純血種うさぎの血統書~うさぎの飼育日記⑭~

こんにちは、管理人のうさぎぱんです。

今年お迎えした我が家の三男坊さっちゃんは、初めてうさぎ専門店で購入した純血種のネザーランドドワーフ。純血種を購入すると血統書が発行されるのですが、それがついに先日届きました。

そこで今回は、さっちゃんの成長ぶりやスーパーミニウサギ疑惑をご紹介しつつ、うさぎの血統書についても解説していきます。

小さいネザーランドドワーフ~スーパーミニウサギかも?~

我が家のさっちゃんは、うさぎ専門店で購入した純潔種のネザーランドドワーフラビットです。ネザーランドドワーフはうさぎの種類の中でもかなり小さい種類なのですが、ごく稀に大きい体の子も生まれます。

また、世間で言うところの片手に乗るくらい小さいうさぎ、「スーパーミニウサギ」は、ネザーランドドワーフの血が入っているケースが多いです。

つまり、言い換えると純血種のネザーランドの中にもロップイヤー並みに大きい子もいれば、「スーパーミニウサギ」なみに小さな子も生まれる可能性があるということなのです。

ちなみに我が家のさっちゃんですが、生後5ヶ月経った今でも片手で持てちゃうくらいの小ささです。近所のペットショップに同じネザーランドで誕生日も同日という子がいるのですが、その子に比べるとまるで親子並みに大きさが違います。

これはもしや、スーパーミニウサギ(実際にはネザーランドドワーフなのだけれど)と呼んで良いのでは?と思い始めています。次男坊のチビもかなり小さかったことを思い出すと、そういえばあまり大差ない大きさ。

ミックス(ミニウサギ)だったチビと純血種のさっちゃん、購入したお店は違いますが、どちらも同じくらい小さい体です。ちなみにさっちゃんは今のところ健康面に問題はなく、内蔵も丈夫なようで一安心です。

もしスーパーミニウサギを購入したいと考えているのであれば、ミニウサギだけではなく、純血種のネザーランドドワーフも候補に入れてみてはいかがでしょうか。

ミニウサギと同じく成長するまで最終的な大きさは分かりませんが、ネザーランドドワーフなので、少なくともそれほど大きくなる心配はありません。もともと彼らの血が入っている子がスーパーミニウサギになることを考えると、出会える確率は高くなるはずです。

スーパーミニウサギの見分け方

さっちゃんを購入した時のことを思い出して、体の小さなうさぎさんを購入するコツのようなものをご紹介したいと思います。

あくまで経験に基づいた情報のみで、スーパーミニウサギ自体が正式な品種として認められていないほど希少なこともふまえ、「このコツを覚えておくと見つけやすいかも?」程度の認識で読んでください。

まず、お店にいる子うさぎを全部チェックします。その中で同じ誕生日や数日しか誕生日が違う子たちを探し、大人しくてじっとしている子がいないか見てみましょう。

さっちゃんの場合、お母さんうさぎを兄弟たちがモリモリ牧草を食べている姿に隠れていて、最初はお尻しか見えませんでした。店員さんが取り出してくれたのを見てみると、すごく小さく、大人しかったです。

今でこそ元気に走り回る子ですが、とにかくお店にいたころは大人しく、牧草も思い出したころに隅っこでしれっと兄弟たちが寝ている隙に食べる程度。それ以外はずっと眠っているような子でした。

さっちゃんを入れて4羽兄弟が一緒にいたのですが、この時点で既に一番体が小さかったです。2番目に小さい子とはそれほど差はありませんでした。しかし、他の2羽とは明らかに違います。誕生日本当に同じなの?と疑うくらいの差でした。

同じような小ささをしていた兄弟とさっちゃんで、どちらをお迎えするか迷った私に店員さんが言ったのが、「こっちの子(ちょっと大きめの子)は顔が四角っぽいから、大きく育ちそうですね」でした。

色々話を聞いてさっちゃんにした結果、今に至ります。この経験とチビをお迎えした時の経験から、スーパーミニウサギを見つけるコツは、次のとおりです。

  • 耳が小さい
  • 顔が小さい
  • 大人しい
  • 他の子より体が小さい

チビは耳の大きさは他の子と大差ありませんでした。しかし、さっちゃんはどちらかというと小さめ。さっちゃんの場合、お母さんは「他の子より大きい」と言われていたにも関わらず、さっちゃんは小さい体のままです。

