こんにちは、管理人のうさぎぱんです。我が家のはーくんも11歳を過ぎ、以前に比べて動きがゆっくりになってきました。超高齢となった今、気になるのが医療費です。
今回は、うさぎをはじめとするペットの医療費と、ペット保険について考えてみました。
ペット保険が本当に保険は必要なのか疑問に思っている方、それ以前に医療費の相場について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。我が家の子の実際にかかった治療費や、犬猫の治療費の一例も参考に紹介しています。
あなたが思っているよりペットの病気は簡単に起こりますし、医療費はびっくりする金額がかかります。
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うさぎの医療費についての費用の違いと目安
うさぎの医療費については正直に言うと「格安なところもあれば、そこそこなところもある」のが現状です。
というのも、人間の自由診療と同じように値段が定められていないためです。
人間も保険診療の場合は保険点数によって決まるため、差があるとしても薬の内容や数、初診料や再診料の違いなどごく些細な額しかありません。
しかし、これがいわゆる美容外科や審美歯科のように保険の効かない医療行為となると、病院ごとにかなりの額の差があります。
そして、うさぎも同じように病院ごとでかなり額に違いが出てきます。同じような診療内容でも、1,000円前後の病院もあれば、5,000円ほどかかる病院もあります。どうしてこのような違いが出てくるのか、複数の病院にかかったことのある人は疑問に思ったことでしょう。
うさぎの病院での診察には、主に次のような費用がかかります。
- 初診料または再診料(500~1,500円くらい)
- 検査費用や処置費用(内容によって500~数万円)
- 専門医療費(2,000~5,000円くらい)
- 薬代(内容によって数百円~)
実際の診察内容や薬の有無、病院ごとにこまかい名称など異なる部分は多いですが、おおよそこのような内容で請求されます。
ちなみに我が家の場合は次のような金額でした。
<我が家のうさぎの病院代>
☆チビ(2羽目のうさぎ)の歯が尖って削る処置が必要だった時
再診料500円のみ
☆チビの足の爪がトイレの天板に引っかかって抜けた時
診察費5,000円くらい(粉薬代込み)
☆チビの毛球症(うっ滞)による開腹手術
入院費1週間
手術費
合計20万円ほど
※チビの手術内容については、こちらで詳細を書いています。→『うさぎの毛球症手術の話』へ
☆はーくんが鼻涙管炎症で目の周りが涙焼けした時
再診料500円+税
目薬代1,800円+税
合計2,500円ほど
覚えている範囲と領収書を残していた範囲なので、数は少ないですが、4件のそれぞれ別の動物病院の実例です。薬代は粉薬系や錠剤系で1,000円ほど、目薬で1,800円ほど、注射は1本あたり1,000円ほどでした。
安いところは本当に安く、再診料500円であとは薬代など実費が請求される、というもの。逆に高額な病院では、再診料が高い他に『専門医療費』で数千円かかることがあります。
あくまで私の経験ですが、建物が大きい病院やグループ病院は高額で、個人経営の場合は低額なところが多かったです。設備代や人件費も含むと考えると仕方がない部分もありますが、中には料金に見合っていない治療を行う病院もあるので注意が必要です。
以前書いた『うさぎを診てくれる病院~病気や怪我をした時に頼れる獣医さんの探し方~』という記事でも触れていますが、診察室から出てくるペット達が怯えているような病院。実は、チビの爪の医療費で5,000円くらいかかったのがこの病院でした。
高い割に処置前からチビは悲鳴を上げるほど怯えるし、チビの前に診察を受けていた犬も怯えながら診察室から出てきたし、しかも大した診察はなくサッと傷を見て「薬出しておきますねー」だけでした。
薬代を抜きにしても、たったこれだけで数千円もとるの?と思うほど雑で乱暴。しかも一向によくならないので、2回ほど通った後は別の病院へ変えました。
この経験があったため、高い動物病院が質の良い病院だとは限らないと私は思います。
言ってしまえばボッタクリというか、病院が大きい分ただの人件費や設備維持費であって技術料ですらないんだろうな、と。
もちろん、高額であっても料金に見合った動物病院は多いです。たとえば大阪北部にある某動物病院は建物も大きく、診察可能ペットの種類も多い大規模な施設なのですが、かなり評判が良いことで有名です。
診察費の他、専門医療費として最初に1,000円、以降は診療時間10分ごとに1,000円かかります。それでも「うさぎに詳しい獣医師がいる」「獣医師ごとの出勤日がネットで分かる」「犬と猫や小動物の待合室が1階と2階に分けられている」などの魅力で人気です。
このことから、けして動物病院の質は料金で決まるものではないのだと理解しました。安くても良い動物病院はありますし、高くても二度とうちの子を任せたくないと思う動物病院もあります。
ただし、安くても人間と違い、金額の大小に関わらず医療費が満額かかることに変わりはありません。症状によっては、安くて評判の動物病院にかかったとしても数万円の医療費になる可能性があります。
※うさぎの治療ができる動物病院情報を集めています。一覧にしているので、病院探しの参考にしてみてください。→『うさぎの治療が可能な動物病院まとめ』へ
