自己紹介
アルバイト当時は20歳の専門学校生でした。
バイトの条件
秘密厳守が出来る方
待遇…日給2万円
バイト現場の地域…愛媛県某所
バイトの仕事内容
簡単に言えば廃墟に行き夜間の見回りを行います。
一応廃墟には某警備会社が入っており監視カメラやセンサーが設置されていますが主だった入り口のみなので入ろうと思えば入れます。
壁が朽ち、窓が壊されており侵入が楽なのでアルバイトはそういった場所を見回り侵入者がいないかを常に監視します。
ただし条件として絶対に廃墟内には入らないで下さいと言われました。
もしも中に入っている人・入ろうとする人がいれば直ぐに警備会社の方に電話し対応してもらいます。
廃墟なのに警備会社が入っておりアルバイトも雇うって中に何があるのだろうかと疑問ではありました。
山の奥の方にあるので車で来ることしかなく夜間なので大体は誰か来たとわかります。
周りには該当も殆どなく民家もあまりないので侵入される前に待ち伏せすることも可能です。
バイトの思い出について
廃墟と言えば思いつくのは心霊体験です。
私のアルバイト先の廃墟も地元では有名な心霊スポットでした。
雇い主からは中に入って荒らさない限り怖い思いはしないから大丈夫と言われましたが山奥の街灯も殆どない薄気味悪い廃墟の周りを歩く時点でかなり怖いです。
もちろん怖い思いをしなかったわけではありません。ある晩いつものように見回りをしていると、2階の窓から若い男女のカップルがこちらを見下ろして笑っているのを目撃しました。
侵入されたと思い急いで警備会社に連絡しました。
10分後警備会社が到着し中を確認しましたが誰もいないと言われました。気のせいだったのかなと思いましたが、その時の警備員の対応に少し違和感を覚えていました。
アルバイトをやめるときに雇い主に聞いてみると教えてもらえました。
警備員が2階の窓のところに行ったときに誰も居ませんでしたが床が抜けていてそもそも人が立つのが不可能だったそうです。
心霊スポットなのかやはり俗にいう不良が10人規模で来たことがありました。
全員が改造されたバイクで爆音を轟かして来たときは幽霊よりも怖かったです。
勿論、隠れてビクビクして警備会社に電話していました。
どうやってそのバイトを見つけたのか?
最初は別の警備員の仕事をしていました学生のアルバイトなのでイベント会場の簡単な警備でした。
仕事が終わったときにオーナーから別の仕事もしてみないかと誘われてそんなアルバイトがあることを知りました。
特に条件はありませんでしたが秘密厳守として5枚くらい用紙に何度も署名をさせられました。
外部に漏れるとやばいらしいですが何がやばいのかは今でも分かりませんが廃墟の警備に年間で数百万円掛かっていると考えれば異常さが見えてきます。
まとめ
廃墟の警備員の仕事は今でもあるらしいですが、異質な仕事なので求人広告などでは募集されていないそうです。
今でもその廃墟は残っているので誰かがアルバイトをしているかもしれません。
※廃墟の警備のアルバイトを取り扱っている求人サイト
⇒タウンワーク、バイトル