お金に困ったら見るブログ 〜極貧乏脱出方法まとめ〜

お金がなくなり窮地に陥ってから復活した人の体験談を紹介 貧乏から脱出する方法、貧乏にならないための情報を提供していきます。

債務整理 男性 貧乏脱出体験談

浪費癖が止まらず債務整理へ ~運命を変えた出会いで復活~

初めまして。私は20代後半の家庭を持ち普通の生活を送っていますがつい数年前まで、お金によって人生のどん底を味わうという経験がありました。そのお話が出来ればと思います。

私は幼少期、公務員の父と専業主婦の母という極々普通の家庭に育ちました。

お金に不自由なく育ったことはなく、両親に欲しい物をねだっては買ってもらえるような甘い家に育っておりました。今思うと昔からお金の管理をするということはありませんでした。

高校を卒業し、都会に出てみたいという理由で、都会に出てベンチャー企業に就職しました。

ベンチャー企業で大成功 月収100万円突破し有頂天に

ベンチャー企業での仕事は新規開拓の営業。毎日のように飛び込み。幸運なことに非常に営業成績が良く、お給料も毎月約100万円程度と高額で、毎日のように飲み歩いては女遊びもしておりました。

自分から女性にアタックしなくてもあちらから寄ってくるという生活が毎晩のように続き、田舎から出てきた私にとっては夢のような毎日でした。

1日に5万以上は少なくても使う生活が続いていましたが、稼いでいたこともあり、特に問題なく生活はできていました。

出世後の転落人生・・・

そんな際に、転機がやってきます。2年後の20歳にしてマネージャーに大抜擢され、私は約10人の部下を持つようになりました。

部下を持つということにステイタスを感じ、かっこつけたいという思いがあり、その頃から私は毎晩のように部下全員を連れて飲みに行っては数十万の飲み代をおごる毎日。

居酒屋、BAR、クラブと朝まで遊び明かしていました。この頃から毎日お財布には20万円以上入れるようになりましたが、1日にしてほとんど使い切る始末。

ATMでお金をいちいち下すことが面倒になり、初めてクレジットカードを所持するようになり、カードで支払うようになっていくようになると、お金をたくさん使っているという感覚が怖いくらいなくなっていきました。

また、立場に見合ういい服を着なければと一人で思い込み、デパートに行っては高価なスーツや私服を買いまくる日々。

気づけは毎月クレジットの支払いが150万円以上必ず請求されるようになりました。この時点ですでに毎月のお給料以上の出費。

しかし、お金は後から付いてくるという甘い考えと、頼ってくれている部下にいい顔をしたい!という思いもあり、お金が回らなくなっても、生活スタイルは変えずに、ついには消費者金融から借りるようになりました。

「契約をたくさん取れば来月の給料で取り返せる!」

営業という仕事柄、契約ごとに歩合がつくので、このような甘い考えで私は軽い借金を重ねていきました。

こんな毎晩遊んでいる生活が続き、二日酔いで会社に出社する始末。

若い私にマネージメントなどできるわけもなく、業績は一気に下がり、私は責任を取り降格処分に。お給料は半分以下になりました。

降格後も浪費癖は変わらず・・・

しかし、降格されたにもかかわらず、わたしの夜遊び癖は治らず、毎晩相変わらず飲み歩いていました。相変わらずクレジットの支払いは毎月100〜150万円ですのでもはや首が回ってない状態でした。

それでも私は「またすぐに巻き返して出世できるのだ!」と自分を課題評価しておりました。

しかし一向に成果も上がらず、出費はかさむ日々。そんな生活は長続きするはずありません。

クレジットカードの支払いは滞納、さらには消費者金融の借り入れも滞納。

クレジットカードは止められ、職場にも借金返済の催促の電話がかかってくるように。

そして月25万円の家賃が払えず光熱費も滞納、電気や水道が止められ、仕方がないので友人宅に居候する生活。この時はもうどうしていいのか分かりませんでした。

そして、ついには債務整理をすることになりました。

しかし、この時の私はその時の自分を恥ずかしいと思わず、借金を払わずに済むのかと思いラッキーと思っているような始末。

ですので、私はその後も、クレジットカードがないとはいえ、お給料が出るとそのまま現金を下ろして友人と、飲みに行き、自分の身の丈に合わないような金額をつぎ込んでいる生活を続けていました。もうその場が楽しければいいという感情でした。

運命的な出会いと現在

そんな生活を続けている毎日、とある飲み屋で一人の女性に出会いました。

弁護士をしているという女性で話すうちに私は心惹かれ、そして付き合うことに。

私は初めて結婚を意識した女性でしたがわたしの治らない金遣いに関して隠しておくことに引け目を感じ、そして別れられることを覚悟の上で彼女に打ち明けました。すると彼女は

「今日から通帳全部貸して。それから見合ってないとこに住んでいるから引っ越しね。私が最初は厳しく管理するから一緒に直していこう。」

と言ってくれました。本当に嬉しく、私も変わらなくてはという思いでいっぱいになりました。

その日から、毎月、私の収支のバランスを見直す時間を作りどうしたらいいのか一緒に考えるようになり、少しずつですが私の金銭感覚も通常になってきました。

ちょっとした家計簿を彼女と一緒につけて、目で見ることで自分の出費のどこが無駄なのかを意識することができ、生活態度を改めるきっかけになります。

そんな生活をして2年、貯金もできるようになった際に彼女にプロポーズ、そして今は結婚して幸せな生活を送っています。

現在では子どもも生まれ、いかに将来のためのお金が必要なのかを実感し、つい数年前までその場しのぎで生きていた自分を改めて恥ずかしく感じます。

仕事は転職をし、前よりお給料はありませんが貯金もできており何不自由なく生活しています。

今思うこと 失敗から学ぶ

私の失敗は持っているお金以上に出費をし、それを取り返せると甘い考えでいたことです。収支バランスなど全く考えることなく、その場しのぎの生活を送っていました。

このような場合、自分だけで立て直すことは非常に困難ではないでしょうか?私の場合、確実に今のおくさんに出会っていなければ、今現在でも借金に苦しむ生活を送っていたでしょう。

自分の信頼できる人、もしくは専門家などのプロに恥ずかしさを覚悟の上であなたの現状を話し、一緒に見つめ直してくれる人を見つけてみてはいかがでしょうか。

そうすることで第三者からの冷静な意見を聞くこともできますし、一緒に見直してくれることで客観的に自分を見ることができます。一獲千金を狙ってギャンブルをしたこともありましたが、結局そのようなうまい話はないのです。少しずつでいいので自分を見直し改善してください。