パチンコにハマった無職男が金欠の窮地から復活した体験談
2017/09/28
金欠には種類があると考えています。まず、次の給料日まで何とか乗り切れるお金が残っているパターンです。このパターンは次の給料日まで何とか過ごすことができれば給料が支給されるため、生活はまだ成り立っています。
一方で、無職状態の金欠はいくら待っても給料日はやってきません。そのため、仕事をしている場合とは比較にならないほど悲惨な状況と言えます。
私は現在30代前半のサラリーマンです。毎月給料をいただいているため、贅沢はできませんが食べることはできています。
しかし、20代の半ばに新卒で入社した会社を退職し、憧れていた東京での生活を実現させるために上京しました。転職先は決まっていない状況でしたが、20代半ばという若さがあるため、転職先は簡単に見つけられる自信を持っていました。
ところが、全く予想していなかった無職状態での金欠に陥ってしまいます。
転職活動が失敗続きの状況でパチンコにハマる
新卒で入社した企業を3年程度で辞めてしまった私は、上京後の転職活動に苦戦していました。東京は国内で最も経済規模が大きく、求人数は豊富です。
これは、親や友人が驚くような企業へ転職可能なチャンスなので、知名度の高さや高条件の企業ばかり狙っていました。しかし、3流大学という学歴や即戦力になれるような経験はなかったので、書類選考で落とされる日々が続いていました。
面接が上手くいかなかったある日、ムシャクシャしていたこともあり、何度か遊んだことのあるパチンコで気晴らしをすることにしました。
すると、投資500円の10回転目で確変の大当たりを引き当て、簡単に10連チャンを達成してしまいました。
獲得した約2万発の出玉を換金したところ、8万円をゲットできました。1時間程度遊んだだけで8万円という大金が手に入ったことにより、パチンコにハマってしまいました。
転職活動よりもパチンコを優先
短時間で8万円をゲットできたことにより、パチンコはおいしい遊びと勘違いしてしまった私は、転職活動よりもパチンコで遊ぶ時間が多くなっていました。勝つこともあれば負けることもあります。
しかし、徐々に負ける回数が増えてしまい、使ってはいけないお金をパチンコに充てていました。家賃や食費、光熱費、借りていた奨学金の返済などを合わせると、最低でも1か月の生活費に10万円は必要です。
上京時の貯金残高は100万円でしたが、仕事をせずにパチンコにのめり込み、負けが続いてしまったことで、ついに貯金残高が10万円を0切りました。
無職状態でこんなにも金欠の状態でしたが、腕時計やゲーム機、漫画などを買取に出し、得たお金までパチンコに使用し、負けてしまいました。パチンコから目が覚めたのは全財産が5千円で家賃や光熱費の引き落としまで残り10日という状況になった時です。
金欠の窮地から復活する方法を検討
パチンコに使用できるお金がなくなり、ようやく頭が現実に戻りました。
しかし、家賃や光熱費の引き落としまで残り10日を切っています。金策としてまず検討したのは親や友達を頼ることです。しかし、親には就職先を退職したことや上京を反対されたため、頼ることはできません。
また、友達からお金を借りるのは情けないですし、1回お金を借りてしまうと対等な関係でいられない気がしました。そのため、親や友達からお金を借りるのは諦めました。
次に検討したのはキャッシングでしたが、無職状態では収入や信用がないため、審査に受かりませんでした。クレジットカードも持っていないため、後払いで買い物することもできません。
どうにもならない状態でしたが、まだ残っていたのが日払いのアルバイトです。
日払いのアルバイトの連続で乗り切る
シフトに入るアルバイトでは口座からの引き落としに間に合いません。
そのため、私には日払いのアルバイトしか残っていませんでした。登録制のアルバイトは知識や経験が不要で勤務可能なため、職歴に穴のある私でも採用してもらえました。運が良かったことにすぐ勤務可能な引越しの案件があったため、口座から引き落としになる前日に何とか入金を終えられました。
パチンコにハマっていた期間は体を動かしていなかったので、引越しの仕事はかなり辛かったです。また、全身が酷い筋肉痛の状態でも交通費を浮かせるため、現場から自宅まで往復3時間の距離を歩いたことも憶えています。
ちなみに日雇いのアルバイト探しにはshotworks というサイトを使用しました。
このサイトは日払いや短期アルバイトの求人が豊富にあります。面接なしや研修なしという条件の求人は採用される確率が高いように感じています。
東京を諦めて地元で転職する
その後も必死で日払いのアルバイトで稼ぎましたが、その日暮らしの不安定さや満足に食べられないこと、気楽に話せる人がいなかったことなど、体調面と精神面が限界に達したため、親に無計画に上京したことを謝罪し、実家に戻りました。
この時は情けない気持ちよりも頼れる人が近くにいることや食べられることへの感謝の方が大きかったです。その後、真面目に転職活動に励み、現在の会社に転職が決まりました。
時々パチンコで遊びたくなりますが、その際は東京で最悪だった無職で金欠な生活を思い出し、自分を制御しています。
お金で困っている人へのアドバイス
私がお金で困る状況に陥ったのは転職先が決まらなかったことが原因ではありません。
遊びで留めておくべきパチンコにハマってしまったことです。
パチンコは遊びで留めておけば大きくお金を失うものではありませんが、短時間で大きく勝ってしまった体験を忘れることができなかったです。
また、本当にお金がない状況に追い込まれてしまうと、その日暮らしの仕事しか選択肢がなくなってしまいます。私は何とか日払いのアルバイトで危機を乗り切れましたが、万が一病気や怪我を患ってしまった場合、日払いのアルバイトすら勤まりません。
ですから、現状で使用できるお金が少ないのであれば、まずは減らさないように無駄遣いを止めることが大切です。
また、投資や投機、ギャンブルではなく、会社勤めや在宅ワークなど、確実な方法で稼ぐことをお勧めします。
まずは日雇いアルバイトを探してみてはいかがでしょうか。
⇒短期アルバイト求人はshotworks