うさぎのペット保険加入の必要性
個人的な経験に基づいて言うと、うさぎの保険は個体によると言えます。
ペット保険をおすすめしたい子は、次のような特徴のうさぎさんです。
- 体の小さい子
- 純血種(とくにドワーフ系や長毛種など)
- お腹が弱い子
- 牧草嫌いの子
- 高齢うさぎ
我が家のチビを含め、体が小さい子は病気になりやすいため、保険に入っておくことをおすすめします。
いわゆるスーパーミニウサギと呼ばれる子たちで、内臓が小さい分、毛球症が起こりやすい特徴を持っています。
また一般論ですが、ミックスではなく純血種の子も病気のリスクが高い傾向にあります。体が小さめのドワーフ系の他、体内に毛玉を作りやすい長毛種の子などは注意が必要です。純血種でなくてもお腹が弱い子であれば、病気リスクが高いです。
逆に言うと、体が小さくなく、ミックスで元気そうな子であれば、飼い主さんの判断で加入するかしないかを決めても良いと思います。
ただ、学生さんや社会人なりたてなど収入が少ない人は、安めのプランでも保険に入っておくといざという時に便利です。
とくに牧草を食べないからと野菜をよく与える人や、ペレットばかり与えている人は、将来うさぎが尿結石を発症する可能性が高いです。開腹手術で体内から結石をひとつひとつ取り除かなくてはならないため、手術日も数万円以上と高額になりがちです。
体の弱い子を飼っている、いざという時にまとまったお金を出しにくい。そのような飼い主さんは、ペット保険の加入を考えてみてはいかがでしょうか。プランによっては毎月2,000円前後のものもあります。
10歳や11歳までであれば、高齢うさぎでも加入可能となっている保険もあります。プランが制限されることもありますが、高齢うさぎは長期治療が必要となる病気のリスクが高まることから、高齢になってから加入しておく手もおすすめです。
理想は子うさぎのうちから加入しておきたいところですが、大人うさぎでも遅いということはありません。貯金がちょっと頼りないという人は、毎月一定額が自動で引き落としされる保険は「自分の代わりに治療費を貯金してくれている」と考えると便利です。
犬や猫もペット保険は必要?医療費の目安はいくら?
うさぎの治療費よりも高額となりやすいのが、犬や猫です。動物病院の待合室で小耳に挟んだり口コミを見てみると、やはり簡単な処置だけでも5,000円前後かかることは珍しくないようです。
いくつかの動物病院のホームページに書かれている料金表を参考にしてみると、大雑把に見て以下のような料金になります。
<猫の病院での治療費など>
- 診察料(1,000円)
- 3種混合ワクチン予防接種(4,500円)
- 4種+白血病の5種混合ワクチン予防接種(6,500円)
- FIV(猫エイズ)ワクチン(4,500円)
- レントゲン(3,000円)※読影料500円込み
- 去勢手術(16,000~27,000円)※性別による(男の子の方が安い)
- 猫伝染病腹膜炎の入院と手術(200,000円)
<犬の病院での治療費など>
- 診察料(1,000円)
- 肛門腺絞り(600円)
- 7・9種混合ワクチン予防接種(7,000円)
- 5・6種混合ワクチン予防接種(6,000円)
- レントゲン(3,000円)※読影料500円込み
- 去勢手術(21,000~48,000円)※体重や性別による(男の子の方が安い)
- 尿結石の入院と手術(160,000円)
この料金内容を見て、「なんだ、大病にさえならなければ、それほど費用はかからないじゃん」と思った方も多いと思います。ただ、注意したいのが猫や犬の場合、予防接種が必要だということ。
つまり、病気や怪我がなくとも、予防接種のために必ず病院へ連れて行かなくてはならないのです。
予防接種は一度受けたあと、間隔をあけて同じものをもう一度受ける必要があります。ワクチンによって期間は異なりますが、一回目を受けた半年後に再度受けるものもあれば、一年後に受けるものもあります。
室内飼いでも予防接種を受けておくと安心です。もちろん、感染症などのリスクが減るという点も重要なのですが、予防接種をしておかなくては、いざという時にペットホテルも利用できません。
ペットホテルの規約には必ず、予防接種を受けていることが前提として挙げられています。さらに動物病院が併設しているペットホテルでは、その病院の診察券を持った患者さんしか受け付けてもらえないところも多いです。
予防接種は病気リスクを下げるだけではなく、このようなペットホテルを利用しやすくしてくれます。
保険のプランによっては予防接種費用は保険適用ができないことも多いので、予防接種も適用対象となっているプランを選ぶと便利です。ただし、その分保険料が高くなってしまいます。
犬や猫の場合も、うさぎと同様に「いざ大きな手術をする時のための準備」もしくは「自分で貯金しておけない人の治療費貯金代わり」として考えた方が良いです。
上記に挙げた病気の入院や手術費は、一例でしかありません。もっと犬や猫、うさぎがかかりやすい病気はたくさん存在しますし、ニュースサイトのアンケート結果によれば、費用は90万円以上かかったという人もいます。
とくに犬猫は治療費が高くなりやすいので、手術費用を自力で用意しておく自信がない人は、ペット保険を活用しておくと十分な治療を受けさせてあげやすいです。
犬猫におすすめの保険は何?
