いちごグリーンインフラ投資法人の上場後株価分析

2016年12月1日にメガソーラーに特化したリート いちごグリーンインフラ投資法人(9282)が東証インフラ市場に上場しました。

参考:いちごグリーンインフラ投資法人のリートIPO株評価分析

東証インフラ市場という珍しい市場に上場した、この銘柄のその後が気になっている方も多いのでは無いでしょうか?

この記事では、上場後の状況を確認して振り返っていきます。
(この記事は2017年2月8日に書いています。)

Sponser Link


いちごグリーンインフラ投資法人の上場後から今日までの状況

いちごグリーンインフラ投資法人は公開価格100,000円で売り出され、上場当日は−3.6%の96,100円で取引を終えました。

上場初日からつまずいてしまった形です。

そして、更に悪いことに、その後も株価の下落は続き、アレヨアレヨと言う間に下値をブレイクし続けて、現在90,000円を下値にウロウロしている状況です。

そして、東証インフラ市場というマイナー市場であることが祟り、上場初日こそ活発に売買が行われていましたが、上場翌日以降は取引量が多くて3000前後少ない日は100辺りで推移しています。

これは市場での取引がし辛い銘柄だと言って良い状況です。

IPO前の私のいちごグリーンインフラ投資法人に対する評価

IPO前の私のいちごグリーンインフラ投資法人に対する評価は、参加オススメ指標40 参加見送り推奨でした。

結果をみると上場初日の下落幅も展開も予想通りでした。投資先の内容も配当利回りも悪く無いとは思うのですが、、、難しいですね。

今後のいちごグリーンインフラ投資法人の株価予想

今後もいちごグリーンインフラ投資法人の株価は徐々に下落していくでしょう。

何と言っても需要が乏しいので、日本にメガソーラーブームがやってきて注目度が高まりでもしなければ株価の上昇は難しいでしょう。

やはり、マイナーな市場だと定期的な需要を供給する投資信託やファンドも買いに入らないので取引量が少なくなり、取引量が少なくなれば個人投資家も嫌煙する、、、そして、更に取引量が減り、、、のループに陥り、株価もループに巻き込まれて下落を続けてしまいます。

このループが打破されるまでは、株価の復活は期待できないと予想します。

私のIPOの結果

私は今回のいちごグリーンインフラ投資法人の案件はリターンが見込めないと予想したので参加を見送りました。

結果を見返してみると、その結論は間違っていなかったと思います。

ところで、今回いちごグリーンインフラ投資法人が上場した、東証インフラ市場は2/8現在で2銘柄のみ上場しています。

これを見るとたった2銘柄しか上場していない市場の必要性があるのか?東証リート市場と統合した方が皆にとって良いのでは無いか?

と数々の疑問を感じますが、これには何か深い大人の事情があることなのだろうな、と思って納得しておきます。