以前にも「NHKニュースで英会話」を使った勉強法はご紹介しましたが(→「NHKニュースで英会話」の特徴、勉強法)、今回は、私の使い方を詳しくご紹介することで、皆さんに勉強法のイメージを持っていただければと思います。
なお、下記の「7.お疲れ様でした・・・。」のところでも書いていますが、「こうやって勉強することが皆さんにとってベストだ!」と言うつもりはありません。下記でご紹介している勉強法が「合わないなー」と思ったら、皆さんなりに勉強方法を変えてもらっていいです。少しでも気持ちよく学習を続けることが一番大事ですので(→嫌いな学習方法はやめましょう)、皆さんの学習方法の組み立てに少しでもお役に立てれば幸いです。
目次
「NHKニュースで英会話」の詳しい勉強方法
1.面白そうなニュースを、「最新のニュース」から探そう!
まずはニュース探しです。気になる記事があれば迷わず選べますが、「あまり面白い記事がないな・・・」というときは、トップ画面に並んでいる「最新のニュース」の5つの中から少しでも気になるものを一つ選びましょう。
ポイントは、「最新のニュース」から選ぶところです。「過去のニュース」には、今までのニュースが収録されているのですが、ニュース動画は見れなくなっています(*音声は聞けます。)。ニュース動画が見れた方が、見ていても面白いと思うので、まずは「最新のニュース」から選びましょう!
2.リード文を読もう!
トップ画面の最新ニュースからニュースを選んだら、次はリード文を読みましょう!
ニュースを選ぶと、上のような画面が現れますので、赤枠で囲んだ部分のリード文を読みましょう。ここに、今回のニュースの概要が記載されています。
何だか内容を先取りしているような気にもなりますが、学習を始められたばかりの方は、まずここのリード文を読んでからニュースを聞かれることをおすすめします。ニュースの概要を日本語である程度知っておいた方が、当然ヒアリングもしやすいので、聞いていて「何もわからん・・・」ということには、なりずらくなるはずです。
3.少なくとも10回は聞いてみよう!
さぁ、いよいよヒアリング開始です。上の画面のニュース画像上にある「再生」のボタンをクリックすると、動画が始まります。
1回聞いただけでは、「?」となるかもしれません。ここが一番しんどいところですが、2~3回聞いて何もわからなくても、何とか1単語でも聞き取れないか、という気持ちで、耳に神経を集中させて、少なくとも10回は聞いてみましょう。
この、「わからなくても、少しでも集中して聞き取ろうとする」という努力が、ヒアリング力向上に必ずつながります。
10回と書いてますが、ニュースは1分程度なので、10回聞いても10分です。しんどくても、10分だけは、辛抱して聞いてみてください!
10回聞いたら、次の英文確認の前に、聞けたところと聞けなかったところ、何となく覚えておきましょう。次の英文確認のときに必要になります。
なお、少しヒアリングが辛い方は、先にさらっと和文(上の画面の左下部についているタグをクリックするおと見れます。)に目を通されてもいいです。
もう、どうしようもなくヒアリングが辛い方は、さらっと英文まで目を通してもいいかと思いますので、とにかく10回、集中して聞きましょう。
4.「センテンスごとに学ぶ」で、センテンスごとに復習しよう!
ヒアリングが終われば、次は英文を確認しましょう。そこで役立つのが、この「NHKニュースで英会話」の素晴らしいコンテンツである「センテンスごとに学ぶ」です。
画面を下にスクロールしてもらうと、上のような3つのタブが現れます。「センテンスごとに学ぶ」をクリックすると、
上のように、各センテンスごとに、丁寧な解説が日本語でされています。ここの解説が素晴らしく、単語の意味から文法的な注意点等、気を付けるべきことが簡潔に記載されています。
各センテンスを確認し、ヒアリング時に聞けなかった部分については、しっかり確認してくださいね。
また、他のところでも書いているのですが、英語の上達は「筋トレ」と同じで、声帯と口の筋肉を動かすことが重要です(→話す訓練ー「筋トレ」と同じー)。各センテンスは、少し大きめの声で必ず音読しましょう。
5.もう一度、英文を聞いてみよう!
英文の意味、文法的な構成が確認できたら、最後にもう一度動画を聞いてみましょう。ここでは、一語一語がしっかり聞き取れているかどうか、最終確認してください。
ここまで学習されていれば、動画を聞くのもそれほど苦ではないはずです。もし余裕のある方は、ここでシャドーイングをするといいです。よりヒアリング力の向上につながります。
6.「キーワードで学ぶ」で、単語への理解を深めよう!
ここまでで学習はほぼ終了ですが、最後に「NHKニュースで英会話」のもう一つの素晴らしいコンテンツである「キーワードで学ぶ」を確認しておきましょう。
さきほどの「センテンスごとに学ぶ」のタブの右側に「キーワードで学ぶ」というタブがありますので、そこをクリックすると、
上のように、ニュースの中に出てきた一つの単語について、より詳しい解説が書かれています。
ここには、一般的な辞書に書いてある内容に加え、その単語の持つニュアンスや、類義語との違い、実際の使われ方など、普通に単語帳を見ているだけでは知ることのできない情報があり、会話の上でも本当に役立ちます。
さらに、その単語を使った例文もあり、至れり尽くせりのコンテンツとなっています!
7.お疲れ様でした・・・。
以上が、「NHKニュースで英会話」を使った私の勉強法です。最後に一点だけ付け加えておくと、もし上でご紹介した勉強の中で、「これは使える!」と思ってフレーズ、センテンスがあれば、暗唱用として記録しておきましょう。
先ほども書きましたが、英語の上達は「筋トレ」なので、この暗唱用のフレーズ、センテンスを何度も音読して、暗唱できるようになることが、会話上達への第一歩になります。
なお、語学は継続が一番なので、全く同じようにやっていただく必要はないですし、皆さんが続けやすい方法がベストな方法です。「NHKニュースで英会話」は無料にもかかわらず、上のようにヒアリングから、文法、そして細かい単語の知識まで網羅されている、非常に優良なコンテンツではありますが、必ずこれを使わなければ英語が上達しない、わけでもありません(→嫌いな学習方法やめましょう)。
皆さんが続けやすい方法を見つけるために、私の勉強法が少しでもお役に立てば幸いです。
おまけ:その他のコンテンツ
今回はとりあげなかったですが、「NHKニュースで英会話」には、他のコンテンツもあります。
先ほどの「キーワードで学ぶ」のさらに右にある「ボキャブラリー」と、「穴埋め問題」や「並べ替え問題」です。
「ボキャブラリー」は単語帳です。個人的には、単語帳を使って単語だけ勉強するのは、あまりおすすめしないのですが(→英単語帳は必要なのか?不要なのか?)、気になる方は使っていただいて損はありません。
また、「穴埋め問題」や「並べ替え問題」は、上の学習方法を実践していただけると、自然とできるようになると思いますので、気分転換にされてはどうかな、と思います。「クイズ形式の方が燃える!」という方は、学習に取り入れてもらえるといいと思います。
以上、長々と書きましたが、「NHKニュースで英会話」は本当に使えるコンテンツなので、是非一度使ってみてください!
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