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債務整理

債務整理はインターネット専門受付の弁護士には絶対に頼んではいけない。

2016/08/18

「借金で首が回らなくなる」って具体的にどういうことなんでしょうか。それは「支払ができなくなって取立てから逃げ回っている」ことです。

借金して支払が遅れている人は「遅れて申し訳ない」なんて考えてません。

では、なにを思っているか。

「どうやったらこの取立てをやめてくれるか」これだけを必死に考えています。

そんな「取立てから逃げたい人」が出会うのが「債務整理」。この債務整理、インターネット専門で受付している弁護士には絶対に頼んではいけません。

だって報酬がバカ高いし、まともな交渉もしてくれないんだもの。

債務整理について勘違いしていないか?債務整理とは

そもそも債務整理とはなんのなのでしょうか。

  • 弁護士や司法書士に頼んで行う
  • ローン会社からの電話や手紙の取立てが止まる

一般的にはこんなイメージなのではないでしょうか。

中には「弁護士が自分の借金をすべて肩代わりしてくれる、おまとめローンの弁護士バージョン」なんて勘違いしてくれる人がいます。(まあ僕もそう勘違いしていた人の一人なんですが・・)

支払は弁護士に払います。

弁護士はそのお金から自分の報酬分をひいて、ローン会社に払っています。なので肩代わりなんてしてません。

債務整理とは「今後ちゃんと支払ができるように条件の見直しをする」こと。

すなわち・・・

「この人、もう元金しか払えそうにないから、遅延損害金や金利をなくしてやってよ」

「月々の支払は5000円が限界みたいだからそうしてあげてよ」

と弁護士がローン会社に契約見直しの交渉をしてくれるんです。

債務整理の依頼を受けると受任届という書類をローン会社にだします。取り立ての電話が止むのは受任届のおかげ。

この受任届は「こいつの代理人は俺なんで取立てはもうすんなよ」という意味があります。

「まあ弁護士がつくなら取立てしても意味ねえよな」と、取立てがやむのです。

債務整理は遅延損害金や金利がなくなり、元金だけになる。

さらに月々の支払が安くなるばかりか取立てもとまる最強じゃんと思っていませんか?

まあ確かにそうなんです。

ですが、それはすべて弁護士の交渉力次第。

弁護士の腕が残念だったら、ただ取立てが止まるだけ。何も安くなりません。ぼくはこの残念な弁護士にひっかかってしまったんです。

ネットで債務整理を申し込んでみたところ・・・

当時、取立てがひどかったのでとにかくそれをやめさせたかったんです。(詳しくは親家族の生活費を一人で背負い消費者金融に手を出し借金まみれからの復活で書いています。)

そんな中、母が言うには「友人が昔取立てを弁護士に止めてもらったことがある」とのこと。

そんな方法あるのかとネットでしらべてみました。

ネットで検索すると確かに「即日中に取り立てを辞めませます!」みたいなページがありました。弁護士事務所のページです。

申し込みしてからその日に取り立てがやむなんて夢のよう。さっそく申し込んでみました。

申し込みから5分後、電話が。

女性の人が担当のようです。いきなり自分の経済状況や支出などをくわしく聞かれます。

「このまま債務整理するなら契約書などの書類をおくるので、それに返事するように」とのこと。

そんなことはよりも、今日取立てがとまるのかとまらないのかはっきりしてくれと頭の中がぐるぐる。

もう思い切って聞くことに。

「受任届という正式に取立てを止める書類をローン会社に提出するのはあなたから書類が届いて正式に債務整理を請け負ってからです」

「即日中に取り立て止まるってネットにかいてたんですが?あれはどういうことなんですか?」

気づけばちょっと高圧的に聞いてしまっていました。

「今日止めるなら、ローン会社に【○○弁護士事務所に債務整理を依頼したので今後はそちらとやり取りしてください】と言ってください。すぐにとまりますから」

自分でやるんかい!と突っ込みそうになりましたが、ガマン。おそるおそる電話してみると確かにあっさりと納得され、面白いように止まりました。

その後送られてきた書類には「もうローン会社にも依頼するから今更やめることもできないしな」と契約内容をよく目を通さずに記名捺印して、返送。

その月の末日から弁護士へお金をはらっていくことに。確か1社3万円ほど、約10万円ほど支払ました。

弁護士から突然の電話・・・交渉失敗?

支払いを続けて数カ月後。突然その弁護士から連絡がきました。

「ローン会社1社と和解がうまくいかないのでもしかしたら直接とりたてがあるかもしれません」とのこと。うそでしょ。

そんなことあるのかとネットで調べました。すると、弁護士もセカンドオピニオンが必要という記事が。

法テラスというところに行って相談するとよい、とのこと。

無料だということもありすぐに言ってみると、驚きの事実がごろごろでてきたのです。

「弁護士の交渉力によってそのようなことあよくある」

「受任届自体に取り立てストップの法的効力はありません」

「ローン会社がこの弁護士はダメだと思えば、直接取立てが来たりするときもあります」

「しかもこの報酬は高すぎですね・・。支払対象を元金だけにするぐらいの実力がある弁護士事務所がとる金額ですよ」

「まだ私のほうが報酬も安いですし、なんとかできると思います」

「一度弁護士に任せたらずっとその人にしなければならないというわけでもありません」

「弁護士はお引越できますので、はやく動いたほうがいいですよ」

話をきいて特に悪い印象もないですし、何もしなかったら状況はもっとわるくなりそう。

「お願いします」と法テラスで相談をうけてくれた弁護士の方に引っ越しの手続きをお願いすることに。

今もその弁護士の方にお世話になっています。今まで一社ごとにどのように和解したかを逐一報告してくれました。この弁護士さんによって自己破産はせずに、金利と遅延損害金を免除+支払期限をのばすことで月々の支払を減らしてもらうことができました。

前のほったらかし対応とは違いすぎる。何より安くなったのがでかいです。1社1万5千円ほどで前のところの半額でした。

和解がうまくいかないという電話があって本当によかったと今では思います。

まとめ 債務整理はインターネット専門受付の弁護士には絶対に頼んではいけない。

僕みたいにとにかく支払をとめたいから債務整理を検討し始めた人に警告です。債務整理は多重債務者にとても効果的なのは間違いないと断言できます。

しかし、てっとり早く取立てをとめたいと実態がよくわからない弁護士事務所に頼むことはしてはダメです。実際に会って、信頼のおける人かどうかを自分の目で見極めて依頼してください。