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アメリカ 各国の情勢

【TPP離脱表明】トランプ大統領就任式後の2017年株価、為替相場予想

ついにトランプ新政権の船出始まる!

この日を心待ちにしていた人から、悪夢の様に感じる人まで様々だと思いますが、ついに日本時間1月21日午前2時頃、就任の宣誓を行いトランプ大統領の誕生となりました。

早速、アメリカ第一主義とTPPの離脱を正式表明したのは、彼らしいですね。
(関連記事:米国TPP離脱による為替、株価への影響とは?トランプ次期大統領早くも暴挙TPP離脱表明!

今後がどのような動きになり、また世界は混迷と混乱し続けるのか、まったく不透明ですが、見守るしか出来ないのが現実です。日本に住んでいるとその温度差に驚くでしょうが、アメリカは本当に真っ二つになったと実感できます。

あの悪役レスラーのような男が、アメリカ大統領になるのは痛快であり、不気味でもあります。

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その日その時、米ドル/円相場の動きは!

それでは、その運命の一日となった為替相場の一日を追ってみます。この日の値動きがどうなるのか、とても楽しみであり不安に駆られていて人も多かった事でしょう。

しかし、結果としては意外なほど退屈な相場となりました。今後の大相場の前哨戦として、この静かな相場となったのか、それとも大口投資家や海外ファンドなどが様子見となったのか分かりませんが、これもまた想定外の相場となりましたね。

(記載元:GMOクリック証券 )

黒の楕円で囲んであるのが、就任宣誓をしている午前2時の値動きです。値幅で言うと1時間で約60pipsなので、経済指標の大きなイベント程度です。

イギリスのEU離脱投票や米大統領選挙開票日と比較すると、インパクト不足なのは間違いありません。歴代のオバマやブッシュ時の就任時相場を覚えていないので、これも比較できませんが、散々煽られて来た割りには穏やかだっと言えます。

この日のポイントは、結果的に陰線で終わっている事です。というのも、昨年のトランプが勝利してから株高ドル高で推移してきましたが、新年になるとドル安傾向となっています。

流石に就任式が直前に迫れば、再びドル高に動くと思ったのですが、結果的にドル安で動いてしまい、就任当日もドルが売られたのです。これを一番敏感に感じているのは、トランプ本人ではないでしょうか!

強いアメリカを熱望し叫びながら、結果が最近は伴っていません。Sponser Link


今後の動きをズバリ予想する!

何度も書いているので、このブログの読者の方にはまたかと言われると思いますが、トランプ新政権が本格始動しても株や為替がどのような動きになるのかは、正直分かりません。

そんな未来の動きを予想して調子に乗るのは、只の嘘つきか宇宙人ぐらいです。

しかしそれでは読者の皆さんは退屈ですし、私も面白くありません。

そこで、どこよりも早くトランプ相場がどの様に動くか当ててみたいと思います。予想できないと述べて、その直後に予想するのは一見すると矛盾に感じますが、長年相場に関わっていると、実は容易でもあります。

要するに、自分が予想するのではなく、事実や結果から今後が上がるのか、それとも下がるのか判断すれば良いのです。

まずトランプ政権が力を入れているのは、強いアメリカの復活という事でドル高とインフラ整備です。

そこにトランプ関連銘柄や軍関係やロシア関係の銘柄も先行として、株価が値上がりしているかもしれません。しかし、これらの先行銘柄とされるものが、2月に入っても3月になっても本格的に上昇しなければ、他の銘柄は一層厳しい動きとなるはずです。

まとめるとするなら、今後数か月以内で

・トランプ関連等の銘柄が上昇…他業種にも波及で株価アップ

・トランプ関連等の銘柄が下落…他業者は一段と下落?

と判断できます。

続いて、ここに長期金利と為替の動向を反映させます。これも当然、数か月で直近の結果が反映されます。

トランプのような勢いで当選し、経済政策を打って出る人の場合は最初の数か月の相場が非常に大事です。ここで落ちるようなら、今後挽回するのが非常に難しいからです。一度ヘマをすると、トランプが就任している間は疑念が常に抱えた状態にあります。

よって、長期金利とドル高の推移に注意して…

→最悪両方が下落するなら、株価上昇は期待出来ず下落!

(記載元:世界経済のネタ帳)

まとめ

最後にダウ平均の年間推移を見ていると、だいたい1980年代あたりから物凄い右肩上がりとなっています。この間は5人の大統領が務めて、今回はトランプになりました。ここで冷静に判断するなら、これは極論ですがアメリカは誰が大統領になっても、株価は上がるものなのです。

もちろん短期的な下落はありますが、とんでもない大問題が発生しても結局は持ち直しています。株価は既に実体経済の目安にはならないので、それを踏まえると仮に大きく下がったら、そこで押し目買いするのが賢明なやり方となります。

アメリカはどんなに問題が発生しても、株価だけは今後も釣り上げていくと思います。

よって、前記した株価や為替の下落要因は短期的な意味と捉えて下さい。長期的な視点でみたら、常にロング(買)状態なのは間違いありません。しかし、それが日経平均も同調するかは、また別問題となります。