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正社員になっても貧乏は続く・・・ ~極貧から復活できた副業アルバイトとは~

2018/02/03

(前回までのあらすじ)
大学卒業後、フリーターとして働き始めたものの、安定しない収入を嫌い、1年遅れで社会人デビューを果たしました。念願の社会人として張り切って仕事を始めましたが、ここでも思わぬ現実に直面します。

前回の記事:就活に失敗し極貧生活へ ~携帯もガスも止められ水のシャワーで過ごす~

アルバイト並みの給与の契約社員

フリーターから正社員を目指して、自分でもできそうな仕事を片っ端からエントリーしていましたが、良いご縁はなく、苦戦していました。

ところが、とある企業から正社員としては不採用だけど、契約社員として働いてみないかという連絡をいただきました。

仕事内容は顧客から届いた書類の仕分けで、パソコンスキルは不要とのこと。

すぐにでも働きたいと反面、収入面で不安がありました。

正社員ではなく、契約社員。それも時給の契約社員で、時給1200円程度。

かなり低いですが給与を計算してみたところ、なんとか暮らしていけないこともない金額です。ものすごく迷った結果、当時そこ以外で内定をもらえなかったことと、業界大手の企業であることが決め手となり、契約社員として働くことになりました。

家賃が払えなくなる

時給契約社員ということは、働かなければその分給与は少なくなります。

ゴールデンウィークなどの長期休暇があると、翌月の給与は一気に減ります。ですからフリーター、契約社員として働いていた頃はゴールデンウィークはとても憂鬱でした。

そして契約社員の仕事を始めて半年経ったとき、前月に体調を崩して休みが続いてしまったために、その月の給与の手取りがたった12万円しかありませんでした。

その時住んでいたアパートの家賃は6万円。食費や光熱費などの月々の支払いをしたら、家賃が払えません。フリーター時代から毎月ギリギリの生活をしていたために、貯金もありませんでした。

もうどうすればいいのか、途方に暮れました。

そして私は、家賃を支払っている不動産会社に行きました。そこで事情を話し、家賃の支払いを待ってもらえないかと、涙ながらに相談しました。

不動産会社の女性から辛辣な言葉でなじられました。あまりにもひどいことを言われたので何を言われたのか覚えていません。

ただただ泣くばかりの私を見かねた他のスタッフの方が仲介に入り、家賃の半額だけを支払うことでその日は決着がつきました。

そして翌月、給与が入ったその日に残りの家賃の支払いを済ませました。

これが決定打となり、今度こそ正社員として働こうと決心しました。次回の契約は更新しないと上司に伝え、再び転職活動を始めたのです。

正社員になった私が、副業を決意したワケ

幸いにも、すぐに正社員の仕事が決まりました。

社会恐怖症だった自分が、念願の正社員になれたことが奇跡のように感じていました。

フリーターや契約社員時代よりも給与は安定しているし、何よりもボーナスがもらえるのがうれしいので、それを励みに頑張って仕事を続けました。

会社の就業規則により、私がボーナスをもらえるのは入社してから1年後。人生初のボーナスをもらえるその日を、今か今かと待ち続けていました。

待ちに待ったボーナス当日

支給日当日、朝起きてすぐに携帯から銀行口座の残高を確認したところ、ボーナスが振り込まれていないことがわかりました。

口座の残高が前日と同じ金額だったのです。会社の経理が振込先を間違えているのではないかと不安になりながら会社に行くと、上司から呼び出され、今回のボーナスは業績悪化のため、全員支給なしと告げられました。

愕然としました。

もう私は一生お金がない人生なのだろうかと真剣に悩みました。

正社員なのにボーナスがもらえないという厳しい現実を知った私は、会社に内緒で、再び水商売の世界に足を踏み入れることにしたのです。

当日までボーナスが支給されないことを知らせてくれなかった会社に対して不信感もあったので、副業を始めることに抵抗はありませんでした。

副業のクラブで運命の出会い

すぐに掛け持ちでできそうなお店を探しました。確かここで求人は探しました⇒ガールズバイト

副業がバレないように、会社から電車で30分以上かかる、あえて遠いお店を選び、週3日ホステスとして働き始めました。

そこは会員制のクラブで客層が自分の父親世代の人が多く、アットホームなお店だったのでキャバクラほど大変な仕事ではありませんでした。

運命の出会いは、クラブでバイトを始めてから半年以上たった頃でした。

細身のメガネが似合う学生みたいな若い男性。いつも40代以上の男性ばかりを相手に接客をしていた私は、社会人1年目で自分よりも3歳も若いお客様に内心、ドキドキしていました。

クラブバイトについては⇒会員制クラブホステスで働いたときの話 ~夜のお仕事でおすすめのアルバイト~

プライベートでお付き合いが始まる

趣味が豊富で博識な彼のことをもっと知りたいと思ったのがきっかけで、初めてプライベートでお客様とお会いすることになりました。

何度かデートを重ねて正式にお付き合いすることになり、出会ってから2年後、彼と結婚しました。まさか副業のクラブで将来の結婚相手に出会えるとは夢にも思っていませんでした。

翌年には子どもに恵まれ、今は家族3人で暮らしています。子どもは現在、3歳で私は週に2日、パートをしながら子育てを楽しんでいます。

今、私は本当に幸せです。

過去の苦労が報われるような幸せを感じていると同時に、過去のつらい経験がなければ、今の幸せをつかめなかったかもしれないとも思います。

あの時、ボーナスをもらえていたらホステスを始めることはなかったでしょうし、人生どこでどのような転機があるかわからないものだと心底実感しています。

お金のことに関して、人一倍苦しんだ私が言えることがあります。

それは、「お金がないなら自ら稼ぐしかない」ということ。違法な手段でなければ、どんなに嫌な仕事でもやるべきです。

そして「今の状況から脱却したい」と強く願うことも大切です。私はフリーター時代、社会に出るのが怖くて仕方ありませんでしたが、極貧生活から抜け出したいという思いが強くなり必死になって就職活動をしました。

お金は、稼げば確実に手に入ります。働いた分だけ、自分に返ってきます。

これを読んでいる皆さんが、今の状況から一日も早く復活できるよう、心よりお祈り申し上げます。

※ホステス・スナック等のソフトなガールズバイトの求人はこちらで見つけれます。
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