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過払金請求(自己)

過払金請求を自分でしてみた体験談。「子供の教育費が足りない…!」

年齢:50代
家族構成:息子2人
過払金請求をする理由:浪費家の夫との離婚と子供の学費が払えなかったため

過払い金返還請求と借金で苦しんだけれど、結果的にそれがなければ子どもを大学に行かせる資金は調達できませんでした。

私は現在、50代の女性です。10年ほど前に浪費家で借金を作り回っていた夫と離婚をして子供を連れて家を出ました。

そして、今は一人暮らしをしております。

私の借金に追われる体験談について時系列でざっと話している記事がありますので詳しくはこちらをお読みください。

借金返済のためにキャッシング…浪費家の夫と離婚して借金500万から200万まで減らした体験談。

今回はそんな私が離婚前に子供の教育費を払うために経験した過払金返還請求の体験談をお話しします。

当時780万あった借金を義両親に返済してもらう

離婚する前、私たち夫婦には、多額の借金がありました。返しても返しても追いつかず、毎日毎日借金のことばかり考え、ついに私は体調を崩し、うつ病にまで追い込まれました。

そして、どうしても立ち行かなくなった私たちは、義両親に頼みこんで借金をすべて返済してもらうことにしたのです。

借金からは逃げられましたが、義両親からは、かなり厳しく叱責されました。

それはそうですよね。

義両親にしたら、まさに寝耳に水。本当に驚かせたし、辛く、嫌な思いをさせたと、離れた今でも申し訳なく思っています。

でも私自身は、原因を作った主人からも責められ、それが本当に辛い毎日でした。

そして、それから9年が過ぎたころー。

子どもの入学金を工面するために、過払い金請求をすることにした

子どもが県外の、しかも私立に進学することになりました。奨学金ももらえるように手配をしましたが、入学するまでの費用もとんでもない金額が必要でした。

当時の私は、とにかくもう借金はしたくありませんでした。でも、体調も悪くしていたため、そんなにバリバリ働くことも出来ません。

「どうしよう…。」

そんな時、テレビのCMで借金の過払い金請求を知ったのです。

過払い金請求は、完済してから10年以内であればできるそうです。

私の場合、完済してから9年が過ぎていたことは分かっていたので、一日も早く請求をしなければなりませんでした。

自分で過払金請求を調べて請求することを決意

過払金請求をすると決めたのはいいのですが、いろいろな問題もあり自分で調べて請求をしてみようと決意します。

その理由は、

  1. プロに頼むと、手数料がかかる
  2. いくら返ってきたか、主人に知られたくなかった

です。

どれぐらいの金額が戻ってくるかも想像がつかなかったので、とにかく少しでも多く手元に残しておきたかったのです。

例え1円でも足りなければ、子どもを大学に行かせてやることは出来ませんからね。

また、そのお金を充てにして、主人にまた浪費をされたら困ると思ったからです。

そして、私は本屋さんで実際に個人で過払い請求をすることができる本を見つけました。

まずは、その本のとおりにやってみることにしたのです。

どのような手順で過払い金請求をしたのか

ではここからはどのような手順で過払金を請求したかご紹介していきたいと思います。

①過去に借りていた、すべての金融業者に借入明細を請求した

当時は過払い請求がテレビ等でさかんに報道されていましたし、請求に対しては、業者は必ず開示しなければなりません。

私は、信販会社やサラ金も含め、8社から借り入れをしていました。

そして、そのほとんどからは明細が届きましたが、中には何度連絡しても知らん顔を決め込み、やっと送ってきたと思ったら、借入した日も金額もデタラメ、うその明細だったということもありました。

②正当な利率で計算しなおし、差額を返還請求した

今でこそ、利率は18%と決まっていますが、私が若いころには信販会社でもとんでもなく高い利率の会社がありました。

それを正規の利率で計算しなおし、各会社に配達証明付きの郵便で送りました。

これは、そんな手紙は届いてないと言われては困りますので、相手が郵便を受け取ったということを証明するために必要だからです。

③過払い金だけを請求し、過払い金に対する利息は請求しないと明記した

これはどういったことかと言いますと。

例えば、過払い金が10万円だったとします。

そして、その過払い金10万円に対して、支払ってから請求するまでの間の利息もプラスで請求するということです。

当時は、この過払い金+過払い金に対する利息請求が主流だったと思います。

ただ、それにしてしまうと、裁判でものすごく時間がかかるということも聞いたことがありました。

私の場合は、子どもの入学準備金を少しでも早く整えたかったので、過払い金のみの請求にします。

なので、請求書に「今後それ以上の請求は致しません。」と明記して送りました。

結局、それが功を奏したのか、早い会社では、2週間ほどで解決したところもありましたし、ほとんどが一ヶ月くらいでカタがついたと記憶しています。

振り込みがされるまで、すべて書面だけで終わった会社はありませんでした。

電話がかかってきて、そこからは金額の交渉をしました。

でも、脅されるようなことは一度もありませんでした。

結果、280万円近いお金が戻ってきた

義両親に払ってもらったお金は、8社合計で780万円ほどでした。

でも、それは最終で払ったお金で、どれくらいの利率で、どれだけの金額をどの程度の期間借りていたのかによって、戻ってくるお金は全然変わってくるはずです。

ちなみに、私が過払い金請求するのにかかったお金ですが、本代(多分千円~千五百円)と切手・郵送代金。

それとコピーのお金と交渉時の電話代くらいなものなので、一万円でお釣りがくる程度でした。

いま借金や支払いに困っている方へ

とにかく、私の場合は子どもを大学に行かせたかったので、恥ずかしいなどと考える余裕はありませんでした。

過払い金の請求を完済した場合には、完済後10年間しか過払い請求が出来ません。

もし迷っている方がいらっしゃるなら、すぐにでもやるべきです。

特に私は自分ですべての手続きをしたので、約一万円の初期費用で、280万円近いお金を回収することが出来ました。

ただ、弁護士ではなく個人からの請求でしたので、悪い業者は、のらりくらりと逃げ通しました。

これについては、もう仕方がないとわりきりました。

ですので、このような悪徳業者を逃がさないためには、弁護士に頼むのが一番確実です。

わずらわしい手続きや交渉からも解放されますからね。

それに、時間が経つと倒産している業者もありますから、一日も早く、払い過ぎたお金は確実に、きっちりと弁護士さんに回収してもらいましょう。

ますは、プロに相談。これが一番です。

 

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