GMOクリック証券は特定のIPO専用

多くのインターネット関連事業企業を抱えるGMOグループは証券会社も運営しています。

その名もGMOクリック証券

グループ名を付けた捻りも無いストレートな名前ですね。

実はGMOクリック証券は、ある特定のIPOで主幹事を凌ぐほどの当選数を誇り超穴場証券会社になります。

その時の為に予め口座を開設しておいても良いでしょう。

今回は、そんなGMOクリック証券についてお話ししていきます。

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GMOクリック証券とは?

GMOクリック証券は日本有数のインターネット事業グループGMOグループの証券会社です。

GMOグループはGMOインターネット(東証一部 9449)を筆頭にGMOクリックホールディングス(JQ 7177)GMOペイメントゲートウェイ(東証一部 3769)GMOクラウド(東証一部 3788)GMOメディア(マザーズ 6180)GMOリサーチ(マザーズ 3695)といった名だたる上場インターネット関連企業を含む29社を傘下に納める一大グループです。

そんな一大グループの中でスクスクとGMOクリック証券は成長していたのかと思われるかもしれませんが、GMOクリック証券の歴史は波乱に満ちていました。

2005年に創業した時にはGMOインターネット(東証一部 9449)の子会社となっていました。

しかし、その後2007年にGMOインターネットが金融事業から撤退することになり存続が危ぶまれましたが、GMOインターネットが保有するGMOクリック証券の株式をGMOインターネットの社長熊谷氏が個人で全て買収、一転存続の道を歩むことになります。

ここから社名がGMOクリック証券からクリック証券に変わります。

そして、GMOインターネットとの資本関係が無くなった2007年から東京海上日動火災・ジャフコ・安田企業投資株式会社・りそなキャピタルといった複数の企業が大株主としてクリック証券に資本参加しました。

しっかりとした大企業が多数大株主となった所を見ると、クリック証券自体の価値は充分あったのだと推察できます。

そして、2008年大手FX企業のエキサイトからエキサイトFXを買収して、ここからFX事業に注力していくことになります。

その後、FX事業は順調に拡大して今ではFX預かり資金日本1という押しも押されぬ日本有数のFX企業になりました。

そのお陰なのかは分かりませんが、2010年にGMOインターネットと再度の資本提携を行い元の鞘に戻り、今ではGMOグループの中核としてFXを始めとした総合証券事業を営んでいます。

GMOクリック証券の特徴

続いてGMOクリック証券 の特徴を見ていきましょう。

特徴1.システムは自社開発

流石はGMOグループというのか、信じられないことにGMOクリック証券の取引システムや取引ツールなど、全てのシステムはLinuxを使って自社開発されています。

取引ツールに関しては流石自社開発と思わせる痒い所に手が届く素晴らしい出来ですが、、、株でもFXでも過去に何度かオンタイム中にシステムが停止したことがあります。

他社で同様の問題が起こったと聞いたことは無いので、比較するとGMOクリック証券のシステムの信頼度は低いと言わざる負えません。

近年では同様の問題は起こっていないので、最早過去の問題なのかもしれませんが、ちょっと懸念してしまいます。

特徴2.手数料が安い

GMOグループはインターネット関連の様々な分野に進出しています。GMOグループは低価格サービスで市場シェアを奪取して自社で顧客を囲い込んで、その後利益を確保する作戦を展開しています。

これはGMOクリック証券でも同じで低価格戦略を打ち出しています。

国内株式手数料

〜10万円 95円
〜20万円 105円
〜50万円 260円
〜100万円 470円
〜150万円 570円
〜3,000万円 900円
3,000万円超 960円

圧倒的に安いというと?と思いますが安価な料金設定です。

NISA口座でも取引手数料は変わらないので、売りにしている制度信用取引手数料無料も利用する上で貸株手数料が掛かるので他社を圧倒する大きなメリットではありません。

しかし!

FX手数料は無料です。

強制ロスカット時には10マン通貨辺り500円の費用が掛かりますが、それ以外では手数料は掛かりません。

どうやって利益を得ているのか分かりませんが、、、これはとってもお得ですのでFXを行うのならGMOクリック証券はメイン口座として使う第1候補になるでしょう。

特徴3.FXを始めとしたCFD取引では世界1の規模

手数料の成果なのかFXを始めとしたCFD取引においてGMOクリック証券は世界1の取引高を5年連続で達成、FX預かり資金も日本1です。

これだけの資金が集まる証券会社ですので安心感は抜群です。

GMOクリック証券のIPOルール

続いてGMOクリック証券のIPOを見ていきましょう。

全ての引き受けIPOを応募数全員に乱数を配布してコンピュータによる完全抽選を行い配布します。

資金料や過去の取引実績も問われないので完全公平な抽選システムです。

GMOクリック証券の過去のIPO取り扱い実績

2014年
10月
GMOリサーチ株式会社

11月
GMO TECH株式会社

2015年
10月
GMOメディア株式会社

2016年
10月
JR九州

まとめ

GMOクリック証券はFXを始めとするCFD取引の手数料が激安で国内トップシェアを誇ります。

その影に隠れてGMOクリック証券の株取引の注目度は低くくなっています。手数料水準は安く悪くは無いと思うのですが、過去のシステムトラブルが尾を引いているのかもしれません。

IPO取扱実績を見てもらうと分かるように、GMOクリック証券はGMOグループ内のIPOでは無類の強さを発揮します!

何故かどの案件でも主幹事では無いのですが、、、主幹事に迫る当選本数を保有し、尚且つ少ない証券口座数も相まってGMOクリック証券から応募すれば高い確率で当選すると評判です。

IPOの抽選ルールも証券会社の中で1.2を争う公平さですので、超穴場証券会社として口座を開設しておいても良いでしょう。

ただ決してIPO取扱数は多くないので、そのことは頭の片隅に置いておいてください。

GMOクリック証券