「歯がしみる。」なんて感じる方は日本人の3分の1くらいで、実は皆さんが思っている以上に多いようですね。特に冷たいものを食べた時に歯がしみるのは、知覚過敏症なのか虫歯なのか分からないことがありますよね。
知覚過敏症と虫歯の違いとは
ところで、この2つを区別するには、一体どのようにしたら良いのでしょうか。まずは、知覚過敏症と虫歯の痛みの違いを勉強しましょう。
知覚過敏症と虫歯に共通する痛みは、冷たいものや熱いもの、甘いものなどが歯にしみると言うことです。
ただ、知覚過敏症の場合は、痛みが一時的で叩いても痛くありません。左右の3、4、5番目に起きやすいとも言われています。一方、虫歯は慢性的な痛みを感じ、叩くと響くのが特徴です。
知覚過敏症で歯医者に行く必要がある場合とは
ところで、虫歯の場合はすぐにでも歯医者さんに行って治療を受ける必要がありますが、知覚過敏症の場合はどういう症状であれ歯医者さんに行った方が良いのでしょうか。
もちろん、症状によりけりです。軽度の知覚過敏症であれば、自宅で知覚過敏症用の歯磨き粉を試しみても大丈夫でしょう。こういう歯磨き粉では、硝酸カリウムが露出した象牙質を保護して刺激を受けにくくしているのです。毎日継続して使用すれば、知覚過敏症の痛みが和らぐことがあります。
でも、治ったと思って使用を止めてしまうと、また痛みが再発することもあるかも知れません。取り敢えずは1週間以上は様子を見て、もし痛みが軽減しない場合には念のため歯医者さんを訪問することをお勧めします。単なる知覚過敏ではなく、歯周病とか歯肉炎、虫歯の可能性も考えられます。参考:虫歯と同じくらいに多い!歯肉炎の治し方は?【歯肉炎の原因を分析】
それから、自宅用の歯磨き粉でも対応が難しい重度の知覚過敏症の場合には、歯医者さんで薬の塗布をしてもらうのが良いようです。通常はフッ素配合の薬を使用しますが、あまりにも酷い症状で象牙質のカバーが必要な場合には、レジンや歯科用セメントを使用することもあるようです。
とは言っても、レジンや歯科用セメントは通常の歯磨きによってすり減ってしまうため、数ヶ月で効果が落ちてしまうようです。この他には、知覚過敏症の治療で、歯医者さんで神経を抜くこともあるようです。神経を抜くと歯の痛みを感じなくなるのは良いのですが、ここまでしてしまうと歯が変色したり折れたりしやすいので注意が必要です。
もちろん、あくまでも最終的な手段として神経を抜くと言うことです。逆に、神経を抜くと言うことは、デメリットを考えてもこの手段がもっとも最適だと思われると言うことですよね。ここまでしなくても良いように、自身でも早い段階で歯医者さんに行くようにしましょう。
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