夏のうさぎ用ケージのお掃除にカンファペットがおすすめ!実際に使ってみた感想

こんにちは、管理人のうさぎぱんです。そろそろ暑い日やじめじめ湿気の多い日に悩まされる時期ではないでしょうか。そんな時に注意したいのが、雑菌やカビ、虫の繁殖です。

夏はうさぎのケージも雑菌やカビ菌が繁殖しやすく、不潔にしていると虫までわいてくる危険があります。放置していると恐ろしい病気になる可能性もあります。

今回は、そんな危険を少しでも減らすためにお掃除で使える消臭殺菌スプレーについて、実際に購入してみたので効果や使い勝手などをレビューします。

夏に消臭や殺菌スプレーが必要な理由~菌やカビや虫の危険~

何故、夏にうさぎのための消臭殺菌スプレーが必要なのかですが、次のようなトラブルが現れやすいのが、やはり気温や湿度の高い夏場だからです。

  • 糞や尿が臭くなりやすい
  • ケージ内も臭くなりやすい
  • 菌が繁殖しやすい気温
  • カビが繁殖しやすい湿気
  • 異臭や不潔さで虫がわく
  • 虫が原因でうさぎが病気になる

まず、みなさんはトイレの掃除はどれくらいの頻度で行っているでしょうか。理想としては毎日なのですが、忙しいとついつい後回しにしてしまう人もいるはず。

私が持っている飼育本のアンケートコーナーでは、2~3日に1回のトイレ掃除が最も多い頻度でした。気温や湿度の低い秋から冬にかけてはそれでも問題ないかもしれませんが、夏はそうはいきません。

真っ先に挙げられるのが異臭の問題です。湿気が高いとにおいがこもりやすく、加えて気温が高いと糞尿が腐りやすくなります。そのため、夏場は半日置いただけでもうさぎのトイレから異臭が発せられます。こもったにおいでケージ自体がにおうことも。

もちろん、においがあるということは、原因となる糞尿があるということです。高い気温と湿度は糞尿が腐るのに適している上、雑菌も繁殖しやすくなっています。

トイレに菌が発生するだけなら掃除するし問題ないと思うかもしれませんが、増えるのはカビ菌も同じです。トイレ掃除で雑菌ごと糞尿を片付けても、カビから飛んだ空気中の胞子までは掃除しきれません。

カビ菌はうさぎの体だけではなく、人間にも有害です。うさぎのトイレ掃除をする度にカビ菌やその胞子を吸い込んでいると、肺炎のリスクが高まります。

実際、室内のカビを日常的に吸い込んでいた人の死亡例があります。その人はうさぎを飼育していたわけではなく、換気や掃除の仕方に問題があったのですが、カビが原因となっている点は無視できません。

腐りやすい糞尿と、それによる異臭や雑菌、カビは不潔です。人間が病気にならなかったとしても、虫を呼び込んだりうさぎが病気になる危険もあります。

ただでさえ、夏の暑さでうさぎは体力が低下する時期です。そこに雑菌やカビ菌、虫などによるダメージまで加わると、命に関わることもあり得るのです。忙しくても、せめて夏場だけでもこまめにケージやトイレを清潔にしてあげてください。

ちなみに、トイレの不潔さによって発生する虫が原因の病気については別の記事で詳細をご紹介しています。多少グロテスクな内容も含みますが、今後のためにもぜひ参考にしてください。
→『ハエウジ症をトイレ掃除で予防』へ

うさぎ用の消臭殺菌にカンファペットを選んだ理由

雑菌やカビ菌、そしてにおい対策にカンファペットを購入してみました。前々から成分の安全性やパッケージの可愛さに気になっていたのですが、グルーミングに使っていた『PURELA ピュアサイエンス』が掃除にも使えたので、ちょっと迷っていました。

が、最近よく通っていたうさぎ専門店にカンファペットの姉妹品、カンファスイが置いてあるのを見つけまして。うさぎ専門店も使っているのなら、カンファペットの効果は高いのだろうな、と思ったのがきっかけです。

成分はピュアサイエンスがハーブ配合で天然のケア用品となっているのに対し、カンファペットは水と次亜塩素酸ナトリウム、酸性剤。完全に無香料な配合内容でした。

ピュアサイエンスはあくまでグルーミングなど体のケアに使うものなので、殺菌効果を考えると掃除用アイテムとしてはカンファペットの方が最適です。ピュアサイエンスもトイレ掃除での消臭には効果的でしたが、殺菌効果まではいまいち不明です。

価格を比べるとカンファペットの方が1,000円ほど安い上、詰め替え用パックつきだったので、掃除で思い切り使えそうだという点も高ポイントでした。ピュアサイエンスはグルーミング用に、カンファペットを消臭殺菌用に改めて購入することに決めました。

他にもペット用消臭剤や殺菌剤は市販されているのですが、正直に言うとアルコールが配合されていたりと安全性に疑問が残る製品ばかりです。

とくに以前ペレットの中に犬だか猫だかのエサが混入していた某社。こちらが販売しているスプレーは不安なので絶対に使いたくありません。大手なのでどこのペットショップにもありますが、我が家では一度も購入したことがない商品です。

成分的にも、商品管理能力的にも市販品は不安なので、今回は通販でしか購入できませんが、成分にアルコールの入っていないカンファペットを試してみることにしました。

うさぎのケージにカンファペットを試してみました

さっそく届いた商品を開けてみると、スプレー式の本体と詰め替え用パックがしっかり梱包されていました。

公式サイトの写真では分かりにくかったのですが、実物はパールのような光沢のあるボトルでした。パッケージのワンちゃんのイラスト、箔押しになったヒゲが印象的です。制汗スプレー缶ほどの大きさなので、女性やお子さんでも持ちやすいです。

さっそく使い勝手を試してみることに。我が家の三男坊、さっちゃんのアルミプレートを拝借。

さっちゃんは体が小さく、トイレは網に爪を引っ掛けそうなのでペット用シートに直接トイレをしてもらっています。そのため、たまに足の裏がおしっこで濡れてしまうことも。濡れたままケージ内を歩くため、避暑用のアルミプレートにもおしっこの汚れがついてしまいます。

今回は、このアルミプレートにカンファペットをスプレーしてみました。

まずはスプレー前の状態。光に当てると汚れが見えます。そこにカンファペットをシュッシュとスプレー。

スプレーした途端にあたりに広がったのは、プールのようなにおい。材料に含まれる次亜塩素酸ナトリウムの影響で、プールの水を思わせるようなにおいがします。色は透明で本当にプールからくんできた水のよう。

たっぷりスプレーした後は、ティッシュでアルミプレートについたおしっこごと拭き取ります。アルコールを含まないので、拭いている途中で水分がどんどん蒸発していくということはありません。おかげでスプレーを追加せずに拭き取れました。

拭き取った後はこの状態。少しおしっこの痕が残っています。この後、凹凸のあるダスターで改めて拭くときれいになくなりました。においは全くなく、残ったのはさっちゃんの爪でできた小さな傷のみ。

拭き取るとプールのようなにおいも消え、恐る恐るさっちゃんのケージ内へ戻してみました。

ネザーランドは好奇心が強い一方で結構警戒心が強く、見慣れないものにはしばらく近づいたりしません。そのため、もしカンファペットのプールのようなにおいが残っていたら警戒して乗らないはず。

我が家のさっちゃんは家にきてまだ1ヶ月足らずなので、余計に警戒心が強いです。大丈夫かなと不安だったのですが、ケージ内に戻すと何の警戒もなくアルミプレートに乗ってくれました。

自分のにおいがないことに違和感。でも怪しいにおいはしないようで、すぐにその場でリラックスして座ってくれました。

スプレーした瞬間は「プールっぽいにおいがする。大丈夫かな?臭がらないかな?」と心配だったのですが、拭きとって掃除を終えればプールのようなにおいも消え、おしっこのにおいも消えていました。

これといったにおいは一切なく、消臭剤としての力をしっかりと実感できました。もし別のにおい(ハーブの香りなど)でごまかすタイプだったのなら、うさぎは警戒して近寄らなかったでしょう。

きちんと拭き取ればにおいが一切残らないカンファペットは、消臭力に加え、カンファペット自体のにおいの点でもうさぎに優しいことが分かりました。

カンファペットは本当にうさぎに安全か?

成分で次亜塩素酸ナトリウムが含まれている点に心配を感じた人もいるかもしれません。それもそのはず。この成分、使い方を間違えると有毒になる成分なのです。

本来は水と混ざると有毒ガスを発生するため、カンファペットの「成分:水、次亜塩素酸ナトリウム、酸性剤」と書かれているのは疑問を感じます。実は、ここがカンファペットの凄いところなのです。

通常の方法で水と合わせると有毒ガスを発生する次亜塩素酸ナトリウムを、独自の技術で安全に水と配合することに成功したのが、姉妹品であるカンファスイです。

カンファスイはうさぎ専門店でも取り扱いのある安全性の高い商品で、それをさらにペット用に改良したのがカンファペットです。この水と配合する技術は東京都からも表彰されており、確かな技術であることが公的に証明されています。

つまり、東京都からもうさぎ専門店からも安全性が認められているのです。

市販品の消臭剤はアルコールが含まれていたり、濃度によって有毒になる成分が配合されていたりします。そのようなものは安価で手に入りやすく、通販の手間もいりません。

しかし、安くて簡単に購入できる反面、うさぎにとって安全ではないものばかりです。うさぎの薄い皮膚に触れる場所にアルコール入りのものを使うのは危険なのに、何故か市販のうさぎ用消臭用品にはアルコールが使われています。

そのようなものを使うよりは、多少高くても安全だときちんと認められているものを選ぶことをおすすめします。

関連記事:カンファペットの効果と評判の高さを徹底検証 ~うさぎなどペットに安心して使用できる理由~

うさぎのケージ内にカンファペットを使ってみた感想まとめ

今回、ご紹介したのはアルミプレートにカンファペットを使った時の感想でした。おしっこのにおいは消え、清潔なアルミプレートになり、うさぎも違和感なく上に乗ってくれました。

スプレーした瞬間はプールのような凄く濃い水のにおいがしましたが、水分を汚れと一緒に拭き取るとそれも消えました。

アルコール入りのように揮発性はなく、カンファペットはスプレー後に拭き取る必要があります。そこを面倒だと思う人もいるかもしれませんが、拭き取ると掃除にもなるので、むしろ使い勝手は良いと思います。

トイレ掃除やうちのようにアルミプレートの掃除、ケージの掃除などにも使えます。スプレーして拭き取るとケージについたカビの胞子もしっかり拭き取れますし、虫の卵なども取り除けます。ぜひ掃除に使ってみてください。

とくに、うさぎのようなデリケートな生き物は新しいにおいに敏感です。においでごまかすタイプの消臭剤などは警戒される可能性があります。カンファペットは食品の洗浄にも使われている成分なので、うさぎの食器にも使えます。

石鹸や洗剤でうさぎの食器を洗うより、においを残さず消臭と殺菌ができるカンファペットを使ってみてはいかがでしょうか。

今回試してみた消臭殺菌スプレーはこれ

使ってみたのは、カンファペットというペット用の消臭殺菌スプレーです。

>>『カンファペット』公式サイトへ

うさぎ専門店の中には姉妹品のカンファスイを取り扱っているところがあるので、そちらを購入するのも良いでしょう。ただ、カンファペットの方がよりペット向きに調整されているので、一層安心して使えます。

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