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FXの確定申告

FXの確定申告を税理士に頼む必要があるのか?費用の相場・メリット・デメリットについて

2020/01/30

FXの確定申告を税理士に頼むメリットはあるのか?

FX取引で付き物なのは、年に一回の確定申告です。この恒例行事は、基本的に20万円以上の利益を上げたら絶対で、また損失を出しても申告をした方が良いケースもあります。

普通のサラリーマンなら年末調整などで還付金が戻ってきて喜ぶぐらいで、自分が自ら出向いて手続きをする事はまずないでしょう。

それでは、確定申告の情報や意外な裏技などを語りたいと思います。

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FXの確定申告を税理士に任せる必要はあるのか?

まずはFXの確定申告について簡単に説明します。株取引を経験している人も多いと思いますが、株なら"特定口座・源泉徴収あり"にする事で、自動的に利益から税金が取られているので、確定申告は必要ありません。

これも細かく言うと、必要なケースもありますが、基本的には不必要です。

しかし、FXには特定口座といったこの便利な制度がありません。

そうなると、年間取引で20万円以上の利益があったのなら、その中から20%は取られる事になります。

この20万円という額は、一般的なサラリーマンの場合なので、自営業や主婦や学生なら38万円から税金を同じく20%支払う事になります。

私も昔は、向こう見ずな富士山の樹海覚悟のトレーダーでした。その時は、確定申告のような面倒な事を自ら時間を削ってするのは、負け犬トレーダーだと思い込んでいました。

だから、確定申告は業者任せにするのが、一流のトレーダーの証拠だ!と心意気が荒かったのです。

そもそも、確定申告を税理士に任せる個人投資家は、どれだけいるのでしょうか?

私の今までのブログやFX雑誌などを読んできた記憶では、ほとんど皆無でしょう。時には、大まぐれで大勝をするトレーダーもいますが、それを継続的に何年も勝っている人はいないと思います。

面白いのはブログなどを読んでいて、毎月100万円以上利益を出したと、報告しているものがいくつもあります。ブログランキングなどからそのようなFXブログは簡単に発見できます。

しかし、確定申告で何百万円も支払ったと書いているのは、これまたほとんど見たことがありません。おまけに、毎月100万円以上なら基本的に会社員ではなく、専業か時間の都合がつく自営業なはずです。

何が言いたいかと言うと、確定申告でそれだけ税金を支払ったら、今度は住民税や国保なども相当な金額を支払う事です。はっきり言うと、割に合わない額を支払わされるので、さらに大金を稼ぐか、少額の儲けにした方が賢いのです。

毎月100万円ほどの儲けというのは、ある見方なら実現可能にも感じますが、基本的にはコンスタントには不可能ですし、税金やらが最も頭にくる稼ぎとも言えるのです。

長くなりましたが、税理士に頼む個人投資家は皆無という事です。しかし、それでは話が終わるので、少し調べてみると、税理士の場合は確定申告の時期だけ相談する場合もありますが、それだけ利益を出しているなら法人のように年単位で契約をするのが基本でしょう。

税理士確定申告費用の目安

東京足立区に事務所を構える山田一成税理士事務所の場合は、以下のようになっています。

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kakutei2 kakutei3(引用元:http://kyamada-office.com/servicejirei.html#jirei03)

上記の税理士は良心的な価格だと思いますが、それでも年間で最低5万円、毎月契約なら最低18万円は覚悟しなければなりません。この価格を個人投資家が支払う価値があるかどうかは、個人の考え次第だと思います。

というのも、一般的に税率20%と言いますが、FXの収入から如何に経費を引いて所得(利益)にするかが、税理士の腕の見せ所でもあります。この辺りのテクニックは初めて莫大な利益を稼ぎ出した個人投資家では、実情が分からないでしょう。

30万円以上の利益なら、一般的なサラリーマンなら確定申告の義務があります。

⇒FXの確定申告は利益いくらから必要?スワップの取り扱いの違いに注意

しかし本当に30万円程の利益で、そこから税理士に報酬を支払い、税金も支払ったら、投資能力はあっても金銭感覚は狂っているかも知れません。

その程度なら確定申告は自分で行った方が賢いでしょう。

なお、個人でもFXの確定申告は必須です。必ずバレますので申告漏れはしないようにしましょう。
⇒個人でもFXの確定申告をしないとばれる?【損失を繰越しよう】

FXで必要経費として認められているものとは

FXの必要経費として認めれているのは

 ・インターネットプロバイダ料金
 ・携帯電話・郵送などの通信料
 ・FX関連本や金融専門誌などの書籍
 ・セミナー・交流会参加費・交通費
 ・地代家賃(事業用部分)
 ・電気料金(事業用部分)
 ・パソコン・消耗品・備品類(10万円未満)

とされています。逆に言うと、これ以外の税金や保険代、生活費にガソリン代などは認めらていません。

これらの事から、他の自営業などと比較すると、どうしても必要経費は少ないのがFX取引の特徴となります。

まとめ FXの確定申告を税理士に頼む必要があるのか?

確定申告は利益を出した人が納税を納める義務があります。その為には、個人で行うのが不安なら税理士にお願いするのも、一つの作戦です。

・メリット…確定申告手続きの手間が省ける。最初なら不安解消。また、必要経費が認められる可能性高い。今後の法人化の際にも助けとなり得る。

・デメリット…税理士報酬の高額支払い。確定申告手続きは基本的に簡単。

これらを考慮すると、普通の弱小トレーダーなら運よく利益を出しても、税理士に頼むほどではないと思います。

しかし、法人となったトレーダーはそれだけ利益を出しているので、税理士に頼むのも一案でしょう。どちらも一長一短があるので、自分の裁量で決めるのが、良いでしょう。個人的には、一度も経験がないので、一度ぐらいはお願いしたいものです。

税理士が必要なのか気になるのであれば、税理士無料相談サイトで相談してみるのもおすすめです。

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