、1人でお座りができるのは良いのですが、「背中が曲がっていて大丈夫?」なんて思うママもいるのではないでしょうか。確かに、あまりにも背中が曲がっていて、折れてしまわないかと不安になることもあるかも知れませんね。では、赤ちゃんの背中が曲がってしまう理由、背骨への負担を最小限に抑える抱き方について見ていきましょう。

赤ちゃんの背骨は大人とどういうふうに違うの?

大人の背骨は、横から見た時に緩やかなS字カーブを描くのが正常だと言われていますよね。首や腰にカーブがあることで、体の重みが上手く分散されるようになっているのです。

ところが、赤ちゃんの背骨は柔らかく、どうしてもCカーブになって背中が曲がってしまうのです。大人の感覚で行くと「姿勢が悪い。」と心配になってしまいそうですが、赤ちゃんならこれが正常な背骨なので問題ありません。成長とともに、だんだんとS字カーブになっていきます。

赤ちゃんの背骨はどういうふうにS字カーブに近付いていくの?

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赤ちゃんはママのお腹の中にいる間は、足も伸ばさずに背中を丸めた状態で過ごしていますよね。生まれたばかりの赤ちゃんの背中がCカーブになっているのは、ママのお腹の中で過ごしていた姿勢からなのです。生まれて間もない赤ちゃんは寝ている時間が多くて、背中に重みがかかりやすくCの字になった背中の負担が分散しやすくなります。

そして、生まれて3ヶ月もすると首が据わって、首だけではなく背中の骨や筋肉が発達します。実は、S字カーブの中でも首のカーブは、首が据わる過程でできていくのです。さらに、生まれて6ヶ月ほど経つと、お座りができるようになる過程で腰のカーブができていきます。

ただ、この時は、まだ大人のようなしっかりとしたS字カーブが出来上がる訳ではありません。S字カーブが完成するまでには、はいはい、一人歩きなどの過程もあります

背骨への負担を最小限に抑える抱き方のコツは?

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赤ちゃんを抱っこする時には、できるだけ背骨を伸ばしてあげた方が良いと思っている人も多いでしょう。

でも、実際には赤ちゃんの成長に合わせて、もっとも背骨への負担の少ない抱き方を心掛けるのが良いのです。

まず、生まれたばかりで首の座っていない赤ちゃんを抱っこする場合には、ミルクを飲んだ後のげっぷをさせる時以外は横抱きがほとんどですよね。横抱きをしながら鏡をみると、赤ちゃんの背中が自然に丸くなりますよね。これは正常な姿勢なので、わざわざ背中を伸ばそうとする必要はありません

それから、縦抱きでも若干背中が曲がるのですが、2歳くらいになってもこれがこの時期の正常な姿勢だと考えて良いです。不安定な上半身をママの手で支えつつ、自然な背中のカーブを崩さないよう赤ちゃんを抱っこしてあげましょう

赤ちゃんの身体は未熟でデリケート

参考①:赤ちゃんを揺さぶってあやすのは危険!乳幼児揺さぶられ症候群とは?

参考②:赤ちゃんの背骨

 

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