授乳中も妊娠することはできる?

「年子は無計画」なんて言うイメージを持っている方もいるようですが、決してそんなことはありません。最近は出産年齢の高齢化が進んで、第一子を出産したら出来るだけ間隔を置かないように妊娠を望んでいる夫婦も多いのです。年子にもリスクは伴うものの、高齢出産によるリスクの方が大きいですからね。それに年子だと、年齢が離れている兄弟とは違って、年齢が近いだけ同じように育てれば良いと言うメリットもあります。

特に「お子さんが保育園や幼稚園に通う年齢になったら働きたい。」と言うお母さんにとっては、育児に専念する期間を減らせるメリットは有難いですよね。複数のお子さんを同時に保育園や幼稚園に入れることで、保育園の料金が割引が利くこともあります。

ところで、第一子を出産して母乳育児の方でも、授乳中に妊娠することはあるのでしょうか。

もちろん、ありますよ。赤ちゃんに母乳を与えていると、「プロラクチン」と言う排卵を起こりにくくするホルモンが出やすくなるのです。でも、プロラクチンは排卵を止めるのではなく、あくまでも起こりにくくするように作用するものなのです。

また、授乳中には、「オキシトシン」と言う子宮を収縮させるホルモンも分泌されやすくなります。オキシトシンは陣痛促進剤にも使われているホルモンです。だからこそ、妊娠中の授乳は流産のリスクがあることから、授乳をやめるように指示する産婦人科もあるようです。

とは言っても、「オキシトシンを23週以下の妊婦さんに与えても、陣痛が起らない。」とも言われているようですね。授乳をやめるような指示はせずに、お母さんの経過によっては23週まで授乳をさせることも少なくないようです。

ところで、海外では妊娠中ずっと授乳を続けても無事出産を迎えることが出来て、出産後は兄弟に授乳しているパワフルなお母さんもいるようですね。と言う訳で、授乳中でも妊娠することは可能なので、お母さんの体調さえ良ければ無理に避妊することはないでしょう。産後の体調もあるので、お医者さんの指示に従って今後の妊娠計画を考えましょう。

ただ、授乳中で生理が無い場合には、妊娠が分かりにくいこともありますよね。こんな時には、体温をしっかり付けることで体調の変化を把握することです。1ヶ月で低温期と高温期にはっきり分かれていれば、排卵している可能性もあります。妊娠しているかどうかが気になる場合には、仲良くしてから3週間後くらいに妊娠検査薬で確認してみるのもお勧めです。


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