DMMが株取引に参入!「DMM株」の評判とは?手数料・取扱商品を徹底的にまとめました!

アダルトコンテンツから太陽光発電、果てはビットコインやベルギーのサッカークラブの運営まで…

いったい何が本業なのか分からないほど手広く事業を世界規模で展開しているDMM.comが国内株式売買サービス『DMM株』を始めます!

私はDMMが株取引サービスを始めると知った時は「今更ネット証券がしのぎを削る国内株取引事業に参入して勝ち目があるのか?」思いましたが、そこは数多のサービスを提供しているDMMでした。

手数料体系やサービスは分かりやすく便利です。

これはガッチする人にとって非常に魅力的な証券会社となるでしょう。

後出しジャンケンのやり方を心得ている感がプンプンします。

今回は、そんなDMM株のサービスを徹底的にまとめました。証券会社を選ぶ際に参考にして頂けたら嬉しいです。

DMMとは?

DMM.comはネットメディアを中心に国内外で多角的に事業を展開している非上場の複合グループ企業群です。

ワールドワイドに展開している事業の規模は壮大ですが株式の大半は創業者の亀山氏と一族が握っているという特殊な企業です。

創業はアダルトビデオの販売店から始まり、その後はアダルトビデオの制作、ネット配信と繋がり事業規模を拡大し今日は有望な企業を買収し巨大な複合企業となりました。

主要会社

DGホールディングス
DMMの司令塔、経営指針、財務会計など組織の中核事業を担う

DMM.com
メインメディアとなるDMM.comの運営会社

DMM.com ラボ
DMMのシステム屋、グループ内のシステム開発・ネット構築などを担当

DMM.com Base
DMMの製造物流担当、グループ内の物品の製造流通を担う

DMM GAMESホールディングス
DMMグループのゲーム開発事業を統括

DMM.com OVERRIDE – オンライン
オンラインゲームの開発

DMM Bitcoin
Bitcoinなどの仮想通貨取引事業社

DMM FXホールディングス
FX事業社 取扱量日本一の実績を持つ

非上場企業なのでDMMの全てのグループ会社は公表されていないので創業者一族以外で全貌は窺い知れないのですが、全ての事業の根幹はアダルト産業から産まれた!というのは感慨深いです。

DMMの信頼性

証券事業を行うに当たっては事業社の信頼性は非常に重要です。

何かのキッカケでシステムがフリーズして取引ができなくなれば手も足も出ない本当の絶望に陥ります。

そんな事は今のご時世に起きないよ(笑)と思うかもしれませんが、過去に数々の証券会社で大規模な暴落をキッカケにシステムのフリーズが起こり数多くの投資家を地獄に叩き落としているの信頼性は絶対に調べた方が良いです。

DMMはFX事業の運営において過去に大きな問題もなく自社内にシステム会社もあることからシステムの信頼性は高いと見ることができます。

DMM株のメリット

では、ここから『DMM株』の具体的なサービスについて解説していきます。

まずはDMM株の特徴とも言える3つの大きなメリットを紹介します。

メリット1.取引手数料が安い!

DMM株の1番のメリットは現物株取引手数料が誇張では無く業界最安値だということです。

現物株取引手数料

約定価格 5万円以下 手数料 50円
約定価格5万円超~10万円以下 手数料 80円
約定価格 10万円超~20万円以下 手数料97円
約定価格20万円超~50万円以下 手数料180円
約定価格 50万円超~100万円以下 手数料340円
約定価格 100万円超~150万円以下 手数料400円
約定価格150万円超~300万円以下 手数料600円
約定価格 300万円超 手数料800円

この価格は500万円以下の約定価格ではネット証券を含めて国内の証券会社の中で1番安価です。

一方、信用取引では2種類の料金体系を用意しています。

一般のプランが約定価格300万円以下では86円、約定価格が300万円超る場合は手数料無料となり買いの金利は2.1%・売りの金利は1.1%に設定されています。

また、1日の新規約定代金・信用建玉残高が5000万円以上になると翌営業日からVIPコースに移行して信用取引の手数料が約定価格に関わらず無料になり金利も1.9%に優遇されます。

