IPOは案件の度に幹事となる証券会社が変わるので案件に併せて行う資金移動や応募管理がとっても大変です。
あのIPOではこことあそこの証券会社から申し込んで…このIPOはあっちの証券会社から参加するから資金を移動させなければ…と頑張りますが…
何件ものIPOが重ったら応募管理なんてやってられない!
とIPO投資家ならば誰しも思うことでしょう。
でも、安心して下さい。
IPO投資家の悩みを解決するべく、IPOの管理ができるウェブサービスが沢山出てきました。
今回は、そんなIPOを管理する数々のウェブサービスをIPO投資歴5年を超える私が実際に利用して比較、真に使う価値のあるウェブサービスを見極めます。
目次
IPOを管理するウェブサービスを紹介 スマートフォンアプリで管理
それでは早速IPOを管理する為のウェブサービスを紹介していきます。
世の中便利な物で既にスマートフォンでIPOを管理できるアプリが3つ開発されています。
どのアプリのレビューも結構前の物しか無かったので「今でも使えるのか?」とダウンロード時は怪しいと思っていましたが使ってみると、全てのアプリが最新IPO情報を取得しており現段階で使用できます。
因みに私はiPhone派なのでAndroidのことは分かりません…
ごめんなさい…
IPO Reminder
率直な名前でアイコンも素敵なIPO Reminder 、できる内容もシンプルでIPO毎の条件・BB期間・証券会社などをパッと確認することができます。
また、BB期間の初日と最終日前日に通知してくれる機能も搭載しています。
必要最小限の情報だけあれば良いというユーザーにとっては、これを利用するのもアリでしょう。
但し、残念ながら隠れ幹事と呼ばれる後から幹事団に参加する証券会社情報には対応していません。
2015年9月のアップデートを最後に、何の変更もされていないので開発当初に設定したどこかのIPOデータをトレースして自動的に表示しているだけのようなので、トレース先のサイトがURLの変更やサービスを停止したら突然機能停止する…かもしれません。
IPO Lab
三菱UFJ系列の「カブドットコム証券」が提供しているIPOアプリがIPO Labです。
⇒IPO Lab-新規公開株(IPO)情報を手軽にチェック – kabu.com Securities Co.,Ltd
このアプリはIPO情報が豊富でJPXに記載されている動画・業績・企業解説などを手軽に見ることができます。
カレンダーはこのような感じです。
ただ、BB期間の表示なしで、上場日だけ唐突にポンと書いてあるだけなのでもう少し改善してほしいものですね。
続いて、銘柄検索です。
キーワードを入れても過去の履歴からしか検索されないというデメリットがありました。
これからのIPOを管理する為にダウンロードしている人が殆どなのでもう少し使いやすいようにしてほしいと感じましたね。
ただ、カブドットコム証券自体は主幹事になりやすく、完全抽選方式で個人投資家でもIPOの当選がより期待できておすすめですので、口座をお持ちでない方は用意しておきましょう。

IPO 株
ライフパートナーズが提供しているIPO管理アプリが「IPO 株」です。
⇒やさしいIPO株のはじめ方 – ライフパートナーズ株式会社
このアプリでは自分が開設している証券会社を設定することで、IPO毎に応募状況を個別に管理できて使いやすいです。
独自のIPO評価も同時に掲載しているので参加の目安にすることもできます。
ただ、大きなカレンダーの表示が無く日程が翌週までしか表示できないので先の予定を立てるのには使い勝手が悪く、隠れ幹事のお知らせも来ません。
パーフェクトではありませんが、スマートフォンのアプリで管理するのならIPO 株が1番良いでしょう。
サイトを介したIPO管理ウェブサービス
インターネット上のウェブサービスでもIPOを管理できるサービスが出てきました。
その名は「IPO手帳 」
その機能は非常にシンプルです。
まず最初に自分が保有している証券会社口座を登録します。
すると、IPO毎に参加の意思表明を行うことができるようになり、ここで参加設定をすることでBB期間の初日や最終日前日にメールで知らせてくれます。
そして!
