お金に困ったら見るブログ 〜極貧乏脱出方法まとめ〜

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カードローン 男性 貧乏脱出体験談

キャッシング地獄、借金生活から復活したときの話~カードローン依存症被害~

2016/07/18

はじめまして、私は現在30代の男性でネットを中心とした広告代理店で働いています。

私の場合、お金が無くて窮地に陥ることになったそもそもの原因は大学院生の頃から利用し始めたキャッシングでした。使い始めの頃は学生だったこともあって限度額10万円ぐらいで使っていたので特に問題なく利用できていたのですが、社会人になって上限額を上げてからは状況が一変してしまいます。

それもこれも自分の計画性の無さが原因なのですが、願わくばあのころに戻って当時の自分にストップをかけてやりたいです。

カードローンであっという間に返済遅延をするように

働き始めると給料ももらえるので、学生の時には難しかったキャッシングでの上限額アップの審査にも簡単に通るようになりました。

その結果最初は1社10万円での利用だったのですが、借り入れる金額も、利用する会社の数も増えていき最終的には3社で120万円ほど借り入れがあるような状態になってしまいました。

⇒大学院生でキャッシングを利用し借金漬けに・・・簡単に審査が通るカードローンの怖さ

キャッシングというのは「お金が苦しい時に利用する」というのが普通なのでしょうが、その頃の私はそうではなく「ただ使えるから使う」という状況で買いたいものを買い、食べたいものを食べていました。

お金を「借りている」のではなく「自分のもの」だというような感覚に陥ってしまい、「計画的な利用」なんて概念は頭の中に微塵もありませんでした。

当然そんな無計画な借り入ればかりを続けていてはうまくいくはずもありません。

あっという間に返済に困るようになり、四六時中お金・返済のことばかり考えるようになってしまい、会社では表情に生気がないと心配され、仕事も手に着かずミスを連発するようになってしまいました。

仕事も辞めて0からのスタート 倹約生活で全額返済を目指す

仕事のミスが重なり職場にもいづらくなってしまったので、まだ入社して2年ほどしか経っていませんでしたが当時の職場を辞めることにしました。

ただ、辞めてどうするかということは全然考えていませんでした。

漠然と「仕事辞めないとまずいなぁ・・・」と思っていただけです。実際は仕事を辞めてしまえば給料も無くなってしまうので本当は辞めないほうがよかったのでしょうが。

しかし、そのままボーッとしていても返済しなければならないお金が無くなるわけではありません。仕事を辞めている間に全て返済しよう!と決めてからはいかにして返済するお金を作るかを考えました。

日雇い派遣の派遣会社に登録して行けそうな現場には全て行かせてもらいながら、お金のあるうちに購入していた服や家具などは最低限のものを残して全てリサイクルショップなどに売り払いました。

なおかつ食事もできる限りは自炊にして、スーパーで安売りをしている時にまとめ買いをしてなるべく出費をおさえるようにしていました。

その期間は娯楽らしい娯楽も、人付き合いらしい人付き合いもした記憶はほとんどありません。いかにして出費を抑えて、お金を得るか。

ただそのことだけを考えていたような気がします。

そんな極限生活を1年ほど続けていってようやく完済が現実的なラインになるぐらいのところまでは戻ってこれました。

先輩のツテで今の職場に

親は全ての状況を把握してくれていたので、返済金額が残り15万円ぐらいになったあたりで相談させてもらって一旦借金を肩代わりしてもらいました。

社会復帰に向けた動きを少しでも早くしていくためです。そして両親に対する借金の返済を続けながら、改めて就職活動をしていきました。もちろんすんなりは行きませんでしたし、面接では何十社と落ちました。

しかしそんな時に以前の職場で私の指導担当だった先輩から久々に連絡があり、2人で飲みに行くことになりました。

近況などを話しながら久しぶりの先輩との会話を楽しんでいると、「よかったら俺の知り合いが人事権持ってるところに話してみよか?たぶんお前に合いそうな会社の雰囲気やねんけどな」と言ってくださったので、お願いさせていただきました。

大学時代に勉強してきた内容や、新卒の時の職場とは全く無縁のように思えるところだったため、先輩は私のどこを見て「合っている」と思ってくださったのか不思議だったのですが、結果的に今はその会社でお世話になっているので、先輩には新卒時代の経緯も含めて足を向けて寝ることができません。

そして新しい職場でお世話になり始めてからおよそ半年ほどで、親への借金も全て払い終わることができました。

キャッシング等で借金を抱えている方へ 地道な積み重ねが一番大事

私はここまで紆余曲折を経てきたため改めて思うのですが、お金は決して地面を掘って出てくるものではありませんし、天から降ってくるものでもありません。うまい話だと思っても必ず裏はあります。

お金のことで悩んでも安きに流れず、「地道にコツコツと積み重ねる」ことが一番の解決方法なのだと思います。私は20代の貴重な数年間を棒に振ってしまうことになりましたが、そこで得たこの教訓は無駄ではないと思っています。

しかし他人の教訓から学べるのであればそれに越したことはありません。皆さんには私の経験をぜひ他山の石にしてほしいと思います。

キャッシングの怖さは「大学院生でキャッシングを利用し借金漬けに・・・簡単に審査が通るカードローンの怖さ」について書きましたので、キャッシングを利用しようか考えている方は一度読んでその怖さを理解してから行動するようにしてください。