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アメリカ 各国の情勢 米大統領選挙

トランプ大統領の政策を踏まえ今後どのような投資をすればいいか?12月の利上げの影響は?

2016/11/15

トランプ大統領の政策とは?トランプ大統領誕生と過去記事の反省

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トランプ新大統領が決定し、世界は衝撃と共に落胆や発奮、歓声も沸いています。今回の一連の結果は、私にとっても良い教訓となりました。

というのも、自分で考えているつもりでも、結果的には大手経済サイトなどの情報をそのまま鵜呑みにしているところがあるからです。

このブログでも、トランプは結局ダメで本命のクリントンがなると予想していたのは、最終的にマスコミや経済サイトの選挙前の世論調査を信じてしまった結果だと言えます。これは反省点でもあり、もう少し冷静に考える必要があるという事です。

またトランプになると、円高に動くと思っていましたが、一転して決定後からは円安株高で動いています。

あの「トランプショック」という言葉は一体どこに行ってしまったのでしょう。

もちろん、今後は円高に動く可能性もありますが、その根拠のない自信に期待をするのは時として、残酷な無駄に終わる事があります。

FXトレーダーにとって、アメリカ大統領選挙ほど熱狂するトレード日和もないと思います。ちょっと、知ったかぶりな人はこんな日にトレードするのはダメだと、御託を並べますがそれは違います。

トレードするのに正解の日も、間違いの日もないのです。平凡な一日も突如として一変するのが、投資や相場というものです。結果が全てでもあるので、このような大きく動く日に参加して、大金を得る事も大いにあり得て、逆に損した人が言い訳するように能弁を垂れるのです。

そして、私のように少ない投資資金をさらに減らす、下手くそトレーダーが多いのも現実です。

このような日にトレードで一番の失敗原因は、値動きが荒く速いので、冷静な判断が出来なくなる事です。また、前記した「トランプショック」で円高に振れるだろう、という根拠のない自信が今回のトレードの失敗に繋がりました。

唯一、資金難も幸いして枚数を少なくしたので、最終的の損失金額は僅か数千円程ですが、何度もトレードをして何時間も画面に張り付いてこの結果だと、ちょっとFXを辞めたくなるのが本音ですね。

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トランプ大統領の政策とは?

気持ちを新しくして、トランプ新大統領の政策を考えてみたいと思います。これは経済サイトやニュース番組なども参考にしますが、もう少し独自色がないと、開票予想と同じ失敗に陥ってしまうので注意しなくてはなりません。

トランプの政策として言われているのが

  • TPP…離脱
  • 医療保険制度改革…廃止
  • 税制…大規模減税
  • 金融規制強化法…廃止

などとなります。

これは簡単に言うと、現在のオバマ政権を実施、または行う予定だったものと基本的には反対で動く、と捉えて良いでしょう。

しかし、極東の小さな過疎化が進行している小さな村社会で暮らして私には、これがどうなろうと知ったこっちゃありません。

確かにアメリカ国民にとっては直近の一大事ですが、トランプの過去の発言だけで短絡的に物事を捉えると、それは開票の事前調査と同じで、彼の掌で踊っているようなものです。

本当に廃止するのか、ただの強権路線というパフォーマンスなのか、実践する事で有益となるかは、時間が教えてくれるでしょう。

最も肝心なのが、これらが問題化してきてトランプ大統領が何かしらの発言や、実際に廃止に追い込まれた場合は相場が大きく変動するという事です。

これがFXトレーダーにとっては、最も気を付けるべきです。もちろん、大きなチャンスとも考えられますし、逆に二度と立ち上がれないダメージとなる事もあります。

私がオバマ大統領を支持、評価していたのはその人間性もあります。思い出しても、オバマ大統領ほど失言がなく、不適切発言が少ない人もいないでしょう。

これは相場に安定をもたらすという面でも、とても有り難かったのです。それが日本の民主党政権時や麻生総理の時は、いったいどれだけマーケットが振り回された! それは、日本とアメリカの大統領では格が違う、と言われればそれまでですが、大統領や総理や政権与党になるなら、それぐらいの振る舞いが重要となります。

よって、トランプで注意すべきは、不注意な発言によってマーケットが思いがけない動きをする事が多くなりそう、という事の一点につきます。

トランプ政権での今後の投資法

このブログがFXをテーマにしているのに、ちょっと相反する気もしますが、トランプ政権が4年ないし8年続くと仮定するなら、FXよりも株の方が投資として良いかも知れませんね。

単純に考えると、トランプはアメリカのニューヨークだけでなく、東部や西部に集中していたお金を中部南部の中流白人階級に関連する企業に流れるようにするはずです。

その関連として、例えば石炭業界などは長く低迷していますが、今後は期待が持てます。これも多くの経済関連のエコノミストは石炭は時代遅れなので、復興は難しいとしていますが、そのように偏った考えが今回のまたは今までの失敗の原因でもあります。確かに難しい面もありますが、全否定も危険です。

このトランプ関連銘柄は検索すると、結構出てくるので気になる人はぜひ購入を検討しても良いでしょう。というのも、日本のアベノミクスでも関連銘柄は大きく上がったのです。

それが世界大統領とも言えるトランプです。それは大きく期待しても良いのではないでしょうか? 既に値上がりしていると思う人もいるかも知れないですが、個人的には割安だと思います。アメリカがあるトレンドを作れば、それが何年間も続くのは周知の事実でしょう。

関連銘柄としては機械系が多いですが、

  • 小松製作所…建設機械のシェア世界2位
  • 竹内製作所…欧米でのシェアは非常に高い
  • IHI…大型ボイラーやLNG貯蔵タンクに特化
  • 太平洋セメント…国内セメントの最大手

などが人気で、他にも多数の企業の名前が挙がっています。

トランプは実業家でもあり経済の手腕には期待しているので、これら以外にもニッチな企業も恩恵を受けるかも知れませんね。

為替、FXに対してはちょっと難しい面もあります。しかし最近の雰囲気では円安に振れていますし、これでダウが数カ月でも良いですが上がっていって日経平均も相乗で上がるなら、為替も安定するかも知れません。

12月の利上げはどうなる?

最後に最も期待している人が多い、12月のFRB利上げについてです。これは判断が難しくなった、というのが本音です。

クリントンが大統領に就任したら、利上げするのがセオリーだったでしょう。しかし、結果はトランプでした。

その予定が狂ったFRBが方向転換というか、再び来年に先延ばしにするか、判断が付きません。ロイター通信などを読むと、利上げに不透明感と出ているので、これは逆張りとして利上げ実施と言いたいのですが、国民投票とFRBの頭の固い保守派では、考えがまったく違うのも事実です。

というか、トランプやその周辺とはまったく違う異質な人達でしょう。そうなると、またしても見送りで来年まで様子見という可能性もあります。トランプ自身は利上げ容認派であり、今後の期待感や前政権との違いを示すためにも、利上げをしたいと考えているはずです。

そうなると、難しいですが利上げの可能性が高いと判断するのが、ベターではないでしょうか?

最後に

結局色々と言われて書かれていますが、今後に期待をもって良いと思います。まだ新政権が始まってもいないのに、あーだこーだと文句を付けるのも考え物です。アメリカの不動産王の今後を見守ってみましょう。

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上記チャートの緑円で囲んだ部分が、トランプ大統領を好感しての期待上げとなっています。この流れが本物かは、今後の手腕に懸かっています!

参考:トランプ大統領誕生!今後は円高になるのか?日本経済、為替への影響