では、ペット保険に入るとして、どの会社のペット保険に入れば良いと思いますか?これも犬猫やうさぎで分かれますが、犬猫の場合、おすすめはアニコム損害保険さんの『どうぶつ健保ふぁみりぃ』です。
おすすめの理由は、まず取り扱い動物病院が多い点。試しにご近所の動物病院のホームページをいくつか見てみてください。「アニコム取り扱いあります」としている動物病院が1件以上見つかるのではないでしょうか。
アニコム損害保険の最大の魅力と言っても過言ではありません。せっかく保険に入ったのに、かかりつけの動物病院では取り扱い不可だったとなるともったいないです。しかもアニコム損害保険は窓口でそのまま保険の恩恵を受けることができます。
たとえば、70%保険適用のプランに入っている子が10,000円の診療費だった場合、動物病院の窓口で支払うのは30%の3,000円のみ。予防接種費用などは対象外となっていますが、後から手続きするのではなく、その場で割引してもらえるのは助かりますね。
7歳11ヶ月とかなりの年齢の子まで加入できる点も魅力です。他にも人気のペット保険はありますが、取り扱い病院の多さとその場で費用負担が軽減されるのアニコム損害保険がおすすめです。
うさぎにおすすめのペット保険
ではうさぎのペット保険でのおすすめは、というと、実はかなり選択肢が狭まっています。以前は他の保険会社も取り扱ってくれていたのですが、新規加入を停止してしまい、今では加入できる保険がほとんど残っていません。
そんな厳しい状態のうさぎが入れるペット保険が、日本アニマル倶楽部の『プリズムコール(THE ペット保険 PRISM)』です。
(※リンク先のペット保険ランキングやペット別保険料見積もりをご利用ください。)
うさぎは満11歳未満まで加入可能という、かなりの高齢うさぎでも入れる点が最大の魅力です。プランも4種類あり、「お金に余裕はないけど、いざという時のお金のアテは作っておきたい」という人にぴったりのプランもあります。
たとえばホワイトプランなら、月々1,910円の掛け金で入院日額10,000円、手術費150,000円の保障がつきます。我が家のチビの手術代が20万円だったことを考えると、かなり頼りになるプランではないでしょうか。
※うさぎのペット保険のプラン詳細については、実際に資料請求してみたレポートでご紹介しています。そちらも参考にしてみてください。
→→『うさぎが加入できるペット保険は?~満11歳未満の高齢うさぎも入れるプリズムコールがおすすめ~』へ
犬猫やうさぎにペット保険は必要あるのかについてのまとめ
ペット保険は必ずしも入らなければならない、というものではありませんが、「できる限りの治療は受けさせたい」と考えるのであれば、検討する価値はあります。
病気にならなくとも、交通事故やケージ内での落下、同居ペットとの喧嘩など怪我のリスクは無視できません。
うさぎの場合は骨も内臓もデリケートなので、より注意が必要です。
- 体の小さい子
- 純血種(とくにドワーフ系や長毛種など)
- お腹が弱い子
- 牧草嫌いの子
- 高齢うさぎ
記事の上の方でも紹介しましたが、うさぎの場合、このような特徴に当てはまる子がいるのであれば、お家の財政状況とともに考えてみてください。(一部の特徴は犬や猫にも言えますが)
ひとまず資料請求でどのような保障が受けられるのか、実際の資料を見てみるのもおすすめです。私も実際資料請求してみましたが、何度かメルマガが届くくらいで、とくにしつこい勧誘等はありませんでした。
各保険会社のホームページもありますが、以下のような資料請求サイトから冊子や紙の資料をもらうと見やすいですよ。
>>『ペット保険の資料一括請求サービス』サイトへ
犬猫の資料も一括請求できるので、複数ペットを飼育している人にはとくに便利です。
保険に限らず、大切な家族がいざ病気や怪我に悩まされた時、すぐにでも助けられるような準備はしておいてあげてください。
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