お金に困ったら見るブログ 〜極貧乏脱出方法まとめ〜

お金がなくなり窮地に陥ってから復活した人の体験談を紹介 貧乏から脱出する方法、貧乏にならないための情報を提供していきます。

カードローン

大学院生でキャッシングを利用し借金漬けに・・・簡単に審査が通るカードローンの怖さ

初めまして。前回「キャッシング地獄、借金生活から復活したときの話」の記事を書いたものです。

今回はキャッシング、カードローンというものがいかに簡単に利用でき、そして簡単に借金漬けになってしまう怖さについて書きたいと思います。

皆さんはキャッシングというものをご存知でしょうか。「名前だけは聞いたことがある」「何かよく分かんないけど怖そうなイメージ」「CMでよく見かける」など、それぞれの考えをお持ちでしょう。

今回はそんなキャッシングについての話を私の経験を基にお話しさせていただきたいと思います。皆さんがキャッシングを行うかどうかの参考にしていただければ幸いです。

初めて利用したのは大学院生の時

貧乏脱出体験談でも書きましたが私が初めてキャッシングを利用したのは大学院生の時でした。

当時は研究室の研究の関係で固定のバイトをすることが難しかったため、毎月入ってくるお金は奨学金しかない中で何とかやりくりをして生活していました。

しかしある時、複数の冠婚葬祭や友人との旅行など、大きな出費を必要とする出来事が同じぐらいの時期に重なってしまうということがありました。

当然手持ちのお金だけでは対応することができません、そこでそれらの出費に対応するために、消費者金融でのキャッシングを利用することに決めました。

1回借りて返済を終えた後は利用しないでおこうと決めていたので、どこの消費者金融にしようかと深く考えた記憶はあまりありませんが、CMで見たことがあり、家の近くにも無人契約機があるという理由でアコムを利用することに決めました。

今考えると本当に軽い気持ちで決めたなと思います。

非常に簡単な手続きでお金が借りれちゃいます

キャッシングを利用すると決めてから申し込みをするまではすぐでした。

ネットで申し込みができるということも調べて分かっていましたからね。とはいえ当時の私は月々の収入と言えば先ほど申し上げた奨学金しかないような状態でしたので、キャッシングにつきものの「審査」に受かるかどうかは少し心配でした。

ネットで申し込みをしてから約1時間後ぐらいに無事審査に通過したという連絡が来た時には正直ホッとしました。

その後は案内に従って、無人契約機のところで最終的な契約を行ったのですが、これも10分ほどで終わってしまいました。無人契約機で行ったのは、オペレーターの人と離しながら契約書に色々記入したことと、本人確認書類を提出したことぐらいですね。

申し込んでから1時間半ほどですべての作業が終わり、10万円を借りることができました。

当時の感覚では本当にあっという間という感じでしたね。

ついもう1回利用してみようという気持ちに

その時は借りた資金を用いて山場を乗り切ることができたのですが、借りる前に考えていた「1回利用して返済したら後は利用しないでおこう」という気持ちには少し変化が生じていました。

当時の私の毎月の奨学金は8万円ほどだったのですが、それよりも多くの金額をわずか1時間半ほどの手続きで借りられることができたのが驚きだったのです。

今私は「借りられる」という表現を用いましたが、当時の私は正直「借りられた」ではなく「手に入れた」に近い感覚だったと思います。

消費者金融のカードを使い「借り入れ」を行っている時も、自分の銀行口座のキャッシュカードを使いお金を「引き出して」いるような感覚でした。

ただ、当時は限度額も10万とそこまで大きな金額ではなかったため、借り入れが多くなりすぎて返済できないというような事態には陥りませんでした。しかしむしろこの時もっと痛い目を見ていた方がよかったのかもしれません。

しかし・・・・限度額を上げてより多額のお金を借り入れするように

その後社会人になって毎月きちんとした収入を手にするようになった私は、あることを考えるようになります。

それは「キャッシングの限度額を上げられないか」ということです。

特にお金に困っているわけではなかったのに限度額を上げようなどと考えている時点で、すでに私の頭はキャッシングに毒されていたわけですね。

しかし現実として限度額を上げる申請は通り、より多くの金額をキャッシングで利用できるようになりました。

そこから先は早かったですね。

今度は「別の会社からもキャッシングができないか」に変わり、さらにそこの限度額も上げていき・・・となり最終的には3社から120万円の借入を行った段階で、私にはそれを返済する方法が残されていませんでした。

冷静に考え、計算すれば簡単に分かるはずなんです。新社会人1年目で月収が二十数万円の若僧が120万円の借金を行ってしまえば返済ができなくなることぐらい。

しかし当時の私は既にまともな思考ができない状態にあったようです。とにかく金のことしか考えられないような状況になってしまっていました。

借金の返済を行うために同僚の財布を盗もうと思ったことも一度や二度ではありません。しかし私に残されていた僅かな正気が、何とかその一線を越えるのを押しとどめてくれました。

キャッシングを利用しよう思っている方へ

これが私の経験したキャッシングの体験談です。

120万円の借金を作ったものの、なんとか返済を終えることはできましたが、返済にかけた2年間ほどはまさに地獄そのものでした。

参考:キャッシング地獄、借金生活から復活したときの話~カードローン依存症被害~

私個人の意見としては、キャッシングを行うことはオススメしません。

自分は意志が強いから大丈夫、という人もいますが、人間の意志なんて思った以上に脆いもんです。それは体験した自分がよく分かっています。

みなさんもキャッシングを行おうと思う際には本当によく考えて「自己責任で」行うようにしてください。