FX初心者のための役に立つブログ

FXに関するブログです。FX初心者向けのわかりやすい解説ブログを目指しています。

FXの確定申告

FXの確定申告は利益いくらから必要?スワップの取り扱いの違いに注意

2016/12/25

確定申告は嫌いだ!

このブログでぼやいても仕方がないのは分かりますが、投資において税制というのは資本主義の邪魔なのでは、と考えてしまう事があります。

結局、生まれついての大金持ちか、税金を自由に使える立場になった方が、楽で便利で自由にお金を使えるのが、税制度を強権に進めている国の問題点だと思えてなりません。

私のような下層階級で必死に働いたお金を貯金して、やっとFXという戦場で勝てても、きっちりと税金を取りたてる。投資の場合は、手数料が取られる訳ですし、儲けたお金を消費に回せば、そこで税金が取られると思うのに、納得がいきません。

何よりも、貯金は税金を支払った、僅かな金額を何年も何年も貯めたものであり…納得できないと苦虫を噛み潰したような人も私だけではないでしょう。

結局、相当な運と努力をしても、大勢から税金を集める立場になった方が、最も賢いと思えてなりません。

話が脱線したのは、私がFXから何年もまともに儲けていないので、確定申告に対するアレルギーがあるからです。

FXや株に限らず、自営業の方など確定申告を嬉しく思う人はほとんどいないでしょう。大きく儲けているなら、税金を少しでも安くしようと無い知恵を振り絞りますが、今は儲かって景気が良い人は年々減少していると思います。厳しい世の中なのです。

FXの確定申告とは

FXの確定申告は細かい点もありますが、基本的にサラリーマンが多いと思うので、まず目安となるのは一年間(1月1日~12月31日)の利益が、"20万円以上"という事です。

これは、初心者で軍資金が多い人ほど、簡単に20万以上儲けられると思いがちですが、実際はとても難しいです。私の数少ない知人と、FXをしている人達のブログなどを見ていても、毎年利益を出して確定申告をしている人は皆無なはずです。

ただし、FXの損益は株などと同じ「所得税」の「雑所得」にあたります。所得税には、給料以外にも、利子や不動産、配当、一時所得、または副業などもあります。例えば、両親が他界し不動産などを相続したら、FXの損益に関係なく確定申告をするべきです。それらは、また詳しく解説しているページがあるでしょう。

因みに税率は、20%に復興特別所得税0.315%を合わせた、20.315%となります。100万円を儲けたら20万円+αは税金を支払うという事です。

FXならではの疑問点

通常の確定申告なら問題がないと思いますが、FXの場合にはその投資法において疑問点や注意点も生じると思います。それらを何点か解説したいと思います。

・FXで20万円以上の利益、確定申告は絶対必要か?

例えば、サラリーマンで副業や株などを一切していなく、FX取引のみで23万円の利益を出したとします。一応、確定申告をするのがルールですが、まずしなくてもバレません。次に、23万円なら必要経費で20万円以下になる場合もあるので、そうなるともちろん確定申告の必要がありません。

・FXの証券会社が複数の場合は?

最近は証券会社の新規開設キャンペーンもあるので、複数でFX取引をしている人も多いでしょう。それならではの疑問は、片方がプラスの利益で、片方がマイナスの損失の場合は合算できるの?という事です。

これは結論から言うと、合算可能です。まあ当たり前と言われれば、それまでなのですが、初心者で確定申告が初めてなら不安でしょう。ここで注意は、FXは株以外と合算が可能で、ここに先物やオプションなどが入ると、よくある投資本や私も勧めた事がある、FXとのヘッジ投資法が完成し、税金を支払う面では有利になるという事です。

話を戻して、ブログで大儲けとの結果が出ていると大嘘を書く人は、片方をロングでもう片方をショートにしているので、複数の証券会社で合算が出来る事は何よりも嬉しいでしょう。

・FXと株の相殺はできるか?

