FXの確定申告は個人投資家ならバレないのでは？は勘違い
2016/12/25
FXなどの個人投資家だけでなく、自営業者など誰もが思う事だと思いますが、それは
確定申告とは無申告でもバレないのでは？
確かに、普段の生活を送っていると近所や家族、または友人知人などでも、脱税で捕まっただの、大変な目に遭っている人は皆無です。
すると、そのように思っても仕方がありません。これだけ多くの納税者がいるのに、その全部を事細かに調べるのは、現実的に不可能だと！
しかし、現実的には自営業者でもバレる事が多いのに、何よりもFX会社を通して行う為替取引で、それを誤魔化すのは至難の業というか、基本的に無理です。
税務署には日本が明治時代から資本主義になってからの、膨大な税金を徴収するノウハウがあります。その歴史は100年以上で、その実績をナメる事はできません。
仮に一度は誤魔化せても、デメリットやリスクの方が大きいでしょう。何の知識も経験もない、弱小個人投資家が行うのは、バカげていると思って下さい。
ニュースを見ていると、立派な会社や有名飲食店などでも脱税で逮捕される事が多々あります。彼らは脱税の指南役やその道のプロが指導をしていると思いますが、それでも逮捕されるのです。
逆に言うと、有名だからそれだけ監視があって捕まるとも言えますが、先ほども書いたように、FX会社を通して取引記録が全て残っているので、そこから脱税をするのは不可能です。
個人投資家ならバレないのでは、という勘違い
両親が特別大冨居や本人がとんでもない成功をして投資資金が潤沢にないかぎり、一般的なサラリーマン兼個人投資家なら、何とか利益を出せても、年間数百万円でしょう。
それでも、とんでもない成功であり、自慢や誇れる事ですが、税金で支払うとなると別です。FXなどは只でさえ、必要経費が認められないので、利益から税金をまるまる支払うしかありません。それは、確定申告を誤魔化したくもなる気持ちも理解できます。
仮に300万円儲けても、必要経費が認められなければ、20％の税金で60万円となります。冷静に考えると高額ですよね。そうなると、個人投資家の数百万円程度の儲けなら、確定申告をしないと思ったとします。
すると間違いなく、罰金として無申告加算税・重加算税・延滞税を支払う事になり、悪質で最悪と判断されると、逮捕されてしまいます。
過去には有名なFX女性投資家(池辺雪子さん)なども逮捕起訴されていますし、FX関係者が脱税するのは当たり前で、珍しくもありません。もしかしたら、FX取引は警察や税務署から目をつけられているので、その中で脱税するのは困難なミッションですね。
素直に黙って、税金はきちんと支払うしかないのですね。
もしかしたら、監視されているのでは？
FXの世界では、儲けている人など｢真しやか｣に噂されているのが、税務署や証券取引委に｢監視されている｣という話です。
⇒個人でもＦＸの確定申告をしないとばれる？【損失を繰越しよう】
私はその道の専門家ではないので、実情は分かりませんが、個人投資家でも年間数千万を儲けているなら、そのように思っても良いでしょう。マイナンバー制で逃げ場がなくなっているのも事実です。
または、一度確定申告をしない事がバレて、追徴課税となった人は、監視というよりも、きちんと納税されているか要注意人物に当て嵌まっていると思います。
デジタル社会で街中至る所に、防犯カメラが設置されています。そんな世の中なので、政府や国が本気になれば、個人投資家を監視する事など簡単なものなのでしょう。
それが嫌なら、個人として対抗する措置を学習するか、国外でFX取引をする。または、きちんと税金を支払うしかないのでしょう。賢くて無難な道を生きるなら、監視など気にせずに、手法を学び・研究するのが一番です。より勝てるようになれば、多額の必要経費を認めてくれる税理士の方から声をかけてくるでしょう。
まとめ
FXに限らず高額納税者は、どうしても目立ってしまいます。株や投資で儲かる人は、年間1割から3割程度でしょうか！その中で、税金を支払うほど儲ける人は、それこそ1割弱でしょう。圧倒的に少ないので、その少数が誰なのか、なんとなくですが報告をされている気がします。
そしてきちんと納税をしていれば問題ありませんが、確定申告で誤魔化したら、間違いなくバレていると思って下さい。仮に数年バレていなくても、それは泳がされていると思って下さい。恐怖の延滞税や追徴課税が加算されます。
さらに罰金や逮捕もありえます。そうなると、せっかく苦労して儲けたのに人生が終わってしまうので、大損害を被る前に、真面目に税金を支払うべきです。
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税理士に依頼すべきかどうか悩んでいる方も一度現在の状況を応募フォームに詳しく記載して確認することがおすすめです。気づかないうちに脱税になり、後々無申告追徴課税をとられないようにしましょう。