そして、VIPコース移行してから1ヶ月間の間に新規建(買建・売建)約定代金合計額が5億円以上もしくは判定日大引け時点での信用建玉残高が5億円以上に該当すると翌月も自動的にVIPコースになります。

余程のお金持ちでもなけれVIPコースはなれない条件です。

信用取引の手数料はSMBC日興証券が完全無料で提供しているのでDMM株の安価な信用取引手数料でも劣後しているのですが、SMBC日興証券は金利が思いの外高いのである程度まとまった日数利用するのから一般プランでもDMM株の方が安価に利用できそうです。

非常に競争力の高い料金体系を用意してきたな!という印象を受けました。

しかも、この手数料体系に対してDMM株は取引手数料の1%を1ポイント1円として現金に交換できるDMMポイントとして還元します。

還元率は微々たるものですが顧客に全く還元がない証券会社が多い中で多少なりとも還元してくれる企業姿勢には好感が持てます。

このDMMポイントは1000ポイントが最低換金単位となっているのでDMM株の取引手数料だけて換金を狙うのなら、手数料として100000円使わなければならないので普通の個人投資家では実現不可能じゃないか?とも思ったのですが、このDMMポイントは他のDMMのサービスで獲得したポイントと統合できるので同社のサービス利用者なら案外容易く換金できそうです。

メリット2.クイック入金提携金融機関が多い!

連携させることで手軽に証券口座に入金することができるDMM株のクイック入金に対応している金融機関は約380もあるそうです。

おいおい
初っ端から多過ぎるだろう…

と思ったのですが、既にDMMは他のサービスで構築したシステム資金流通のシステムを持っているのでDMMにとってはなんて事だったのかもしれないですね。

この数はネット証券でもトップクラスです。

DMM株の出入金はむちゃくちゃ便利です。

メリット3.全てのトレーディングツールが無料!

新興の証券会社のなずなのにDMM株では、既に数種類のトレーディングツールを用意しています。

現時点でトレーディングツールの使いやすさは分かりませんが、FXやビットコイン事業でトレーディングツールを提供しているので箸にも棒にもかからないような致命的な物は出てこないと思いますし自社でゲームやネットの構築まで行える開発力があるので期待しても良さそうです。

無料ということもありますし、リリースされたら試してみたいですね。

DMM株のデメリット 取扱商品がまだ少ない

では、今度はDMM株のデメリットについて解説していきます。

率直に言ってDMM株のデメリットは取扱商品のラインナップが少ないということです。

いずれは取扱が始まるとは思いますが現時点でIPO・PTS・投資信託・外国株といった商品の取り扱いはありません。

DMM株でできるのは東証の現物株売買と信用取引のみです。

機能・投資信託の取り扱いが揃うまでは、普通の個人投資家でもDMM株だけで投資を完結するのは難しいと思います。

DMM株のNISAの取り扱いは?つみたてNISAには対応していない

DMM株は一般のNISA・ジュニアNISAには対応していますが、投資信託の取り扱いが無いのでつみたてNISAには対応していません。

個人の視点からですが投資信託の取り扱いが、そんなに難しい事とも思えないので投資信託を取り扱えるようにすれば良いのに?と思うのですが何が意図があるのでしょうか?この点は後々後追いでサービスが拡充されていくことを期待しています。

関連記事:つみたてNISAにおすすめの証券会社はどこか?選び方のポイント

まとめ

数々の事業を国内外で展開しているDMMグループが、今回株取引の事業に新しく乗り出し産まれたのが『DMM株』です。

DMM株は業界最安値付近となる株・信用取引手数料とFXやビットコインで実績のある無料の自社開発トレーディングツール、業界最多となるクイック入金金融機関数を武器に証券業界に殴り込みを掛けてきました。

利用に応じて1%ポイントが還元されるので本当に業界最安値と言えるでしょう。

シンプルに安く株取引を行いたいという方には『DMM株』はピッタリの証券会社になり利用価値は高いと言えます。