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各通貨の状況 豪ドル

2016年後半の豪ドル円の見通しについて【原油先物価格の値動きに注意】

2016年の夏もそろそろ終わりを迎えます。夏の終わりで個人的には上半期が終わった気がしますが、実際にはとっくに過ぎていますよね。

この中年特有の「危機管理無き時差感覚」が、FXで勝てない要因だと思います。如何に文章で偉ぶって書いても、肝心の成績に反映されないのは、お粗末な結果と言うしかありません。

ところで、みなさんの7月8月と真夏のFX相場は、どうだったでしょうか。6月のイギリス・EU離脱の影響が大きく、その後もテロなどが相次いだので、FX相場も大荒れすると思ったら、意外というか何とも掴みにくい相場となりました。

結論は値幅変動(ボラティリティ)が少ない相場です。普通なら、変動が少ない方がやり易いのですが、6月の値動きが頭の中に強烈に残り、そろそろもう一度くるのでは、と怯えていたのです。

怯えていると、人間は勇気ある行動が取れません。FXを始めて10数年、こんなに取引をしなかった事もないと思います。

そして何が嬉しいって、こんなに快適でイライラせず夏を過ごせた事もないでしょう。取引が少ないので、負けてイライラする事もないのです。我ながら、賢い方法を見つけたものです。

しかし、です! こんなに腑抜けな夏も、久しぶりです。今年の夏を例えるなら、防具だけを身に着け竹刀を握らない剣道のようなものです。汗臭いニオイだけで満足しているなら、それはオリンピックを見ているだけで汗だくになる中年になる事、私の事なのです。

夏相場は毎年、閑散とする事が多いです。それは、機関投資家が夏休みで相場に参戦しないので、という都市伝説の様な話もありますが、信ぴょう性は分かりかねます。また、平均というか傾向として閑散としているだけで、去年や2011年の相場も所謂ボラが大きかったです。

豪ドル/円の最近の動き 原油先物の動きに注意

さて、本題のオーストラリアドルの為替の見通しについてです。

今年1月に「オーストラリアドルはどこまで下落するのか?70円台突入か?今後の見通しについて」で記事を書いたっきりですので、半年以上経過してしまいました。

今では豪ドル円は70円台が当たり前になってしまっています。

さて、直近の話題としては、8/21のニュースとして、NY原油先物が下値から上昇するのでは、と言われています。

それをトレンド転換とみると、カナダなどが買いに入ると見られ、その流れにオーストラリアが追従すると期待されているからです。

これが豪ドル/円、豪ドル/米ドルを巻き込んで大きな動きになるかは判断しかねますが、注意は必要でしょう。

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(画像:GMOクリック証券)

上記チャートはそれぞれ、豪ドル/円と豪ドル/米ドルの日足チャートとなります。

6月後半の大陰線がイギリスのEU離脱開票日になります。そこから判断できるのは、夏の値動きはほとんどEU離脱の値幅内での値動きという事になります。

他の通貨は調べていませんが、きっと大差はないでしょう。

オーストラリアドルの為替の特徴については以下のサイトを参考
⇒豪ドルFXで資産運用

豪ドル円為替の今後の見通し

結果論ですが、夏の値動きが少なかった理由はいくつか考えられます。

それは、

  • 例年通りの夏の閑散相場
  • イギリスのEU離脱ショック
  • ブラジル リオ五輪開催での閑散相場
  • 米大統領選挙での動向見送り

個人的には、これら以外に相場の変動が少なかった最大の理由として、アメリカの政策金利上昇の見送りがあると思います。

大方の予想と私自身も間違いなく今年は政策金利を上げると思い込んでいたのですが、まだ一度も上げていません。気が付けば夏が終わり、大統領選挙も大詰めになり上げる事なく今年が終わる可能性が高まっています。

一方で8月にオーストラリアとニュージーランド、そしてイギリスは足並みを揃えて、政策金利をそれぞれ0.25%引き下げましたが市場にインパクトを残せていません。

そうなると、アメリカの動向がなかった事が、閑散相場の大きな原因だと思えてなりません。

最後に今後の見通しとして、2016年の夏以降は大きなイベントは限られたものしかありません。最大の出来事は何度もブログで取り上げているアメリカ大統領選挙です。

五輪も終わり世界の関心は、その一転に集中するでしょう。トランプにしろヒラリーにしろ、相場が大きく動くのは間違いないので、最大の注意をもって相場に挑むべきです。

まとめ

真夏の閑散相場は、嵐の前の静けさという言葉があるように、秋にかけては相場が大荒れになると思えてなりません。

これは中年特有の直感で、私は中年の中の中年なので、その危険察知能力に長けています。それでも不気味な相場になるほど、燃えるのも事実なのです。

FXなど投資で大勝するには、如何に大きく動くときに勝負をして、きっちりと勝利に結びつけるかです。