糖尿病や脳卒中、心臓病、高脂血症などの生活習慣病は、悪化すると生死に関わる重大な病気です。特に中年以降に心配される病気ですが、できることならこういう病気にかからずに人生を全うしたいものですよね。
生活習慣病は痩せている人にも起きる
ところで、生活習慣病と言うと、太っている人に多い病気と言うイメージを持っている方が多いですよね。痩せている人が必ずしも生活習慣病と無縁かと言うと、決してそんなことはありません。でも、痩せている人よりも太っている人の方がリスクが高く注意が必要です。
生活習慣病を予防する方法:食生活
では、生活習慣病を予防するためには、一体どのような対策をしたら良いのでしょうか。
まず、もっとも重点を置きたいのが食生活です。どういう栄養であれ私たちの生命活動を支えていくのに重要であることは確かです。とは言え、極端にある栄養ばかりを摂取して栄養バランスが偏ることは良くありません。
例えば、脂肪分や糖分の多い食品ばかりを大量に摂取してしまうことはありませんか。あまりこのようなものを大量に摂取したと言う自覚がない方でも、肉を少し多目に摂ることを毎日続ければ体内に中性脂肪やコレステロールなどが蓄積されていきますよね。
糖分の多い飲み物をお菓子と一緒に摂取するのでも、きっと血糖値はかなり上がるはずです。糖分は甘いお菓子やジュースばかりと思っている方も多いのですが、ご飯や麺、パンなどの炭水化物、果物の果糖も実は糖分なのです。
参考:糖分が無さそうで実は多い食品は?【炭水化物ダイエットのコツ】
果物は1日に200g摂取するのが良いと言われていますが、血糖値が高かったり糖尿病の心配をしている方は200gよりは控えめにした方が良いかも知れませんね。
脂肪分の多い食品は、肉やスナック菓子だけではなく食品の調理方法でも該当してしまいますよね。揚げ物や炒め物などの油を使った料理が多いと、どうしても脂肪分を多く摂りすぎてしまいます。油をたくさん使った料理を控えるとか、同じ油でも中性脂肪やコレステロールを蓄積しにくい植物性の油にしてみてはいかがでしょうか。ヒマワリ油とかオリーブオイル、ゴマ油などは人気がありますよね。
適度な運動で血糖値を低下させよう
それから、生活習慣病対策は食生活だけではなく、運動の対策も必要です。適度な運動は血行を促進して、中性脂肪やコレステロール、血糖値などを低下させてくれます。時間を作ってウォーキングやジョギングを行うのも良いのですが、できるだけ階段を使ったり、歩ける距離は歩く習慣を付けるのも十分生活習慣病対策になります。電車通勤の方は、椅子に座らず立つように心掛けるのも良いかも知れませんね。
この他には、生活習慣病はストレスや疲労によっても起こりやすい体質になります。ストレスや疲労はホルモンや自律神経のバランスが崩れて、脂肪や糖分を溜めこみやすくなります。毎日十分な睡眠をとって、1日のストレスや疲労はその日のうちに解消することも大切ですね。休日もストレスを持ち越すのではなく、気分をリフレッシュできるような過ごし方ができると良いですよね。
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