節約するには何から始めたらいいのか?節約生活のコツ教えます。
年齢:20代後半
家族構成:独身
お金に困った理由:意味もなく仕事を辞めた
私はしがないウェブライターです。
毎日、朝から晩までせっせと記事を量産してはお金を稼ぐだけの無趣味で無欲な生き物です。
自宅から徒歩2分の松屋で牛丼をかっ食らうのが息抜きであり、ささやかな楽しみでもあります。
それはそうと、つい数年前まで私は本当にお金がなくて困窮していました。
理由は単純、私があまりに怠惰な生活を送っていたからです。
詳しい話は別記事で紹介していますので、よければ読んでください。
→フィギュアをヤフオクやメルカリで売って、危機的状況から脱した体験談
収入がなくなるのはわかっているのにバイトを辞め、あまつさえ当時ハマっていたフィギュア集めに全財産をつぎこんでいたのです。
しかも預金が50万ちょっとにまで減ったところで初めて「こりゃヤベぇ」と危機感を抱く始末。
何かの病気なんじゃないかと本気で疑うほど、当時の私は金遣いも荒ければ計画性も無いありさまでした。
あまりに金欠なので泣く泣くフィギュアをヤフオクやメルカリで売却して食いつなぐ毎日。
幸い家賃や光熱費、食費など生活費をまかなえるだけの額にはなったのですが、それでも無駄遣いはできません。
別記事で、ヤフオク・メルカリで物を売るコツ紹介していますので参考にしてください。
→フィギュアをヤフオクやメルカリで売却するコツを体験談をふまえてご紹介します。
お金がない時の節約生活方法
ここでは、そんな当時の私がどのようにして節約生活を送っていたかを紹介します。
食事は半額品が基本
自宅から徒歩3分のところにあるスーパー、その閉店間際を狙って半額の弁当や総菜を買うのが日課でした。
23時に閉まるのですが、半額になるのは22時以降とちょっと遅め。
早すぎると20%しか値引きされておらず、かといって少しでも遅くなると売り場はすっからかんです。
店に顔を出すタイミングを調整するのに少々難儀しました。
財布の中は常にほぼ2千円以内。
それをやりくりしてなんとか1日分の食事を確保しなければなりません。
3食分を買うことになるので財布の中身を気にしながらの買い物でした。
フライや弁当、おにぎりなどを目にすると、「こんなものばっかり食べてたら身体壊すなぁ」と思いつつも、気付けば半額品で買い物カゴは一杯です。
店員が半額のシールを貼るそばからカゴにポイポイ投げ込んでいました。
少ない時は1300円程度、多い時は1500円ギリギリ。
ポイントカードをうまく活用しながら、なんとか1500円生活をしのぎました。
毎回揚げ物ばかりではさすがにまずいと感じ、サバの缶詰やカットサラダ、カットフルーツは時々食べていました。
自炊すればもっと節約できたのですが、料理に時間を割くよりも出来合い品で腹を満たした方が効率的などと訳の分らぬ幻想に取りつかれていたので自炊は一切しませんでした。
正直、毎食毎食フライだの冷えて硬くなった弁当だのには飽きていたものの、金がない以上仕方ありません。
食べられるだけありがたいというものです。
食事1500円生活、やってみると案外慣れてきて「やりくり上手」にさえ感じられました。
電気代1500円以内に抑える
水道代や光熱費の中でもっとも支出が大きかったのが電気代です。
当時は夏だったので連日扇風機を回しっぱなしでした。
それに1日中家にいるため照明も常につけた状態。
電気代を節約すればちょっとはお金が浮くと考えた私は、どんなに暑くても扇風機はなるべくつけず、カーテンを全開にして日中は照明を一切使用しないことから始めました。
惰性でつけていたこともあり、扇風機の使用時間を極端に減らしてもあまり苦痛ではありませんでした。
暑すぎて寝苦しい時などに限定し、その夏はほとんど扇風機に頼ることなく過ごしたくらいです。
部屋の照明については日が落ちるまでは一切つけませんでした。
日中は窓とカーテンを全開にして光を取り入れ、なるべくベランダに近い位置で過ごすよう工夫します。
夕方5時近くになって初めて電気をつけることを徹底していました。
また、夜更かしもほとんどしなかったことも付け加えておきます。
もともと夜型ではないので遅くとも1時には就寝。
これで夜間の電気代は抑えられました。
こうした生活を続けていき、翌月の電気代はまさかの1000円ちょっと。
これには驚きました。
少し工夫するだけで大幅に節約できるのかと思い知り、何だか嬉しくなったのを覚えています。
物欲への対処法など
お金がなくなったのをきっかけに趣味のグッズを売却してしまった私。
売る時はさすがにためらいがありましたが、手元を離れてからは不思議と後悔の念は湧きませんでした。
あくまで趣味の範囲で集めていたモノだったため、無くても別に困りはしなかったのです。
とはいえ、たまには「あのマンガの新刊が欲しい」「○○のフィギュア、買ってしまおうかな」などと物欲に負けそうになったのも事実です。
そんな時はどうしたかと言うと、あえてそれらの情報をシャットアウトするのです。
アマゾンのレビューを見ない、メーカーの公式サイトには飛ばない、購入者と思しき人のツイッターを見かけたらすぐにブラウザバックなど、しごく簡単な方法で乗り切りました。