今回調査したサービスの中で唯一隠れ幹事を通知してくれます。
これはデカイです。
ウッカリ見逃すことが無くなります。この機能の為だけでも登録しておく価値はあるでしょう。
ただ、サイト内にカレンダーの表示が全く無いので日程の計画を立てるのには自分でやらなければなりません。
実際に使ってみた私が決めるNo.1サービスは?
今回調査して中で1番使い勝手が良いNo.1サービスは「IPO手帳」です。
証券会社毎の管理も可能でBB期間や隠れ幹事の通知機能は非常に優秀です。
IPO日程を自分のスマートフォンのカレンダーアプリやGoogleカレンダーで管理しながら併用すれば抜けなく手軽にIPOの管理ができます。
この方法で私は2018年のIPOを管理していきます。
※2018年9月IPO手帳がサービスを終了してしまいました。
となるとIPO Reminderがいいですね♪
IPOの管理はマネーフォワードとの連携で更に進化する
さて、前項でIPO手帳とカレンダーの併用でIPOを管理していくと書いていきましたが、実はこれらのサービスにマネーフォワードを連携させることで、もっと手軽にIPOに管理することができます。
⇒家計簿マネーフォワード-自動連携で簡単 人気の家計簿 – Money Forward, Inc.
マネーフォワードは連携させた銀行や証券会社、カードの請求額などをまとめて見ることができるウェブサービスです。
IPOの管理では資金移動も大きな問題です。
先々の予定に合わせて資金をスムーズに移動させることが、より多くの証券会社から参加できるかどうかの鍵を握ります。
マネーフォワードを見れば、現在の資金の状況が一目で分かるのでスムーズな資金移動の大きな助けになるでしょう。
IPO手帳・カレンダー・マネーフォワード
で鬼に金棒の体制です。
既にマネーフォワードを利用しているのならIPO管理にも利用することをオススメします。
それと…
今利用していないのなら無理にマネーフォワードを利用しなくても良いとも私は思います。
マネーフォワードの利用には暗証番号・セキュリティーキーの提供が必要なので便利であることは間違いないのですが安全性の面で見ると疑問が残ります。
銀行やカード会社から「暗証番号は人に知らせないで下さい」と契約時に言われているので暗証番号やセキュリティキーを提供して何か起これば完全に自己責任です。
マネーフォワード側は堅牢なセキュリティだと宣言していますが…
何かあった時に責任を取るのは自分なのでマネーフォワードの利用は、よくよく考えてから利用しましょう。
もう600万人が利用しているので大丈夫だとは思うんですけどね(笑)
IPO管理サービスアプリは必要?おすすめはどれ? まとめ
私がIPO投資を始めた当初はIPOの管理は自分でカレンダーに登録していました。今思うと大変でしたが微笑ましい思い出です。
自分で管理するのは投資で何かやってる感はあるのですが、度々予定を入れ忘れてチャンスを棒に振っていました。
悲しいですが人間は忘れる生き物なので、時にはIPOの事が頭からズッポリ抜け落ちてしまうこともあるでしょう。
その為、今回紹介したIPOを管理するツールを利用した方が絶対に良いです。
特にオススメのサービスIPO手帳は登録したメールにしつこいくらいにお知らせしてくれるので忙しい現代人にはぴったりです。
しかも、そこにマネーフォワードも合わせて利用すれば各証券会社の資金状況も手軽に把握できるので万全のIPO投信体制が出来上がります。
少しでも当選確率を上げるために万全の体制を構築してIPOに臨みましょう。
※2018年9月IPO手帳がサービスを終了してしまいました。
現時点ではIPO Reminderがおすすめです。
※個人投資家でもIPOに当選するためには?
⇒IPO完全抽選証券会社を一覧で紹介【資金力関係なく当選できるおすすめ口座】