自分自身が胸焼けや胃もたれを感じることも、周りの人が「胸焼けする。」とか「胃もたれがする。」などと言っているのを聞くこともよくありますよね。ところで、胸焼けと胃もたれは似ているようで、実は別物だと言うことを知っていましたか。今まで同じような言葉として、誤って使ってきた方もいるかも知れませんね。では、胸焼けと胃もたれは、一体どのように違うものなのでしょうか。
胃もたれとはどういう症状なの?
胃もたれは言葉の意味通り胃がもたれることで、胸ではなく胃で起こる症状です。
具体的には、胃の鈍痛やむかつき、圧迫感などの違和感のことを言います。なぜこのような症状が起こるのかと言うと、胃酸の分泌が不足したり、胃の機能が低下したりすることで、体内に取り入れた食べ物が消化されにくくなるからです。食べ物が消化されにくくなれば、当然胃の中に食べ物が長く残りやすくなりますよね。
胸焼けとはどういう症状なの?
胸焼けも名前の通り胸が焼けるような症状で、胃ではなく胸で起こる症状です。具体的には、食道で不調が起こっているのですが、胸の圧迫感を感じることもあります。
お腹で圧迫が起こったり、胃酸が過剰に分泌されると、食道と胃の接合部の筋肉が緩んで胃の中の食べ物が逆流して、このような症状が起こりやすくなります。
ただ、胸焼けが胃もたれと異なるのは、胃酸の過剰分泌、食道と胃の接合部の筋肉の緩みなどです。
胃もたれや胸焼けの対処法は?
「胃もたれは胃酸の分泌不足、胸焼けは胃酸の過剰分泌!」このように胃もたれと胸焼けが別々の症状である以上は、対処法も異なります。
まず、胃もたれを感じた場合には、胃を休ませて胃の疲れを落ち着かせる必要があります。胃の回復を早めるためには、食事量を適度にしてお粥やうどんのような消化の良いものを食べると良いでしょう。胃の粘膜の再生力を高めるために、ぬるめのお湯にゆったり浸かる入浴をしてみるのもお勧めです。
それから、胸焼けを感じた場合には、食道を綺麗にするつもりで常温の水や牛乳などを飲んでみるのが効果的です。また、妊娠中の女性であれば、つわりで胸焼けに悩まされている方もいるかも知れませんね。このような方も、常温の水や牛乳は1度は試してみると良いでしょう。
もちろん、症状の原因となるアルコールや刺激物の過剰摂取、暴飲暴食などを止めることも、大切ですよ。
胃に負担をかけない生活習慣をご紹介
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参考サイト:胃の不調を予防するための対策は?【生活習慣や食生活を改善する】
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