6月から夏の季節はブラック企業の広告に要注意!?転職のタイミングについて

いつのまにか季節は春から梅雨に入り、やがてその梅雨も明けようとしていますね。

私ごとながら毎年、この時期になると思い起こしてしまうのが辛かったブラック企業での入社後の日々です。

参考サイト:40代で10回転職を成功させた男の体験記録

何がそれだけ辛かったのか、またどうしてそれだけ辛いブラック企業に転職してしまったのか。

そして敢えてでもブラック企業に転職するならばタイミング的にいつがいいのか。

今回はそんなテーマを元にして書いてみようと思います。

ブラック企業の業務は確かに辛い!

今回、私がつくづく「辛い!」と感じたブラック企業に該当するであろう会社の仕事は、「建築営業」でした。
(参考:1社目の転職:東証一部建築営業

まあ、勘の鋭い方ならばピーンとくるかもしれませんね。この会社は日本でも有数の東証一部上場企業です。求人もほぼ一年中、365日掲載されています。

それでは何がこの会社においてそれだけ辛かったのか。それは「軍隊」を思わすかのような会社内の空気です。

とにかく、朝礼の時からしてムードが違います。全員が屋外に出て円陣を組んで猛烈な勢いで社歌を歌い、そして大声で(むしろ怒鳴り声)その日の目標や社訓といったものを叫びます。

この光景を見た瞬間から一気に私の意欲は削ぎ落ちました。この会社では私の力は通用しないな、と感じたのはそもそも面接の時から。こりゃ不合格だ、と思っていたら思いもよらなかった採用の電話。それで疑う事もなく入社してしまったのです。

まあ、それはともかく、その異様な雰囲気は面接中から感じ取れました。

表現の仕方は悪いですが所長や他の幹部社員の目つき、顔つきは常人のそれではありません。皆、薬でもやっているのか?と思えるほど精神が普通と違うのです。(後で分かった事ですが、上にいる人たちって高給料の見返りに夜な夜な高いお酒を飲み歩いているらしいですね。それでほとんどの人が胃腸を悪くしているのです。)

案の定、研修中の雰囲気で私の気持ちはいっぺんに引いてしまいました。

結果、恥ずかしながらたったの3日で退職させてもらいました。結局、一度も営業に出ていません。でも、今ではそれで良かったと思っています。

何でもこの会社、1年間在籍できたら上出来。3年在籍したらベテラン扱いのようです。そしてこれが問題なのですが、ここ10年の間に自殺者が必ずいた、という事です。

そういった意味でもさっさと身を引いて正解だった、のかもしれませんでした。あのまま我慢して在籍していても早かれ遅かれ、考える事は同じだったでしょうから。

どうしてブラック企業に転職してしまったのか?

当時、私は40歳になったところ。今から18年も前になります(2018年7月現在)。

その頃は、まだブラック企業という認識は世間にはありませんでした。

ハッキリ言って「高給与」「高年収」の歌い文句は普通に受け入れられていたのです。

つまり営業のできる人間が高収入を勝ち取れる。そういった認識だったのです。

自分としてもそれまでの10年間、ペット業界で店長を長らく勤め、それなりに自信をつけていた頃です。営業の仕事が厳しいのは分かっていましたが、それを承知でこういった会社を受けにいったのです。

要するに「お金」が一番の理由だったという事になりますね。自分の実力ならもしかしたら、自分も1000万円プレーヤーになれるかも、と思ったからです。

今から考えれば、これも人生における一つの経験として良かったのかも分かりません。自分お能力のレベルがハッキリと悟れるようになっただけでも大収穫と言えるでしょう。

これから敢えてブラック企業に転職しようと考えている人達へ

最後になります。これから敢えてブラック企業だと分っていながら諸事情により転職を考えている皆様に対して一つだけ忠告をいれておきたいと思います。

それは入社月はこれから涼しくなるタイミングを選んで入ってください、という事です。

とにかく今のような6月後半から転職する、というパターンは避けられることをオススメ致します。

ではそれは何故か?それは仮にその会社の仕事内容が外回りの飛びこみ営業だったら、という仮定で言わせてもらいます。

私も個人宅を回る飛び込みというやつを何回かやった経験がありますが、夏場からこの仕事についたら最悪です。

とにかく「暑い!」。スーツは1週間ももちません。それくらい汗でビッショリになってしまいます。

この経験はやった事のある人にしか分からないかも分かりませんね。いかにエアコンの入った室内で仕事ができることが天国か。ここにブラック企業の仕事のえげつなさが潜んでいる、という事にもなるわけなのです。

6月からのブラック企業への転職はよーく考えてから行動しましょう

という事で、今回は6月からのブラック企業への転職におけるタイミングの問題を紹介させて頂きました。

で、今回の内容をもう一度振り返りますと、

  • ブラック企業の業務は確かに辛い!…私が入った会社は全くの「軍隊式」でした。勿論、パワハラは普通に横行。全人格否定の社風です。
  • どうしてブラック企業に転職してしまったのか…それはズバリ「お金」のためです。
  • これから敢えてブラック企業に転職しようと考えている人達へ…6月に面接を受けて転職できたなら、実際に働き始めるのは暑い7月から。猛暑の中での外回りの飛びこみはハッキリ言って「地獄」ですよ。

という事になりました。

私がかつて経験したブラック企業の体験談は上記の会社だけではないのですが、会社の社風でもっともブラックだった、と感じたのは後にも先にもこの1社だけです。

名前は勿論、公表しませんが分かる方には薄々感づいていることでしょう。

こういった会社に「入るな」とは言いません。そこまでの権利・権限は私にはありませんからね。あとは転職してからのあなた次第、という事をしっかりと頭に刻み付けおいてくださいね。

※ブラック企業対策についてはこちらのサイトも参考に
⇒ブラック企業の見分け方 ~ブラック企業をすぐにでも辞めたい方へ~

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