そうするうちに段々無趣味になっていき、負け惜しみでなく本当に何も欲しいとは思わなくなりました。
これまでいかに無駄にお金を使っていたかを痛感し、このお金をもっと有意義なことに使えばとさえ思ったものです。
趣味の方はこれで解決したのですが、1つ困ったことがありました。
それはいわゆる「オナネタ」。
やはり夏場は普段よりムラムラが高まるため、気付けばDMMで動画を漁っていることが良くありました。
オキニ女優の出演作は購入する派なのでどうしてもポチってしまいそうになり、その度に「いやいや、これではいかん。早くヌイて冷静にならねば」とサンプル動画でシゴくだけにとどめました。
とはいえ欲望に屈した揚句、動画を購入したのはココだけの話です。
当時の私にとって2000円でさえも高価だったため、エ○タレストやX○ideosにアップされていない作品だけに絞ってDMMで数本購入しました。
記憶が定かではありませんが、たしか2000円くらいの動画を3本ダウンロードしていたと思います。
これでも我慢した方なんですけどね。
ポイントカードを有効活用
月に数回、財布の中身がマジでピンチになる時が訪れました。
預金は多少はあるけれど使いたくなかったため、ATMでお金を下ろす愚行はNG。
どうしたものかと悩んでいると、ふとスイカとnanacoの存在を思い出しました。
確か、どちらにも千円くらいチャージされていたはずです。
自宅で残高を確認できないのでわざわざ駅に行ってスイカを、セブンイレブンに行ってnanacoの残高をそれぞれ確かめに行きました。
結果、どちらも千円未満。
これではコンビニで弁当を1つか2つ買える程度です。
まあ数日後にはヤフオクで得たお金が振り込まれるから良いかということで、スイカとnanacoを使って久々にセブンイレブンで買い物しました。
財布にあるポイントカードやICカードを駆使すれば1食分はどうにかなるものです。
外食時は一番安いもので我慢
ごくたまに松屋に行くことがありました。
毎日半額弁当やらサバ缶ばかりでは飽きるので、「自分へのご褒美」と称して月に1~2回利用していました。
そもそも外食自体が節約とはほど遠いですが、そこは気にしないでください。
注文するのは500円ちょっとの安いものだけです。
あともう200円出せば大盛りにできるのに、と思いながら並盛りを注文し、ものの10分で食べ終えて帰宅。
外食先でも節約しなければいけないことに虚しさを感じつつも、普段口にできない牛肉で腹を満たせる喜びとで、なんだか複雑な気持ちでした。
スマホのプランを見直し
毎月のスマホ料金を「高いなあ」と感じつつも放置していた私。
お金がないので思い切って安いプランに変更しました。
使いもしないデータ定額5ギガを辞めて1ギガにしたところ、なんと3千円近くも安くなったではありませんか。
今まで無駄金を払い続けていた自分がバカらしくなり、同時にかなり後悔しました。
金がない時ほど通信料の見直しは必須です。
私の様に1日中家にいてデータ通信しない人間ならば1ギガでも全然困りません。
おそらく金欠にならなければ料金プランの見直しなんてしなかったでしょう。
もちろん今でも同じプランを継続しています。
パソコンは基本的にバッテリーで稼働
当時からライターとして仕事しており、パソコンは必須アイテム。
1日中電源につないでおけば電気代がかさむので、充電時以外はすべてバッテリーで稼働させていました。
充電頻度は3日に1回と多いのか少ないのか分かりませんが、毎日充電しなくて済んだのは助かりました。
あまり充電しなくても普通に仕事できたので不自由さは一切なし。
何年も使っているパソコンですが予想以上にバッテリーはヘタっていなかったのが驚きです。
入浴はシャワーのみ
電気代とガス代を節約したかったため、入浴時間を短くすることを思いつきました。
もちろん毎日入浴してはいましたが、お湯を張るのでなくシャワーで済ます方法です。
本当は夏でも湯船に浸かりたい派ですが、長風呂は確実にお金に響きます。
10分程度のシャワーと30分以上の長風呂とでは、電気・ガス使用量は格段に違います。
慣れるまでは違和感ありまくりでしたが、1週間もすると完全に慣れてしまうから不思議です。
むしろ、今までよく暑い夏場で湯船に浸かっていたものだとさえ感じるようになりました。
だから今では夏場は完全にシャワー派です。
時間もお金も節約できて一石二鳥です。
節約は大変
節約を通していろんなことに気づきましたが、やはり大変だし心が折れそうになります。
そもそもお金があればこんな生活にはならなかったのですけどね。
欲しい物も気軽に買えないし、買えたとしても安い物で妥協せざるを得ないし……虚しい気持ちになるので過度な節約はむしろマイナスです。
今でこそ人並みの生活ができるほどの収入がありますが、当時ほどは節約志向ではありません。
続けたい部分は継続し、そうでない部分は2度とやりたくないほどです。
例えば毎食半額弁当が良い例です。
身体にも恐らく悪いですし、毎度同じ味なので飽きてきます。
本当にお金が無くて困った時は節約すべきですが、無理をしてまで節約に走るのは私にとって愚行です。
節約なんてしなくてもいいよう、普段からお金に困らない生活を心がけたいものです。
→フィギュアをヤフオクやメルカリで売って、危機的状況から脱した体験談