前記とダブりますが、株とFXは合算できません。株で大損、FXで利益を出したら、FXできっちり税金が取られる事です。もちろん一般的な20万円以上の利益という条件付きです。今は株とFX取引で同じ会社の場合もありますが、それでも御役人には関係がないのでしょう。辛いところです。

もちろん、株以外の他の所得との合算もできません。FXで合算できるのは、先物やオプションなど新しい金融取引だと思って下さい。

・唯一の牙城、スワップポイントで税金必要なし

ここまで書いてきて、自分でも多少ウンザリしてきました。というのも、FX取引のメリットが少ないのが露呈されたからです。

少し真剣に取引をすると分かると思いますが、短期や長期に限らず取引を繰り返して毎週・毎月と勝ち続けるのは非常に困難です。一般的なサラリーマンなら、昼間は仕事なので夜から取引可能ですが、最近は東京時間でも値動きが速く、さらに海外時間になると混迷・混乱となります。指値・逆指値を入れていても、それが勝つ保障とはなりません。

そこでおススメなのが長期投資のスワップポイントです。これは嬉しい事に、決済をしていないので、ポジションを持っている以上、その金利はいくら入っても納税の義務が不必要なのです。確定申告をしなくて良いのです。

これは、株の配当金も申告不要なので、同じ理屈なのでしょう。そう考えると、総合的にみて長期投資のスワップ狙いがいちばん賢い投資法なのかも知れませんね。

確定申告で悩む前に…

自分の事で恥ずかしいですが、私もFXを始めた当初は、確定申告の事で頭を抱えていました。経費で落とせるのは何か、パソコンを毎年購入して、古い型は中古で売却すれば小遣いになるなど、ブツブツと考えたものです。

ところが、最初はビギナーズラックで利益が出て確定申告しましたが、それ以降は確定申告の騒ぎではなく、人間として致命的な欠陥があるのでは、と考えるほどお粗末な結果となりました。利益を出すには、それに見合った確実なる投資法を確立するのが、先決という事なんですね。

スワップポイントの税金の詳細

スワップポイントの税金を詳しく調べてみると、証券会社によって対応が違うという事です。なぜ、統一されないのは不思議ですが、半分以上の会社は、スワップポイントに税金が掛かりません。

しかし、半分以下の会社は税金が掛かるのです。その中には、楽天証券やGMOクリック証券などの大手もあります。長期投資のスワップ狙い確定申告不要を狙うなら、きちんと調べてから行うべきです。

ここで難しいのは、スワップの税金があるから一概に利用しない、除外するという事も出来ないのです。それはどれだけの証拠金で、何枚建てるか、またスワップポイントが業者毎に違うので、それによって変わってくるでしょう。

前記したように、20万円以下は確定申告不要なので、20万円以上のスワップポイントというと高金利通貨をある程度の枚数を建てる必要があります。そして、変動も大きいので証拠金もそれなりに必要ですし、逆方向に動いてしまったら、それこそ気が気でないです。

まとめ

資本主義である以上、マネーゲームには最後に大きな関門があるという事です。ゲームという事で"ラスボス"が確定申告です。きちんと払わないと、税務署職員が大勢で押しかけてきて、ニュース番組の特集で放映されてしまいます。

そうならない為にも、きちんと納税しましょう。この記事を書いて最後に、つくづく富裕層のタックスヘイブンが羨ましく感じてしまいます。

個人でもFXの確定申告をしないとばれる?【損失を繰越しよう】

FX確定申告の無料相談

FXで利益が出てしまった方で確定申告業務を税理士に任せたい方、そもそも確定申告が本当に必要なのか、必要経費に入れてもいいものがどれなのか、FXの節税テクニックを教えてほしいなら、税理士ドットコムで無料相談されることをおすすめします。

税理士に依頼すべきかどうか悩んでいる方も一度現在の状況を応募フォームに詳しく記載して確認することがおすすめです。気づかないうちに脱税になり、後々無申告追徴課税をとられないようにしましょう。

⇒FXの確定申告の無料相談は税理士ドットコムへ