顔の形については「丸い子がスーパーミニウサギになる可能性がある」と言ううさぎ専門店の方もいるのですが、個人的に経験上、チビもさっちゃんもシャープな印象でした。

顔の形よりもむしろ、小さいか大きいかを見てみてください。さっちゃんと迷った子(丸顔に育つと言われた子)や他の兄弟たちは、顔もさっちゃんより少し大きかったです。

これに加えて仕草もおとなしく、子うさぎの段階で既に他の兄弟より体が小さ目であれば、スーパーミニウサギや小さい体の子になる可能性が高くなります。

もちろん、あくまでミックスの中で偶然生まれるスーパーミニウサギと違い、純血種の場合はネザーランドドワーフなど特定の品種名のままです。見た目が小さいか大きいかの違いになるだけなので、名称にこだわらない方は純血種の中でも探してみてください。

※スーパーミニウサギについては、以前に別の記事でもご紹介しています。そちらもぜひ見てみてください。
→→『小さい雑種スーパーミニウサギって?~うさぎの大きさ~』へ

純血種うさぎの血統書が届いたよ

さて、いよいよ本題のうさぎの血統書についてご紹介します。うさぎ専門店でうさぎを購入した時、血統書はすぐにはもらえません。後日郵送で送られてきます。

これはアメリカの専門機関に届出を出して発行してもらわなくてはならないためで、2~3ヶ月程度かかります。我が家のさっちゃんは、3ヶ月と少しかかりました。

もし「購入したのに血統書が届かない」という場合は、アメリカでの発行なので、混んでいるのかもしれません。4ヶ月ほど待っても何の連絡もないようであれば、うさぎを購入したお店に問い合わせましょう。

ちなみに、届いた血統書はこちらです。(個人情報にあたる部分は画像加工で消してます)

思っていたよりあっさりとした紙面。というより、最初まったく見方が分かりませんでした。同封されていた説明書によると、右側の列が曽祖父&曾祖母、その左隣がおじいちゃん&おばあちゃん世代のうさぎのデータ。

真ん中が両親で、左端が我が家の子だそうです。

なるほど、確かに左端のデータは誕生日などが我が家の子と同じです。

ARBA(アメリカのうさぎに関する団体)の登録番号やうさぎの性別、カラー、品種、生年月日などが掲載されています。両親から前の世代のうさぎは体重まで判明している上、ラビットショーで優秀な成績をおさめた場合も記載されます。

我が家のさっちゃんは特にショーで活躍した家族はいないようです(笑)まあ可愛くて健康なので十分有難いです。

うさぎを購入したお店によって、ブリーダー個人が発行している簡易的なものとアメリカの専門機関で発行されるものとに分かれます。将来ラビットショーに出したいと考えているのであれば、専門機関で発行してもらえるお店を選びましょう。

この血統書、普段はまったく活用することがありませんが、ラビットショーに出す場合と、ARBAに会員登録する際に必要です。ARBAは一般人でも会員登録でき、すでに世界中で多くの人が会員登録をしています。

日本でも会員は多く、ARBA主催のラビットショーが日本国内でも定期的に開催されるほどです。このARBAに会員登録する時に、3世代前までの血統が分かる血統書と入会日が必要となります。

うさぎが好きで、こういったイベントや機関に興味がある方は、参加する時のためにも血統書は大事にとっておきましょう。

まとめ

血統書を見る限り、さっちゃんの両親世代も祖父母世代も、これといって体の小さな子は見当たりませんでした。が、どういうわけかさっちゃんだけ体が小さいというミラクル。

動物病院でも健康は証明されているので、なんらかの異常というわけでもなさそうです。エサももりもり食べているし、こういう体質なのかもしれません。

スーパーミニウサギなど体が小さいうさぎを飼いたいと思っている人は、ミニウサギだけではなく、ネザーランドドワーフもチェックしてみてはいかがでしょうか。

私のように、「お母さんは大きめの子」と言われていたのに、何故か本人は兄弟で一番小さいという、おもしろいうさぎちゃんに出会えるかもしれません。

同じ両親から生まれても一羽一羽色も性格も、体格も違ううさぎは興味深くて可愛くて、素敵な生き物です。ぜひお気に入りの子を見つけて大事にしてあげてください。

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