エボラ出血熱は日本の私たちでも対策すべき?【症状について】

「アフリカ大陸で流行している病気で、他の国で暮らしている人には無縁の病気。」こんなふうに思われてきたエボラ出血熱ですが、アフリカ大陸とは離れているかのように見えるアメリカやスペインでも、感染者が確認されたようですね。

エボラ出血熱に感染するリスクが高い方には、医療従事者や患者の家族、患者に親しい人、遺体に直接触れる機会のある参列者などが挙げられます。医療従事者の場合は、アフリカ大陸以外の国の人の中でも遥々とアフリカ大陸に赴いている方もいますよね。一見アフリカ大陸と無縁かのように見えても、医療従事者から感染することは十分に考えられますよね。

ところで、エボラ出血熱は症状のない患者さんからは移らないし、空気感染もしないと言われていますよね。(参考:最近話題のエボラ出血熱とは一体どのような病気?)これを考えると、「自分の回りにエボラ出血熱の患者さんがいなければ大丈夫!」なんて思ってしまいそうですよね。

エボラウイルスは身近なものに付着しているかも

ただ、エボラ出血熱の症状が出ている人が、たまたま同じ電車に乗っていたとか同じお店にいたなんて言うこともあるかも知れませんよね。いや、エボラ出血熱の症状が出ている人とはタイミングが違うにしても、同じ電車やお店を利用しているなんて言うこともあるかも知れませんよね。

エボラ出血熱の感染は、患者さんの血液や汗、唾液、鼻水、嘔吐物、排泄物などに触れて、ウイルスが粘膜や傷口から侵入することで起こることが多いのです。汗は電車の吊革や手すりなどに付着している可能性がありますよね。唾液はくしゃみで飛んでくることもあるでしょうし、手で伏せてくしゃみをしても唾液の付いた手で色々なものに触れるでしょう。私たちにとって身近なお金にもエボラウイルスが付着しているかも知れませんよね。

エボラ出血熱の症状

エボラ出血熱は感染すると、2~21日(通常は7~10日)の潜伏期間があって急な発熱や倦怠感、咽頭痛、頭痛などの症状があります。そして、悪化すると、嘔吐や胸部痛、吐血、下血などの症状も現れます。

今の所、ちゃんとした治療法もなく、安静にしつつショックに対する治療を行ったり、輸液や循環の管理などを行うのが限界です。酷い場合には死に至るケースも多く致死率が50~90%と言う情報もあるくらいなので、移らない、移されないに越したことはないですよね。予防するにもワクチンがある訳ではありません。

エボラ出血熱に感染しないためには

エボラ出血熱に感染しないためにはとにかく流行しているアフリカ大陸に行かないこと、現地で動物の死体に近付いたり動物の肉を食べたりしないことなどに注意した方が良さそうです。医療従事者でアフリカ大陸に赴く方は、こまめに手洗いをしたり、感染の危険性のある人、動物の体液などに極力触れないようにして感染のリスクを抑えているようです。

テレビを見ると、エボラ出血熱の患者さんが防護服で完全防備したスタッフから治療を受けている映像をよく見掛けますよね。エボラ出血熱の患者さんの治療に当たるスタッフは、徹底したトレーニングを受けて予防対策を厳格に行っているようです。

このくらいの対策が必要なほどに深刻な病気だと言うことですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました