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離婚調停

実際に離婚調停をした流れ・期間・費用について体験談をお話しします。

年齢:50代
家族構成:息子2人
離婚する理由:夫が浪費家かつ暴力があり、さらに私に無関心だったため。

苦しかった離婚までの道のり。調停で争うには、もうわずかな力しか残っていませんでした…

私は、2児を持つ50代の母親です。

今から10年ほど前に主人と離婚し、現在は子供たちは巣立ち、派遣で働きながら一人暮らしをしています。

離婚のきっかけ

主人とは、恋愛結婚で一緒になりました。

付き合い始めのころは、優しかったのですが、婚約が終わり、結婚式が近づいてくるにつれ、横柄な態度や、私を見下すようなところが目立ち始めました。

もともと良い家柄の人でしたから、私のような平凡な家の人間とは合わなかったのかもしれません。

趣味のスポーツが生きがいで、一年のほとんどの日数をその時間に使い、子育てにも全く協力してくれませんでした。

また、気に入らないと、怒鳴る・子供に手を上げる、ということもあり、私は子どもを守るのに必死でした。

そして、もともと見栄っ張りなところがあったのか、カードで買い物することが多く、だんだんとその支払いに追われるようになりました。

もっと詳しく書いた記事もありますので、ご興味がある方はお読みください。

借金返済のためにキャッシング…浪費家の夫と離婚して借金500万から200万まで減らした体験談。

その当時の私はいつもいつも、お金の心配ばかりをしていたように思います。

そんな中でも、子どもたちは明るく素直な子に育ってくれました。

そして、下の子が県外の大学に行くことが決まった時のことです。

「子どもが家を出た後、この家で主人と二人きりで過ごさなければいけないんだ…。」

ということに気が付いたとき、ものすごい恐怖感が心の奥底から湧き上がってきたのです。

それでもまだ、我慢をしようとしていました。

その当時、私はすでに鬱状態だったと思います。

勇気を出して初めて訪れた心療内科で、医師から聞かれました。

『子どもさんが県外に行った後、ご主人との生活を想像できますか?』

仲睦まじく、助け合う姿など、想像できませんでした…。

それでも家に帰って、鬱を治すには、家族の理解と協力が必要なことを話し、パンフレットを渡しました。

そしてー。

大して話も聞かないまま、主人はそのパンフレットを机の上に放り投げたのです。

これが、離婚の決定打になりました。

離婚調停の手続きと費用について

離婚を決めて調停が始まる頃には、もう心はボロボロで、ひとりで運転も出来ないほどでした。

姉に付き添ってもらい、裁判所に手続きに行ったのを覚えています。

まず最初に、離婚調停申立書という書類があるので、その書類に記入しました。

他に必要な書類は、家族全員分が記載されている戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)です。

他にも収入印紙や切手(裁判所からの連絡用)などが必要でした。

金額的には、おそらく全部合わせても5000円かからなかったくらいだったと思います。

些細なことですが、裁判所に行くということは、とても勇気がいり、また思った以上に疲れます。

ですので、2度手間にならないように実際に自分が申し立てをする裁判所に、何を準備していけば良いか、問い合わせをして確認することをおすすめします。

離婚調停の流れ

申し立てを行うと、それからだいたい1~2ヶ月後に、書面により裁判所に双方が呼び出されます。

私の場合は、ちょうど1ヶ月後でした。

裁判官1名と調停委員男女各1名の3人でした。

時間的には、すべて終わったのが2時間程度だったと思います。

部屋には主人と私がそれぞれ順番に入り、離婚したい理由や、今後どうしたいかなどを聞かれました。

主人は子どもの親権を渡すことにはあっさり合意しましたが、慰謝料に関しては、お金がないの一点張りでした。

私ももうこれ以上は争う気力も体力もなく、慰謝料はいらないと言ってしまったのです。

その時、調停委員の方は、あとあときっと困ることになると思うから、きちんとここで話し合うべきだと何度も言ってくださったのですが、ここで主人と争うとなると、また裁判所まで出向かなくてはなりません。

何度も言いますが、本当に限界でした…。

そして、私は調停委員の勧めを断ってしまったのです。

今思えば、あと一頑張りしていれば後々に訪れるさらなる借金生活は来なかったかもしれない…と、後悔しています。

ただ、そのおかげで、調停は1回で終わらすことが出来ました。

離婚調停の注意点について

私が裁判所へ行くのを怖がったのには、理由がありました。

最初、インターネットで手続きについて調べた時、体験者のブログを多く読む機会がありました。

そのほとんどが、調停委員からの圧力的な言葉に涙が出たとか、理解してもらえなくて本当に辛い思いをしたとか書かれていました。

確かに、調停委員も人間ですし、自分の主張だけをしてくる人がいたら、嫌にもなるでしょう。

それでも、それを聞くことがお仕事だと言ってしまえばそれまでなのですが。

私が心がけたのは、感情的にならず、すべてを正直に話すことと、自分の悪かったことについては、素直に認めることでした。

ですので、調停の場で嫌な思いをすることはありませんでした。

それと、時間厳守です。

みなりも華美でなくて良いので、きちんと整えていきましょう。

調停委員は、そういうところもすべて見ていると感じました。

『お見受けしたところ、奥さんは身なりもきちんとされているようですし、話す内容にも嘘は感じられないので…』という言葉を何度か使われていたのです。

離婚調停を考えているあなたへ

まず、別れると決めたのであれば、どんなに辛くても、最後まで争いましょう。

私のように、慰謝料を請求しなかったために、のちのち多額の借金を背負ってしまうことにもなりかねません。

そして、子どもさんがいる場合には、その子どもまで金銭的な苦しみを受けることになります。

お金がないばっかりに、子供の将来の選択肢が無くなってしまう…。

本当に、それは避けたいことです。

そして何より、プロの勧めること(今回の場合は慰謝料請求の件)に素直に従ってみることです。

将来、困ることになると言ったプロの話は、本当でした…。

離婚には、ものすごいエネルギーが必要です。

でも、諦めることなく、最後までその意思を貫いて、幸せになってくださいね。

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